　【明慧日本2025年10月18日】（豪州明慧記者の報道）オーストラリア・クイーンズランド州、西オーストラリア州、シドニー南部地域などから集まった一部の法輪功学習者（以下、学習者）は10月11日、シドニーのカスタムズ・ハウス前の広場で煉功と迫害の実態を伝える活動を行った。市民や観光客に法輪大法（ファールンダーファー）の素晴らしさを伝え、中共による法輪功への残酷な迫害が26年間続き、さらに国境を越えて弾圧が行われていることを伝えた。

图1～6：二零二五年十月十一日，法轮功学员在悉尼海关大楼广场旁举行了集体炼功和讲<span class='voca' kid='62'>真相</span>活动。

10月11日、シドニーのカスタムズ・ハウス前の広場で行われた煉功と法輪功迫害の実態をを伝える活動

图7：十月十一日，法轮功学员在悉尼海关大楼广场活动期间，人们向法轮功学员了解真相。

10月11日、シドニー税関ビル広場で行われた署名活動

　税関ビル広場はシドニーの主要な交通要所であり、公共空間でもある。ここからは港の景観を楽しむことができ、広場の向かいにあるサーキュラー・キーにはフェリー、ライトレール、電車、バスなどの交通手段が揃っており、シドニー・オペラハウスやシドニー・ハーバーブリッジなどの有名な観光名所へ通じる玄関口となっている。各国からの観光団が絶え間なく訪れている。

　シドニーのカスタムズハウス広場で行われた迫害の実態を伝える活動は、3日間にわたる2025年「オーストラリア法輪大法修煉体験交流会」の一連の活動の一つである。迫害の実態を知った人々は次々と請願書に署名し、学習者の平和的な迫害反対を支持した。

　元政府職員「法輪功学習者の迫害への抵抗は、人々を目覚めさせる」

公園・野生動物管理局の元職員ショーン・トゥーカー氏

　現在タスマニア在住の公園・野生動物管理局の元職員ショーン・トゥーカー氏は次のように語った。「この迫害に対して私は衝撃と悲しみを感じています。このような残虐行為が今なお続いているとは信じられません」

　「これは人々に対する抑圧、拷問、そして思想の洗脳です。私は法輪功学習者の反迫害を全面的に支持します」

　「中共による法輪功学習者からの生体臓器収奪については、メディアでほとんど報道されていません。私はかつてシドニーのチャッツウッドで働いていたが、そこには大きな華人コミュニティがあり、もちろん法輪功学習者もいました。以前、下車の際に通りかかると、彼ら（学習者）がそこで行っていた活動は、今日ここで私が見たものと同じでした。彼らは迫害の実態を伝え、一般の人々の意識を高めています。私は最初にそこからこの問題を知りました。この迫害は非常に痛ましいものです」

　「もし継続的な世論の支持や一般の認知が欠けていれば、これらの問題を伝え理解してもらうことはとても難しくなります。しかし、これらの問題を知ってもらうことは、他国の人々や中国の海外在住者にとって、とても重要です」

　「関心は薄れ、私たちは忘れてしまうこともあります。しかし、法輪功学習者は常に積極的に、そして活発に迫害に反対し続けています」「私はシドニーでこの光景を自分の目で見ました。何年も離れていましたが、戻ってきてみると、法輪功学習者は今もなお不屈に反迫害活動を続けています。明らかに、この迫害はとても、とても現実的です。これは実際に存在する人権侵害です」

　「もし法輪功学習者がこのような草の根運動を推進し、人々の意識を喚起していなければ、私たちはこの迫害を永遠に止めることはできないでしょう。ですから、私はこれを全面的に支持します」

　「今日は迫害の実態に関する資料をいくつか集めました。これを持ち帰り、この事件の真実と、私が提供できる情報を、まだ知らない人々に伝えます。ほんの数分読むだけで、彼らは同様の抗議活動や、その抗議活動で用いられる独特な方法を認識し、すぐに『これが人々を目覚めさせる運動だ』と理解できるでしょう。中共による生体臓器収奪は実際に存在しており、多くの人々にとって現実的な脅威です」

图9：迪恩·温（左一）正在学炼法轮功第二套<span class='voca' kid='86'>功法</span>——法轮桩法。

法輪功の第二式功法を学ぶディーン・ウェンさん（左端）

　「法輪功学習者はとても平和です」と話す写真家のディーン・ウェンさんは、「この世界には真・善・忍が絶対に必要です」と言った。

　中共による法輪功への迫害について、ウェンさんはこう語った。「中共の行為は極めて非道です。誰もが他者を思いやるべきです。私欲を満たすために他者を利用することは完全に間違っています。問題は元々多く存在しますし、ましてや計画的・組織的な犯罪となればなおさらです」

