　【明慧日本2025年10月4日】台湾雲林県の毎月の一日学法活動が雲林県西螺の川田邸で行われた。中秋節を迎えるにあたり、法輪功学習者（以下、学習者）は正午の休憩時間に、慈悲で偉大なる師父に中秋節のお祝いを申し上げ、李洪志師父への感謝の心を表した。皆は合掌し、声を揃えて「師尊、中秋節おめでとうございます！　法輪大法は素晴らしい！　真・善・忍は素晴らしい！」と唱和した。活動終了後、学習者は引き続き学法し、修煉体験を交流し合い、共に精進して着実に修め、師恩に報いることを誓った。

9月21日、師父に中秋節のお祝いを申し上げる台湾雲林県の学習者

　ビデオ：9月21日、師父に中秋節のお祝いを申し上げる台湾雲林県の学習者

　法の中で悟り　不思議な体験

　芸術中学で教師を務める立偉さんは、芸術学校での修煉体験を分かち合った。八年前、芸術学校で教壇に立っていた頃、一心に主任を目指したが、思うようにいかず、何度試験を受けても失敗した。そこで彼は決心し、もう主任試験は受けず、専念して学生の指導に力を注ぐことにした。

　さらに、学生たちが将来進学する環境をより理解するため、心から台湾芸術大学で修士課程（ダブル修士）を学びたいと思うようになり、将来の学生たちに学習環境をよく理解させたいと願った。そのとき、心の中で師父に求めた。「師父、私は視野を広げたいのです」。彼は続けた。「その一念を発したとき、私は突然、『轉法輪』第八講の「辟穀」の中で、洞窟に入り縄を切った瞬間に何が起こるのかを体得した。強い意志を持ち、決意を下したとき、たった一度で、突然すべてが明らかになり、何もかも分かるようになったのです。その体得は本当に深く心に刻まれました。まだ願書も出していないのに、必ず合格すると分かっていました」

　立偉さんは続けて、「すぐに願書を出し受験したところ、結果は2位で合格した。その体験は本当に不思議でした」と述べた。立偉さんは、自分の私心を放下し、人のために考えるという法理を体得し、その基準に達したとき、師父の法がすぐに自分の身に奇跡を顕したのだと悟った。

　家珍さんは、厨房用品の販売を営みながら、観光地で中国共産党による法輪功迫害の実態を伝える中での修煉体験を分かち合った。家珍さんは法輪大法を得て間もなく、観光地での迫害の実態を伝える活動に参加した。炎天下の中、パネル資料を掲げていたとき、１人の男の子がとても興味を持ってやって来て、法輪功についてたくさんの質問をした。その問いかけはとても細やかで、家珍さんは一つ一つ丁寧に答え、法輪大法の小冊子を手渡した。やがて母親が迎えに来て船に乗るよう促し、男の子はようやく立ち去った。

　この出来事を通じて家珍さんは、それは師父がその男の子を通して、自分が法輪大法の迫害実態をどれだけ知っているのか、修煉の中でどれだけ体得し、実際にどれほどできているのか、伝え方が的確かどうかを試される機会を与えてくださったのだと悟った。そしてまた、さらに精進し、より多くの有縁の衆生を救うよう励ましてくださったのだと感じた。

　内に向かって探し　「当たり前」という観念を打ち破る

　木材工場を営む琡宜さんは、家族が困難に直面したとき、修煉者の基準でどう行うべきかについての体得を語った。数日前、琡宜さんの父が病気で入院し、看病に行こうとしたとき、心の中で「どうしてうちの夫は何の態度も示さないのだろう。病院へ送ってくれる気配もなく、義父を見舞おうという思いもないのだろうか」と、少し不満を抱いた。

　しかしすぐに内に向かって探した。「これは常人の理、常人の観念が働いているのではないか？　『父が病気なら、娘婿が当然気遣い、面倒を見るべきだ』と当たり前に思っているだけなのではないか？」と気づいた。

　琡宜さんはすぐに自分を正した。修煉者であれば、やはり内に向かって探さなければならない。夫は仕事で忙しい中、自分は父の看病で何日も家を空け、工場のことを全く見られなかったのに、夫はその状況を受け入れ、仕事面でも大きな負担を担ってくれていた。本来なら彼に感謝すべきであり、責めるのではなく、その寛容さをありがたく思わなければならないと気づいた。これをを悟ったとき、心が一気に晴れ渡り、相手の立場に立って考えるべきだと深く感じた。

　一昨日、琡宜さんは再び父の看病のため病院に行き、夜になって帰宅しようとしたとき、自分勝手にこう考えた。「病院ならいつでもタクシーを呼んで駅まで行けるだろう」。ところが、病院の守衛からこう告げられた。「この病院は夜間、タクシーを呼ぶのはとても難しい。さっきも何人かが呼んだが、来なかった。タクシーは来てくれないのです」

　琡宜さんは心の中で不安になり、どうすればよいか分からなくなった。そのとき、師父にお願いするしかないと思い、「師父、どうか助けてください」と心の中で求めた。すると、内心で願ったその直後、1分も経たないうちにタクシーが来た。そのタクシーは病院への見舞い専用で、琡宜さんは無事にタクシーに乗って駅へ行き、電車に乗って帰宅することができた。琡宜さんは師父に深く感謝した。こんな小さなことにまで、師父の法身が助けてくださることに、とてもに感動した。

　琡宜さんは悟った。自分が「当たり前」と思っていたことは実際には間違いであり、それは自分の思い込みであり、常人の私心に過ぎない。修煉者であれば、師父の法理に従い、他人の立場に立って考え、心に怨みや後悔を持たずに行動すること。そして、その基準に達したとき、師父は助けてくださるのだと理解した。

　ある新しい学習者が、法を得た初期に学習者が正念を発しているのを見たとき、別の空間で展開していた光景を分かち合った。「そのときはまだ『正念を発する』ということがよく分かっていませんでした。学習者たちが学法の場で印を結び、手のひらを立て、蓮の花の印を結んでいるのを見たとき、その場全体に古装を着て髪を結った古人たちが現れ、床や靴までもがとても楽しげに舞っているように見えました」

　今、その新しい学習者はあの時、師父が彼女の天目を開いてくださったことを理解した。彼女が見たのは学習者たちが別の空間で展開している光景だった。別の空間のもの（床や靴など）も生き生きとしており、正念を発すると、その空間場が浄化され、すべてが喜びに満ちた姿で現れたのだった。