　【明慧日本2025年10月15日】（広東省＝明慧記者）広東省茂名市の法輪功学習者・韋金江さんは、2024年の旧正月頃（2024年2月5日頃）に突然失踪した。韋さんの家族によると、当時は警察に連行されたという。しかし、迫害を恐れて家族は詳細を語らなかった。韋さんが行方不明となってから、すでに2年近く経過している。

　韋さんは茂名市熱電工場の職員であったが、法輪功の真・善・忍の信念を堅持していたとして、茂名市熱電工場から不当に解雇された。韋さんは法輪功を学ぶことを続け、法輪大法の素晴らしさを多くの人々に伝えていたが、このことが原因で中国共産党（以下、中共）による労働教養や懲役刑を言い渡された。家族を養うため、韋さんは自らの技能を活かし、多くの仕事を掛け持ちしてきた。ショベルカーやユンボの運転、溶接などの仕事をしていた。2024年の今回の連行事件直前には、家計の足しにするため三輪バイクを購入し荷物の運搬に従事していた。

　現在、韋さんは警官に連行されたまま、2年近く行方不明になっている。このことは家族に甚大な苦痛と傷害をもたらしている。

　韋さんは、2009年8月にも新湖公園で法輪功のステッカーを貼付していた際に新湖派出所の警官により連行され、秘密裏に懲役判決を受け、広東省陽江刑務所に拘禁されたことがある。

　中共による法輪功への迫害は組織的かつ系統的である。中共は、政法委と610弁公室をはじめ、公安・検察・裁判所・司法・刑務所・政府部門・街道弁事処・住民委員会・企業など国家機構の多数部門を総動員し、社会の異なる階層、職業、地域にいる法輪功学習者に対して全方位的な監視と弾圧を行っている。これにより、自宅に行っての嫌がらせ、脅迫、家宅捜索、行政処分（拘留等）、刑事処罰（判決等）、刑務所での迫害、さらには強制的な洗脳、解雇、年金の剥奪、出国や外出の制限など、さまざまな形の迫害が連鎖しており、真・善・忍を堅持する法輪功学習者に対して容赦のない抑圧が行われている。

　明慧ネットの報道によると、2024年、広東省内で法輪功学習者25人が有罪判決を言い渡され、少なくとも28人が起訴され、不当な裁判を受け、4人が迫害により死亡、54人が連行・拘束などの迫害を受けたことが判明した。