文／中国の大法弟子　　

　【明慧日本2025年10月9日】私たち夫婦は今年で80歳になります。二人そろって大法を得てもうすぐ30年になります。これまでに経験したことを書けば一冊の本になるほどですが、ここではその一部の修煉状況を皆さんと分かち合いたいと思います。

　1、80代の老婦、健脚で素早く歩く

　私と夫は1996年にいっしょに法輪大法の修煉を始めました。大法に出会った瞬間、私たちは「この法は本当に素晴らしい」と感じました。これまでの人生で、誰も私たちにこうした道理を教えてくれたことはありませんでした。人はどこから来たのか？　この世に生まれてきた本当の目的は何なのか？　そして人はまたどこへ行くのか？　なぜ人は善人であらねばならないのか？　どうすれば本当の善人になれるのか？　なぜ人は病気になるのか？　そうした私たちを長年悩ませてきた問いが、大法を学んだことで一気に解決したのです。私たちは心から喜び、この上ない幸せを感じました。なぜなら、長い間探し求めてきた真の法に、ついに出会えたからです。

　それ以来、私たちは毎日欠かさず学法、煉功を続けてきました。すると知らぬ間に、身体は病気ひとつなく軽やかになり、足取りもまるで飛ぶように軽快になりました。親族や周囲の人たちも皆、私たち二人が若々しいと言います。法輪功を学んでいるからこそこのような恩恵を受けているのです。

　タクシーに乗った時のこと、運転手さんに年齢を尋ねられ、「80歳です」と答えると、彼は驚いて「こんなに若いとは！　とてもそうは見えない、本当に信じられない」と声をあげました。。私たちはその時、「私たちは法輪大法を修煉しているのです」と伝えました。

　ある時、銭湯でお風呂に入った時のことです。居合わせた人から年齢を聞かれたので、「私はもう80歳です」と答えました。すると「80歳なのに誰も付き添っていないの？　本当に信じられない！　普通なら80歳の人は子どもに付き添われて一緒に入浴するのに」と皆が口々に言いました。

　私はおばあさんですが、出かけるときはいつもハイヒールを履いています。すると何度も、後ろから追いついてきた人に「おいくつですか？」と尋ねられます。80歳と答えても、皆そろって信じられないと言うのです。

　ある時、同修の家から出たときのことです。私の後ろ姿を見ながら、その同修がしみじみと「とても80歳の人には見えないなあ。修煉していない80歳のおばあさんたちを見ると、ほとんどの人は腰が曲がって背中も丸まり、とてもハイヒールなんて履けないよ。これはまさに法輪大法が与えてくださった健やかな身体ですね」と言いました。そうです！　法輪大法はまさに人間界に奇跡を生み出すのです！　本に書かれている要求に従い行うことさえできれば、修煉する人は誰でもその恩恵を受ける、これは決して偽りではありません！

　2、大法は私たちを穏やかに、寛大にする

　私たち夫婦には息子と娘の2人の子供がいます。娘も大法を修煉しており、手がかからず、しっかりしています。一方、息子は一般の人の言葉で言えば「だめ息子」です。私たちは息子のために3、4ヵ所の店の区画を借りてあげましたが、すべてうまくいきませんでした。また、都会で2LDKの大きな家を購入してあげましたが、、息子は私たちに知らせず、こっそりとその家を売ってしまったのです。ある時、私が街に行って息子に野菜を届けようとしたところ、息子は「もう来なくていい、家は売ったから」と答えました。その時、私は目の前が真っ暗になり、現実を受け入れられず、怒りでどうしてよいかわからないほどでした。

　息子が大きい家を売った後、今度は小さめの家を買いました。ある時、また私が野菜を届けに行くと、息子は「もういい、家は売ったから」と言いました。その後、彼は賃貸の家に住むようになりました。このようなことが立て続けに起こると、普通の人なら怒りで気が狂いそうになるでしょう。

