　【明慧日本2025年10月19日】北京前進刑務所では現在もなお、譚守礼さん、石紹平さん、黄文勝さん、賈洪起さん、柯興国さん、楊喜亮さん、劉増起など、依然として複数の法輪功学習者（以下、学習者）が拘禁されている。学習者たちは刑務所で非人道的な拷問を受け、死よりも劣悪な奴隷のような生活を強いられ、衰弱し、やつれ果てている。中には迫害により両目を失明した者、半身不随になった者、精神錯乱に陥った者もいる。

　北京前進刑務所の警官と監視役たちは、学習者に対して、やりたい放題で極めて残忍な拷問を行ってきた。

　迫害手段は以下の通りである。

　一、ボールペンの芯を学習者の体に突き刺し、全身に突き刺す。これによって学習者は脳血栓症状を呈し、半身不随に陥る。また様々な疾病を引き起こす。例えば、学習者・尚軍さんはこのようにされて半身不随になり、生命が危険な状態に陥った。

　二、唐辛子水を顔にかける。例えば、学習者・柯興国さんは、「転向」を拒否したため、4、5人の監視役が柯さんを屈ませた状態で、一階から三階まで上らせた。柯さんが「法輪大法は素晴らしい」と叫ぶと、監視役らは3本の唐辛子水を顔に噴射した。その後、柯さんは手錠と足枷をかけられ、暗室に閉じ込められた。

　三、警官が受刑者に指示し、理由もなく、いつでも集団で学習者を侮辱・罵倒させる。例えば、学習者・賈洪起さん（76）は、多くの受刑者に訳もなく侮辱され罵倒された末、精神錯乱状態に陥った。

　四、警官が学習者に入浴や洗濯を許可しない。そのため、受刑者らが集団で学習者に襲いかかり、「汚い」「臭い」など、悪意に満ちた言葉で罵倒する。

　五、警官が受刑者や監視役を唆し、学習者の顔に唾を吐きかけたり、食事に唾を吐いたりし、拭くことすら許さない。

　六、学習者を椅子の端に座らせる。長時間座らせられると尻の皮が擦りむけて腫れ上がる。

　七、警官は監視役の受刑者に学習者を暴行させる。例えば、学習者・劉曾起さんは、監視役に頭部を激しく殴打されたせいで頭から大量に出血し、三針縫った。その後、別の監視役にまた頭部を蹴られ、縫合した傷口が再び開いてしまった。

　八、警官は受刑者に指示し、学習者たちの食べ物を奪わせる。月200元の購入費しか与えられないが、学習者たちは食料を手にした途端に奪い取られる。毎日の配膳時、監視役は意図的に学習者に少なく配るため、多くの場合、学習者は満足に食べられない。例えば、学習者・譚守礼さんは極度に痩せ衰え、歯が抜け落ち、姿が変わってしまった。

　九、収監されたばかりの学習者は、長期にわたり暗い独房に閉じ込められ、法輪功を誹謗中傷する書籍や映像を強制的に見せられる。「転向」しない学習者に対して、警官が様々な残忍な手段で拷問を加える。

　北京前進刑務所は天津市寧河区京山線永茶淀駅清河農場に位置し、天津茶淀監獄とも呼ばれる。北京市刑務所管理局清河分局の管轄下にあり、北京市で学習者を迫害する最も残酷な場所の一つである。刑務所の警官による直接的な迫害に加え、「減刑」制度を利用して、受刑者に学習者を残酷に拷問を加えさせ、転向させるよう促している。

　ここ数年、北京前進刑務所で迫害を受けている北京市の男性学習者の数は常に20人前後で、それぞれ学習者を専門に迫害する第一監区と第三監区に収容されている。2022年、第一監区は高警戒訓練監区に改編され、一般受刑者は配置されなくなった。学習者への残酷な迫害を継続すると同時に、各監区から送られてくる刑務所ルールの違反者や警官に反抗するその他の受刑者に対し、集中的に迫害を実施している。唐辛子スプレーの噴射、鉄椅子や、小型プラスチック椅子へ座らせる、睡眠剥奪など、様々な高圧的迫害手段を用いている。学習者への残酷な迫害手段は、これらの受刑者に対しても全て用いられ、屈服させ、罪を認め、罰を受け入れさせるためであった。第三監区は依然として学習者を専門に迫害する監区である。第一監区で迫害を受けた学習者は、解放される前の3カ月間、第三監区に移送され、「刑務所を出る教育」と名乗っているが、実質的に迫害強化を受けている。

　人の行いを、天は見ている。善悪には報いがある。心から、今もなお学習者を迫害している人々に心から忠告する。「中共の共犯者になるのをやめ、自ら生きる道を残すように」と勧めたい。中共はまさに邪教であり、悪魔である。法輪功への迫害を止めなければ、中共と共に滅びるだろう。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）