　【明慧日本2025年10月17日】（米国＝明慧記者・李静菲）「ドキュメンタリー映画『国家の臓器』は多くの人々に衝撃を与えました。多くの人がようやく迫害の実態を見抜き、もはや騙されなくなったと思います。彼らは自分たちと同じ人間に何が起こっているのかを目にしました。この情報を共有することはとても重要です」とアメリア・スタンセル氏は語った。

　アメリア・スタンセル氏は、国際ロータリーの「反奴隷制度行動グループ」の副代表である。ロータリークラブは1905年に設立され、世界各地に広がる国際的な奉仕団体であり、会員はさまざまな職業の指導的立場にある人々で構成されている。彼らは毎週の例会に参加し、社会奉仕プロジェクトを企画・実施することで、職業交流の促進、道徳水準の向上、そして社会福祉の向上に貢献している。

　10月3日の夜、スタンセル氏はアメリカの首都ワシントンD.C.のホワイトハウス近くにあるウェスティンホテルの宴会場で、ドキュメンタリー映画『国家の臓器』の上映会を開催した。約150人が来場し、その多くはワシントン大都市圏のロータリークラブ会員である。

图1：二零二五年十月三日晚，扶轮社在美国首都华盛顿位于白宫附近的威斯汀酒店宴会厅举办了《国有器官》放映会。

10月3日の夜、ウェスティンホテルで開催されたドキュメンタリー映画『国家の臓器』の上映会

映画上映会主催者、国際ロータリーの「反奴隷制度行動グループ」の副代表アメリア・スタンセル氏

　ドキュメンタリー映画『国家の臓器』は、中国共産党（以下、中共）によって迫害され死亡した法輪功学習者（以下、学習者）の家族や友人、中国で医師による学習者からの生体臓器収奪を目撃した証人、そして国際的な独立調査員らへのインタビューを通して、中共による学習者からの系統的な生体臓器収奪の内幕を明らかにしている。

　上映会の終了後には、メディア関係者、学習者、医師、そして本作の監督が登壇し、鑑賞者からの質問に答えた。一部の鑑賞者は「中共による生体臓器収奪の暴行を止めるために何ができるか」と質問し、また別の鑑賞者はその場で、自分の州選出の連邦議員に対し、中共による法輪功迫害の阻止を求める請願書に署名した。鑑賞者らは、「中共による生体臓器収奪の残虐非道な行為を目の当たりにしたとき、良知を持つすべての人が声を上げ、行動すべきだ」と口々に語った。

10月3日の夜,『国家の臓器）』の上映会後、メディアの記者、学習者、医師、映画監督たちが鑑賞者からの質問に答えた

映画を鑑賞した一部の鑑賞者は、中共による法輪功迫害の停止を求める請願書に署名した

　「私たち一人一人が行動しなければならない」

　「私は2022年の国際ロータリー年次大会で初めて、法輪功が中共に迫害されているという事実を知りました」と話すスタンセルさんは。「真・善・忍はすばらしいメッセージです。私はキリスト教徒ですが、私たちの信仰でもこれらの価値観が強調されています。私たちは同じ心を持っているのだと気づきました。真実を伝えることがとても大切だと思う理由の一つです。私たちは関わる必要があります。私たちはみな人間であり、兄弟姉妹です。たとえ相手が自分と違っていても、無関心でいたり、彼らを見捨てたり、背を向けたりしてはいけません」と述べた。

　スタンセルさんは、「このドキュメンタリー『国家の臓器』を見るのは2回目です。以前カナダのカルガリーで一度見たことがあります。そのとき映画を見終わって、『自分に何ができるだろう？』と考えました」と語った。

　スタンセルさんは次のようにも話している。「もしここに300人のロータリークラブのメンバーが参加していて、彼らが100以上の支部から来ているのなら、彼らが、中共による法輪功学習者からの生体臓器収奪について話し、それぞれが見聞きしたことを自分のクラブに持ち帰れば、もっと多くの『国家の臓器』の上映会が開かれるかもしれません。私たち一人一人が行動しなければなりません。これが私がしていることです」

