文／中国の大法弟子

　【明慧日本2025年10月9日】私は古い学習者です。長年法輪大法を修煉するなかで、心身ともに大きな恩恵を受けました。以下に、近年私に起きた二つの出来事を皆さんと分かち合いたいと思います。

　私の夫は70歳を過ぎており、一般的な労働者でしたが、退職して家で特にすることもありません。一階の隣人が麻雀荘を開いており、よく夫を呼んで一緒に麻雀をしています。

　2022年、ある夏の日の午後3時過ぎ、私が家で本を読んでいると、突然、夫が麻雀荘から怒り心頭の様子で戻ってきました。慌てて部屋から出てみると、夫の顔や胸のあたりが血だらけで、恐ろしい光景でした。何があったのか分からず、どうしたのかと尋ねると、以前の同僚に殴られたのだと言います。夫は憤慨し、息子を電話で呼び戻し、仕返しをさせると言い出したので、私はすぐに携帯電話を隠しました。私は法輪大法を修煉しているので、大法の要求に従って行動し、常人のようにトラブルに対処するわけにはいきません。急いでタオルで夫の傷口を押さえましたが、血は止まりませんでした。夫に「とにかく病院に行って、まず止血してからにしましょう」と説得し、一緒に病院へ向かいました。

　医者は夫の傷口を消毒し、「傷が大きくて深いので縫合が必要だし、数日間は点滴をしなければならない」と言いました。私はお金を取りに急いで家に戻りました。夫は注射を終えて帰宅すると、少し気持ちが落ち着いてきました。そこで私はゆっくりと「二人がぶつかったのは、どちらにもよくないところがあったんじゃない？　あなたが何か言葉で相手を傷つけたから、相手も物を持って殴ったのではないの？　殴ったのはもちろん良くないけど、あなたたちは以前同僚だったし、同じコミュニティに住んでいるし、孫たちもしょっちゅう一緒に遊んでいるよ。もし事を大きくして、殴り合いにでもなって、誰かがケガをしたらよくないでしょう。だからもう、この辺でやめて、人に迷惑をかけないようにしましょう」と話しました。。夫は少し気が荒いところはありますが、筋は通す人です。まだ多少腹立たしそうではありましたが、結局は同意してくれました。

　麻雀荘の主人は、夫が病院から戻ってきたのを見て、あれほどひどい怪我を負っていながら入院もせず、復讐もしない様子に感心し、夫を殴った人のところへ行って、医療費として一千元（約2万円）を夫に渡すよう説得しました。相手の家族も、私たちが騒ぎ立てなかったことを見て、一千元を支払うことに同意しました。その日の夜、麻雀荘の主人はその夫婦を連れて我が家にやって来ました。殴った人の妻はお見舞いの品を持ってきて謝罪し、一千元を医療費として差し出しました。私は「お金は結構です。みんな同じコミュニティに住んでいて、しかも元同僚です。摩擦が起きたのは双方に良くない点があったからです。夫が頭にケガをしてしまったとはいえ、あなたたちがこうして見舞いに来てくださっただけで、私たちは十分です」と言いました。。その夫婦は私たちがお金を受け取らなかったことに非常に感激し、その場で夫を殴った人は夫に謝罪し、「本当に悪かった、手を出すべきではなかった」と言いました。夫の気持ちもすっかり収まり、二人はこうして和解しました。

　その夫婦が帰った後、私は夫と相談し、「お金を受け取らなかったのだから、品物も受け取らずに返そう」と言いました。夫も同意しました。私が品物を持って相手の家に届けると、その妻が「お金も受け取らず、物もいらないなんて、少なすぎると思っているのですか」と言いました。私は「お気持ちはありがたくいただきます。私は法輪功を修煉しており、師父から『真・善・忍』に従って良い人になるようにと教えられています。ですから、どうか『法輪大法は素晴らしい』『真・善・忍は素晴らしい』と覚えてくださいね」と答えました。すると、夫を殴ったその人はすぐに感激して「法輪功を修煉している人は本当に素晴らしい！」と言いました。この出来事はコミュニティで大きな反響を呼び、知人たちは皆「法輪功を修煉している人は良い人だ」と口を揃えて言いました。

　2024年5月、私が市場で野菜を買って帰る途中、ちょうどビルの入口に着いたところで、5人の私服警官に呼び止められました。彼らは我が家を見に行きたい、と言いました。私はそれに応じませんでした。すると彼らは乱暴に私の腕をつかみました。その様子を1階の住民が見ていて、すぐに多くの人が集まり、警官の前に立ちふさがって、連行させないと私を守って「悪人を捕まえずに善人を捕まえるとは何事だ」と言ってくれたのです。ある年配の女性は、私の夫が殴られた時に私が相手に負担をかけなかったと、「彼女は良い人で、何も悪いことはしていない。だから捕まえてはいけない」と言ってくれました。多くの人が警官を阻んでくれたため、警官たちの態度も変わりました。

　その時、まさかこんなにも多くの人が私を守り、大法弟子のために声を上げてくれるとは思いませんでした。本当に感動し、心から嬉しく思いました。真相を理解し、正義を支持してくれたこれらの人々に、素晴らしい未来が訪れるよう願っています。