　【明慧日本2025年10月19日】四川省什邡市（しゅうほう-し）に在住の法輪功学習者・周敏さん（70代）は、今年5月14日に什邡市の警察に連行されて、徳陽市で不当に拘留され、罪をでっち上げられた。そして9月9日、裁判所から懲役1年を言い渡された。

　周敏さんは徳陽市什邡市の南星機械工場の元職員で「真・善・忍」の教えを堅持したため、長年にわたり、現地の中国共産党機関から嫌がらせなどの迫害を受けてきた。

　今年1月4日午前、周敏さんが什邡市師古鎮で法輪大法のすばらしさと迫害の真相を伝えていたところ、師古鎮の政府職員（男性、氏名不詳）に連行され、師古鎮派出所に送られた。派出所の警官3人によって、写真撮影と取り調べを受けた。周敏さんは彼らに協力せず「『法輪大法は素晴らしい』、『真・善・忍は素晴らしい』と覚えていれば、明るい未来がある」と伝えた。また、法輪功を迫害することは違法であり、子孫にまで影響が及ぶと話した。

　1月20日午後4時過ぎ、什邡市蓥峰路事務室の共産党書記・曽維兵と、他の職員2人が周敏さんの家に嫌がらせに来た。周敏さんが用件を尋ねると、曽は「様子を見に来ました。今日は順調ですね、ドアを開けてくれたので」と言った。周敏さんは「法輪功を修煉する人は皆良い人です。信仰は自由です」と言うと、彼らも「信仰は自由だ」と言った。周敏さんは「あなたたちは私がいるかどうか確認しに来たのでしょう。意図は分かっています」と言うと、曽は「慰問に来たのです」と言い、周敏さんに赤い封筒（紅包）を渡して署名を求めた。周敏さんは「赤い封筒はいりません。署名もしません。私たちは真・善・忍に従って良い人になるのです」と署名を拒否した。すると事務室の職員は「署名しなくても、紅包は受け取ってください」と言ったが、周敏さんは「断固として受け取りません」と拒否した。曽は「いらないなら結構です」と言い、その後「ただ様子を見に来ただけです」と付け加えた。周敏さんは「あなたたちが『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と覚えていれば、明るい未来がありますよ」と伝えると、彼らは立ち去った。

　3月6日午前10時過ぎ、什邡市蓥峰路事務室の曽維兵書記と、別の男女2人の職員（40歳～50歳くらい）が、再び周敏さんの家に嫌がらせに来た。

　5月14日午前9時過ぎ、什邡市雍城派出所と師古派出所の警官が周敏さんの自宅に来て、彼女を召喚を理由に連行した。同日午後6時30分、家族に対し、周敏さんが不当に刑事拘留されたことを知らせた。

　周敏さんは、一貫して徳陽市看守所に不当に拘束され、家族との面会も許されなかった。5月28日、周敏さんの家族は、周敏さんが「邪教組織を利用して法律を破壊した罪」という罪名を着せられたと知らされた。最近の情報によると、周敏さんは9月9日に懲役1年の判決を受けたことが分かった。