文／日本の大法弟子

【明慧日本2025年10月20日】

　尊敬する師父、こんにちは！
　同修の皆さん、こんにちは！

　私は大法を修煉して28年になります。今の私は、修煉する前と違い、法によって構成された新しい生命だと感じています。

　以下に私の修煉体験を共有いたします。不適切なところがあれば、どうか同修の方々に慈悲なるご指摘をお願いします。

　一、旧勢力による経済迫害を打ち破る

　2004年、ニューヨークで行われる拷問展では人手が不足し、学習者の活動支援が求められており、その期間中には法会も予定されていました。私はぜひ行きたいと思いました。けれども、その期間に子どもを見てくれる人がいなかったため、参加するためには2人の子どもを連れて行かなければなりませんでした。3人分の費用がかかり、私には確かに大きな負担でした。ある同修は私がニューヨークへ手伝いに行くことを望み、費用を負担すると申し出てくれました。

　ニューヨーク拷問展では真相を伝える人手が不足しており、私は時間を割いて行けるし、子どもを連れて街頭で真相を伝えることに支障はないと思いました。しかし当時、私は時給の低い仕事をしていて収入が少なく、「同修のお金で行くことは法に背くと感じました。大法は中国で迫害されており、同修は法を実証するために命まで失っています。海外の大法弟子である私は、真相を伝える活動を行うには、資料を印刷するにしても、どこかで真実を伝えるにしてもお金が必要です。しかし、私はこのお金に縛られて、思うように動けません。「なぜ私は低収入の仕事しかできないのだろう。師父は大法弟子は皆福があるとおっしゃっていますが、私はお金に縛られて大法弟子がすべきことができません。これはおかしい」と考えたのです。その時、「これは旧勢力による経済迫害だ。それを認められない」とふと悟りました。このニューヨークでの拷問展の支援と法会から戻ったら、適切な仕事を探す。そこで、私は中国国内にいる兄に、両親がくれたお金を送ってもらい、ニューヨークへ行きました。

　私は「旧勢力による経済迫害だ」と悟り、観念を変えたことだけで環境が変わりました。ニューヨークに行く直前、突然職場で夜勤の人手が不足しました。その時給は以前の1.25倍です。ニューヨークから戻った私は夜勤に入り、以前のようにお金に追われることはなくなり、また仕事の時間が夜に変わったことで、昼間は真相を伝えに出かけることもできました。

　その後、長期の夜勤が子育てに悪影響を与えると分かり、仕事を変えようと考え始めたところ、同僚が求人広告を持ってきてくれました。それは開発試験の試験員の仕事で、簡単な英語力が必要とされるものでした。私は「試してみよう」という気持ちで面接を受けたところ、無事に採用されました。この仕事の時給は、最初の仕事の1.6倍でした。それ以来、お金に困って大法の活動ができなくなることはなくなりました。私が「旧勢力の経済迫害を認めない」と悟ってから、1.6倍の時給の仕事を得るまで、ほんの数カ月のことでした。

　二、大法が私に智慧を開いてくれた

　私は、卒業以来、拷問展に参加するまで、10年以上英語に触れていませんでした。
初めてアメリカの法会に参加した際のビザ申請書は英語が得意な同修が代わりに書いてくれました。当時は言葉がわからず、現地ではどこにも行くことはできませんでした。

　しかし今回はニューヨークの滞在が半月以上ということもあり、自主的に、場所と時間を確認にし、小さい子供を連れていけるようになりました。そして、いつの間にか、街頭で通行人に対し「迫害を止めてください」と英語で訴え、チラシの内容を簡単に紹介し、真相を伝えられるようになりました。以前学んだ英語を、無意識のうちに思い出したのです。加えて、日本に戻ったあと、英語が使えるようになったことで、時給の高い試験員職に採用されるようになりました。

　9年前、私は仕事を変えて会社の海外チームに配属され、大量に英語を使う仕事を任されました。海外の子会社や他社のメーカーとメールでやりとりし、さらに資料や報告書の日英翻訳も任されるようになりました。当時の私の英語力では到底対応できず勉強する必要がありますが、時間を確保することは能わず頭を悩ませていました。

　ある時、英語版『轉法輪』を読んだところ、私が当時翻訳できない表現が数多く含まれていることに気づき、英語版『轉法輪』の学法を始めました。ただ、読むスピードが遅かったので、書き写すことにしました。『轉法輪』を一通りを書き写すことで英語力は大きく向上しました。そのおかげで会社の仕事はつつがなくこなせ、さらに中共ウイルスの猛威を振るう期間には、大紀元のYouTube動画の翻訳にも参加しました。英文字幕の翻訳や、大紀元の記事の英訳まで十分対応できるようになったのです。大法の中では、本当に必要なものは法が与えてくれるのだと実感しました。

　また、私は暗記があまり得意ではなく、文章を覚えるのがとても苦手でした。今年の3月、同修の提案で、私たちの煉功点ではSonantを使って集団で法の暗唱を始めました。昔、迫害が始まる前に、私は『轉法輪』を一回だけ暗記したことはありました。当時は、大まかにしか覚えておらず一段落覚えては次の段落、というやり方でした。今回は一字一句間違えずに暗唱していく方式です。他の人に迷惑をかけないよう、また少しでも早く覚えられるように、私は最大限集中して行いました。

　しばらく暗誦を続けると、以前よりもずっと速く『轉法輪』を覚えられるようになりました。それだけでなく、他のあらゆることでも記憶力は良くなりました。私は天国楽団に参加しており、楽譜を覚えることが一番苦手でした。8年以上楽団の練習では基礎練の曲で、ずっと楽譜を見ながら吹いており、暗譜は一度もできませんでした。ところが今ではできるようになり、今年アメリカのグアムでのパレードでは、新たに追加された「星条旗よ永遠なれ」のとても長い曲を、半日足らずで覚えることができたのです。

　（2025年日本法輪大法修煉体験交流会の発表原稿）