　【明慧日本2025年10月2日】韓国の法輪功学習者（以下、学習者）は9月20日、済州島で中国人観光客に中国共産党（以下、中共）による法輪功の迫害を伝える活動を行った。この日、中国からの大型クルーズ船2隻が済州島に寄港すると、学習者は寄港する埠頭で天国楽団の演奏を手配した。韓国各地の学習者に加え、台湾、日本、ベトナムなどからも多くの学習者が活動に参加した。

　午前11時、中国天津港を出発し、2222人の中国人観光客を乗せたクルーズ船「Dream」が済州港に到着した。

　観光客は下船後、埠頭の旅客ターミナル出入口に集合して人数確認を行い、その後ガイドの案内で駐車場へ向かい、観光バスに乗り込んだ。旅客ターミナルの出入口から観光バスまでの約10分間の間に、学習者は観光客に中共による法輪功迫害を伝えた。

　学習者は早くから済州港の埠頭に到着して、最前列で「済州へようこそ」と書かれた横断幕を掲げた。最初の観光客が出てきた時、天国楽団が「法輪大法は素晴らしい」を演奏すると、多くの中国人観光客が笑顔を浮かべて手を振った。勇気ある中国人観光客の中には、楽団の演奏や学習者が掲げる横断幕を熱心に撮影する人もいた。

图1～4：法轮功学员在济州港码头向中国游客展示<span class='voca' kid='62'>真相</span>横幅

済州港で横断幕を掲げ中国人観光客に中共による法輪功迫害を伝える

　学習者は横断幕を掲げながら観光客に手を振り、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と声を上げた。中国語が話せる学習者は観光客と一緒に歩きながら大声で、「中共は中国ではない。愛国は愛党ではない。私たちは皆さんのために来ています。危難な時には必ず『法輪大法は素晴らしい』と心で念じてください」と迫害の事実を伝えた。多くの観光客は聞いた後、喜びの表情を浮かべ、うなずき、親指を立てる人もいれば、自ら学習者と握手する人もいた。

　済州港での1時間20分にわたる迫害の実態を伝える活動を終えた後、学習者はすぐに車に乗り込み、済州島南端の西帰浦・江汀港へ向かった。なぜなら、上海を出発し、5246人の中国人観光客を乗せたクルーズ船「Adora Magic City」が午後2時に到着することになっているからである。

学習者が江汀港で横断幕を掲げ、中共による法輪功迫害を伝える

　港には105台の観光バスが並んでおり、これまでは主に済州の学習者による小規模な迫害の実態を伝えるのが中心だったが、今回は天国楽団を含む約200人の学習者が参加した。開始当初は警察や港湾側から度重なる制限があったものの、学習者は忍耐強く迫害の事実を伝え続け、最終的には彼らの心を動かした。

　ある学習者は、整列している乗務員全員に法輪功迫害の実態を伝えた。乗務員の中には真剣に話を聞き、うなずいて同意を示す者もいた。制服を着たある船員は、以前アメリカで3年間働いたことがあり、法輪功迫害をよく知っていた。「危難の時には『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と心で念じるように」という話を聞くと、彼も頷いて応じた。

　埠頭が狭く、学習者全員が中に入ることができなかったため、一部の学習者は出入口で横断幕を掲げ、観光バスに乗った中国人観光客に見えるようにして迫害の実態を伝えた。5,000人以上の観光客は100台余りの観光バスに分乗し、済州島を8時間観光した後、江汀港に戻り再び船に乗って出発した。

　江汀港での活動を終えた後、学習者は中国人観光客が必ず訪れる済州市内の「新羅免税店」と「ロッテ免税店」へ向かった。夕方、天国楽団はまずロッテ免税店前で演奏を始めた。音楽が流れると、店内の中国人観光客が続々と外に出て、正面入口にあふれながらも彼らは音楽を聴いた。中には、迫害を伝える横断幕やパネル資料を見て、驚きで目を見開く人もいた。

免税店前で迫害の実態を伝え演奏する天国楽団

　続いて天国楽団は、約500メートル離れた新羅免税店の正面入口前でも演奏を行った。こちらも壮観な光景で、多くの観光客が瞬く間に正面入口からあふれ、わずか100メートルの範囲に人の山ができた。新羅免税店に入るには正面入口を通る必要があるため、買い物中の観光客も音楽を聴き、外に出てきてスマートフォンで撮影したり、パネル資料を熱心に読んだりした。中国語ができる学習者は人混みを縫うように中共による法輪功迫害の実態を伝え、多くの中国人観光客がその場で「三退」を行った。