文／中国の大法弟子

　【明慧日本2025年10月14日】私たちが法を実証し、師父の衆生の救い済度をお手伝いする時、時に頭の中に正しくない考えが浮かぶことがあります。その時、それを見逃したり、放っておいたり、気にせずにいるのではなく、しっかりと捉えて、それが自分の本来の考えではないと見極め、法に照らして打ち破るべきです。そうすれば、それは私たちの正念を妨げることができなくなります。

　私は同修と協力してあるプロジェクトを進めており、私は「届ける」役割を担当しています。以前はA同修と一緒に、かなり遠い場所まで届けに行っていましたが、今回は彼女が都合がつかず、私一人で行くことになりました。これまでにその場所へは2回しか行ったことがなく、道をちゃんと覚えているか少し不安でしたが、同修の衆生を救い済度する活動に支障が出ないようにと思い、引き受けることにしました。

　出発前に、これからやることについて少し考えていたら、突然よくない考えが頭に浮かびました。今その内容ははっきり思い出せませんが、すぐに「これは私の考えではない。私は師が衆生を救い済度することを手伝うために行くんだ。天龍八部の護法がそばにいて、師父の法身も私のそばにいる。誰が手出しできるっていうの！」と思いました。そう考えた途端、その悪い念は消えてなくなりました。

　道に出るとすぐに、この道を行くための重要な情報が頭に浮かびました。道中はとても順調で、発正念をしながら進み、わずか30分で到着しました。以前、二人で行ったときよりも早く着いたのです。

　帰ってから法を学んでいると、突然「負は正を圧することができないからです」（『ニュージーランド法会での説法』）という法の一つの意味を悟りました。「ああ、負のものは正のものを圧することができないのだ」と。私はこの法を何度も繰り返し読みながら理解を深めました。負のものは本当に正のものを圧することができない――これは宇宙の理なのです！　私たちの念を正にすれば、邪は存在できません。そうです、今日私がやったことはまさにその通りでした。邪念が出てきた瞬間、私はすぐにそれを捉え、法の中で正念をもって打ち破ったら、それはもう存在しなくなったのです。

　正念について言えば、今でははっきりと分かりました。私たちが修めているのは宇宙大法であり、最も正しく、最も優れ、最も高い法です。私たちは師を助けて法を正すことを行う大法弟子であり、師と共に衆生を救い済度する神聖な使命を担っています。私たちがしていることは最も正しいことであり、だからこそ堂々と胸を張って行うべきなのです。

　私たちは何をするにも正々堂々と行い、正念が非常に強ければ、邪悪は近づくことすらできません！

　以上は私が着実に修煉する中での体得であり、このことを皆さんと共有したいと思います。