　しかし、家に帰ってから私は法を用いて自分を導きました。怒ることは明らかに間違っていますが、どの心を修めるべきかわかりませんでした。私たちが師父にお香を捧げていると、突然、ものすごい大きな音が響きました。まるで大きな岩が山から転げ落ちるような音です（私たちの家は田舎の山の中腹にあります）。二人とも非常に驚いて外を見ましたが、岩などありませんでした。これは師父が、「利益の心や家族への執着を手放すべきだ」と示してくださったのだと私たちは悟りました。もしかすると、これは前世で息子からの借りがあったのかもしれません。徐々に私たちはこの件を淡々と受け止めるようになり、息子を怨むこともなくなりました。

　しかし、これで終わりではありませんでした。息子の結婚も、私たち夫婦にとっては辛い試練でした。息子は6歳の子ども連れの、田舎の未亡人を妻に選びました。当時、私たちは納得できず、親戚や友人たちも皆反対しました。しかし、息子はその人と結婚したいと言って聞きません。そこで私たちは、師父の法に照らし合わせて考えることにしました。二人の間にどのような因縁があるのかもわかりません。もし、もともと二人に縁があり、過去の因縁を清算するために結ばれるべき関係だったとしたら、私たちが無理に引き離すことは、悪事を行うことになってしまいます。そこで私たちは、面子を守りたい心や嫌悪の心などを手放し、気にしないことにしました。ただ、嫁いできたからには、善意をもって接しようと決めました。

　息子は商売がうまくいかず、今度は違法な賭博関係の商売を始めました。その結果、大きな借金を抱えて、息子と嫁は地方に逃げて行きました。ところが、この借金は、私たち夫婦がまったく知らないうちに、息子の嫁が勝手に私たちの名義を使って借りたものでした。貸主から電話がかかってきて返済を求められました。私たちは大法弟子です。息子の嫁がしたことから起きたので、私たちは70万元ほどを返済しました。この出来事の後、息子と嫁は離婚しました。

　もし私たちが修煉していなかったら、どんなことをしても、離婚した息子の嫁にお金を返してもらおうとしたでしょう。しかし、私たちは大法弟子です。私たちはこう考えました。彼女が息子の嫁になったのは、きっと私たちには見えない因縁があるからです。なぜ彼女のためにお金を返済してから離婚したのか、それはもしかすると、私たちが前世で彼女に借りがあり、その清算としてお金を返したのかもしれません。清算が終わったから、離婚して家を出たのでしょう。だから私たちは、常人のように怨んだり、騒いだりすることはできませんでした。離婚後も、彼女はお正月に子どもを連れて私たちを訪ねてきました。これは、大法を学ぶ義父母は、本当に善良で、親切で、寛容で、度量の大きな人間であることをよく知っていたからです。

　正直に言えば、もし私たちが大法を学んでいなかったら、とっくに息子のことで怒り狂っていたでしょう。しかし、師父は常に見守り、啓示を与えてくださり、真・善・忍の原則に沿って自分を律するよう導いてくださっています。そのおかげで私たちの心性は絶えず向上しています。冬の間、自分たちは都会の小さな家に住まなければならなくても、そうしたことに心を乱されず、煩わされることもありません。何かあればまず相手のことを考え、心の中に法があり、どんなに苦しくてもニコニコ笑っていられるのです。だからこそ、誰が私たちを見ても羨ましがり、感心してくれるのです。

　法輪大法は私たちを再生させ、健康で丈夫な身体を与え、穏やかな家庭環境をもたらして、私たちの心性や思想の境地を絶えず高めてくれました。これらすべては、金銭では決して替えられない価値があります。この大法を得たことで、私たちはまさにかけがえのない宝を手に入れたのです。これからの修煉の道で、私たちはさらに精進して実修に励み、師父の慈悲深い救いに報いる決意です。

　師父に感謝いたします！　

　合掌