　「法輪功を修煉することは素晴らしいことです」

「誰もが自分の信仰を選ぶ権利を持っています」と話すマルクス・ステクロロンさん

　マルクス・ステクロロンさんはシドニーで18年間生活しており、彼の母親は法輪功の学習者である。マルクスさんは「母はヨーロッパで法輪大法に出会いました。ドイツだったかポーランドだったかは忘れました。私も功法の動作を少し学び、本の一部を読み、神韻（シェンユン）の公演も観たので、ある程度知っています」と述べた。

　「痛ましいことに、中国の法輪功学習者は信仰のために迫害を受けています。これは絶対に間違っています！　ご存じの通り、あちらでは言論の自由が極めて乏しく、全く異なる政治体制です。中国以外では自由に表現できますが、あそこでは危険が伴います」

　「さらに深刻なのは、生体臓器収奪という犯罪です。健康な人々の臓器が強制的に摘出され、高値で売買される、これはまったく非人道的です！　さらに、中共は良心の囚人を収容する強制収容所を設置しており、法輪功学習者もその中に収容されています」と話すマルクスさんは、「悲しいことに、国際的な政治家たちはこの事実を知りながら沈黙し、傍観しています。それは単に、経済的利益に影響することを恐れているからです」と話した。

　マルクスさんは続けた。「法輪功学習者の反迫害活動には一切の暴力はなく、平和的な方法で迫害の実態を伝えています」

　「世界中で1億人もの人々が法輪功を修煉しています。人々は自分の道を自由に選ぶべきだと私は確信しています」。マルクスさんは最後にこう述べた。「法輪功を修煉することは素晴らしいことであり、法を広める活動も多彩で楽しいものです。私が出会ったすべての法輪功学習者はとても親切です。法輪大法は、世界中の知恵と愛のある多くの人々を惹きつけています。それを目にするのは本当に素晴らしいことです！」

　「法輪功学習者のすべての努力に感謝します」

　当日、学習者はシドニー市中心のジュビリーパークで人文字づくりの活動を行った。シドニーの青年ジェームズ・ゲイルさんは感銘を受けた。彼は「人々がさまざまな色の服を着て一緒に集まっているのを見て、とても美しいと感じました。これは調和を象徴しています。感動したのは、暑い天気の中で、皆が同じ時間にこの活動に参加し、文句も言わずに喜んで取り組んでいることです。これには本当に感銘を受けましたし、これだけ多くの人が一緒にこのことを行うのは素晴らしいです」と語った。

シドニーの青年ジェームズ・ゲイルさん

　法輪大法の「真・善・忍」の原則について、ゲイルさんは次のように述べた。「これは現代社会に欠けている資質かもしれません。私は、誰もができる限り誠実で率直であるべきだと思います」

　税関ビル広場での迫害の実態を伝える活動の前日、学習者はシドニーのマーティン・プレイスで大規模な集団煉功活動を行い、市中心部で盛大なパレードを開催した。この日の活動は、多くの市民や観光客を惹きつけた。

图12：十月十一日，学生塔维安·利马（中）和穆罕默德·阿卜杜勒·阿齐兹（右）与同伴在悉尼市中心法轮功学员游行现场合影。

10月11日、シドニー市中心のパレード会場で記念撮影する学生のタヴィアン・リマさん（中央）とムハンマド・アブドル・アジーズさん（右）と友人

　学生のタヴィアン・リマさんは次のように語った。「駅を出て、多くの人がいるのを見て、何のイベントか気になりました。黄色が特に目立っていました。（法輪功学習者のパレードは）抗議活動のようには見えず、とても平和的でした。私は、中共の支配下では人々に言論の自由がないことを知っています。このパレードは素晴らしく、とても平和的でした。『真・善・忍』の原則はとても良いものです。『真』は誰もが学ぶべき大切な原則ですし、皆がお互いに善意を持って接するべきだと思います」　

　ムハンマド・アブドル・アジーズさんは次のように語った。「ここで法輪功学習者が行っているすべてのことに心から感謝します。彼らはすべての人の自由のために尽力しており、とても感動的です。参加者全員に感謝します。オーストラリア市民として、これは私にとってとても意義深いことです」