文／中国の大法弟子

　【明慧日本2025年10月19日】2004年に生まれた息子は現在は大学生です。身長は180センチ以上、肌はきめ細やかで白く透き通っています。幼い頃から法輪大法の「真・善・忍」の法理に育まれた息子は、大法と師父の導きのもとで成長し、社会の汚染や悪影響に染まることが少なく、非常に正直で善良です。

　息子は幼い頃から天目が開いていました。生後10カ月の時、ベッドの上を這っているとき、私と母はベッドに座って『轉法輪』を読んでいました。私たちが息子に表紙の法輪を見せると、まだ話せなかった息子ですが、右手の指を伸ばして法輪を指さし、回転する動作を真似ながら、口で回転する音を出し、小さな頭を傾けて本の下まで見ようとしていました。息子が見た法輪はきっと立体的に回転していたと思います。幼稚園に通っていた頃、遊んでいる最中に突然「法輪が部屋の中で回っているのを見た」とか、「師父（法身）を見たよ。高いところ（息子の背丈よりずっと上）にいる。蓮の花の上に座っていて、写真と同じだった」と言うことがありました。

　息子が小学校に入学し、私が最も心配していたのは、息子が少年先鋒隊に入ることでした。ある日、私は担任の先生に「息子を少年先鋒隊には入らせたくありません」と伝え、義父が貧しい家庭環境のせいで幼いころから迫害されてきたことを話すと、先生は意外にも快く承諾し、「わかりました。息子さんを対象外と伝えて、推薦しません」と言ってくれました。赤いネッカチーフを付けないことで仲間外れにされるのではと少し心配しましたが、息子にそのようなことは一度もありませんでした。ある朝、目が覚めると息子の両頬が急に腫れていましたが、熱はなかったのです。息子は幼い頃からおたふく風邪のワクチンを接種していました。私は息子に一日家で休むように言い、「今日は学校で重要な授業があるの？」と尋ねると、息子は「特にないけど、先生が入隊式を見るようにって言ってた」と言いました。私は「それならなおさら行く必要はないよ」と言いました。翌日には息子の頬の腫れは引いて、元通りになりました。

　今、息子は大学生です。現代の大学という大きな染め桶の中では、男子学生の多くが喫煙、飲酒、性の乱れ、ゲームなどにふけっています。そんな環境の中で、息子は清くあり続け、流れに逆らって進むことができました。それは実に容易なことではありません。多くの男子学生のだらしない姿を見てきた息子は、清潔好きで、自分でスーツを何着か買い、それを好んで着ています。毎日ネクタイを締め、白いシャツは毎日洗濯しています。息子はいつも最前列に座って講義を受け、そうすれば先生もよく見てくれると言いました。先生は用事があると大抵学生に頼みますが、息子もよく先生の手伝いをし、他の人がうまくできなかったところもさらに完璧にこなします。今の若者にありがちなだらしない、無責任な悪しき習慣は、息子にはほとんど見られません。師父と大法の保護に感謝します。おかげで息子は現代の変異したものの影響を受けずに済んでいます！

　大学ではいろいろなことで多く時間も逼迫していますが、それでも息子は毎日少しは法を学んでいます。息子の学業成績はクラスでトップです。息子の専門が楽器演奏のため、毎週北京に先生の専門授業を受けに行っています。先生は国家楽団の首席奏者で、師事して間もないのですが、電話で「ご家庭の教育が良く、息子さんの素質は優れています」と称賛してくれました。現在、中国大陸の芸能界で悪しき風潮がますます蔓延している環境の中で、先生がこのように息子を褒めてくださったことに、私は驚いています。なぜなら、私たちの家族にはこの専門に携わる者はおらず、皆素人です。ただ、息子が小学生の頃から特技を磨き、この分野で特に秀でていたため、偶然にこの道に進んだのです。私が「演奏にもそういうことが大切なのですか」と尋ねると、先生は「もちろんですよ。良い品性は将来のキャリア形成に必ず役立ちます。何をするにしても、品性はやはり重要です」と言いました。息子は余暇に小さな女の子の家庭教師もしています。その子は習い始めたばかりで、まずは興味があるかどうかを見極めるため、息子が以前使っていた楽器を貸して練習させていました。女の子が上達しているのを見て、ようやく楽器店で新しい楽器を選んであげました。楽器店から息子にリベートが渡されましたが、息子はそれを女の子の親に返しました。

　息子は神韻の音楽を聴くのが好きで、大学では詩を数篇書き、それに曲をつけて歌っていました。実に韻律が良く美しい曲調で、現代音楽とは一線を画していました。中学生の頃、息子はよく「孔子が『礼崩楽壞』と言ったが、自分は伝統的な礼楽を復活させる」と言っていました。私たちは皆、大げさなことを言っていると思っていましたが、今思えば、それは彼の願いだったのかもしれません。

　今、大学院受験に向けて猛勉強中の息子は、毎日勉強の合間を縫って練習室で楽器を練習しています。ある日、息子が写真を送ってきて、ある楽器スタンドに優曇華の花が18輪も咲いているのを見つけたそうです。スタンドの脚や支柱にも一輪ずつ、真っ白な小さな花がありました。学期が始まる前に息子に「学校では煉功する環境がないだろう」と尋ねると、息子は「そう」と言いながらも、「ベッドを布で囲み、その上で坐禅を組み、20分で元神が体から離れる感覚を経験したと話しました。私は「それなら戻ってくることを忘れないでね」と言うと、息子は「うん、遠くには行かなかったよ。『主意識を緩めすぎちゃいけない』と思って、すぐに戻ってきた」と答えました。

　息子の成長の軌跡を振り返ると、一つ一つの小さな出来事や不思議な経験は、私たちが感じ取ったり体験してできたものもありますが、それ以上に、私たちが気づかず、理解できなかったことが多かったと思います。しかし、息子の成長の一歩一歩は、大法と師父の守り、保護のもとで育まれてきたと確信しています。

　師父、ありがとうございます！