　最後にスタンセルさんこう語った。「上映会の後、多くの人が私に『この情報を伝えてくれてありがとう』と言ってくれました」「この映画は多くの人に真実を見せ、心を動かしたと思います」

　「中共による生体臓器収奪は人道的な大惨事です」

图6：扶轮社维吉尼亚州分社会员、企业家安德鲁在现场提问，深入了解<span class='voca' kid='62'>真相</span>。

上映会終了後、質問する国際ロータリークラブ・バージニア支部の会員で実業家のアンドリュー氏

　ロータリークラブ・バージニア支部の会員で実業家のアンドリュー氏は、映画を鑑賞した後のインタビューで次のように語った。「中共による生体臓器摘取について聞いたのは今回が初めてです。これまでさまざまな情報源に注目してきましたが、中共がこのような（法輪功学習者の臓器を摘取する）迫害を行っていることについては知りませんでした」

　「このドキュメンタリーで示された生体臓器収奪は、人道的大惨事です。良知のある人なら誰もがこのように考えるはずです」

　「多くのことが隠されていますが、真実は最終的に明るみに出ます。正義の人々、医師や迫害から逃れた人たちを含めて迫害の実態を明らかにしようと努力しています。今ではますます多くの中国人が目を覚まし、たとえ私的な場であっても中共のコントロールから離脱することこそ希望があります」

　アンドリュー氏は、法輪大法の「真・善・忍」の原則に完全に賛同していると語った。「私は真を信じ、寛大、礼儀正しく、他人を理解することを信じています」

　「『真・善・忍』のメッセージはとても力強く、アッとさせられます」

バージニア州在住のフランク氏と夫人のサラさん

　「とても衝撃的です。以前は中共がこんなことをするとはまったく知りませんでした。彼らは人の命の価値をまったく尊重しておらず、これは本当に恐ろしいことです」と、バージニア州在住のフランク氏は語った。

　フランク氏は、中共による法輪功迫害について以前から知っていたという。「しかし今回はより詳しく知ることができ、迫害がこんなにも深刻だとは思いませんでした」と言った。

　フランク氏は、「真・善・忍」のメッセージはとても力強く、アッとさせられると考えている。彼は、迫害に直面しながらも信念を守る学習者に深く感動したと話した。

　「本当に素晴らしいです。彼らは命を犠牲にしても、『真・善・忍』の信仰をあきらめない。本当に尊敬に値します」と話すフランクさんは、「これは私に衝撃を与えました。彼らは『真・善・忍』の信仰を守り、それほどまでに確信を持ち、内なる平和を保っているのです」と話した。

　一緒に映画を観賞した夫人のサラさんは、「この迫害について聞いたことがなく、本当に非常に衝撃的です」と語った。

　フランクさんは、この迫害の情報が広まって、より多くの人々に届くことを望んでいるという。より多くの人が法輪大法と中共による迫害の実態を正しく理解できるよう願っている。

　映画を鑑賞して迫害の実態を知り、行動し始める

映画を鑑賞して大きな衝撃を受けたと話すメリーランド州ロックウェルのロータリークラブ所属のハンドさん（左）とジム氏

　メリーランド州ロックウェルのロータリークラブ所属のハンドさんとジム氏は、映画を鑑賞した後、大きな衝撃を受けたという。2人は、ロータリークラブが主催したこの「とても影響力のある」イベントに感謝している。

　「本当に衝撃的です。普段からニュースにも関心を持っていますが、こんなことはまったく知りませんでした。私は行動を起こし、この情報を広めていきます」とハンドさんは語った。

　ジムさんはこのように話している。「私はすでに連邦上院議員のヴァン・ホレン（Van Hollen）氏宛の請願書に署名しました。彼が本当に（中共による法輪功迫害の終結を）推進してくれることを願っています」

　バージニア工科大学の芸術専攻の学生ホセさんは、映画の上映会後、会場外で学習者から迫害の実態を詳しく聞いた。ホセさんは、「これらの真相は隠されています。まず自分がしっかり理解してから、より多くの人に伝えたいです」と語った。

バージニア工科大学の芸術専攻の学生ホセさん