　【明慧日本2025年10月19日】チェコの法輪功学習者（以下、学習者）は首都プラハで10月11日(土）、パレートを行った。プラハ歴史地区の街並みは観光客でにぎわい、数万人もの人々がパレードを見て、中国共産党（以下、中共）による法輪功への長期にわたる迫害について知った。チェコ国内の複数のメディアがこのパレードを報道した。

　午前11時、学習者によるパレードの隊列はプラハ城のフラッチャニ広場を出発し、旧市街広場を目指して進んだ。沿道では、観光客や地元の市民が軽快な音楽のリズムに引き寄せられ、色鮮やかなパレードの隊列を立ち止まって見物した。行進の中には、楽曲を演奏する天国楽団の他、龍の舞や獅子の舞、蓮の花を手にした仙女の隊列、そして力強い腰太鼓の演奏などもあった。多くの観客がスマートフォンで写真や動画を撮影し、積極的に法輪功の真相を伝えるチラシを受け取った。

'图1～12：法轮功游行队伍行进在捷克首都布拉格的街道上。人们驻足观赏和接受真相传单。'

人々は足を止めてパレードを見物し、真相を伝えるチラシを受け取る

　主催者：法輪大法の素晴らしさを伝え　人々に中共による迫害への関心を呼びかける

　今回のパレードの2日前、チェコのラジオ局「ラジオ・インパルス」は、チェコ法輪大法学会の報道官レオシュ・ストルナド氏にインタビューを行った。

　ストルナド氏はこう話した。「法輪大法の素晴らしさを紹介するとともに、この平和的で創造的な形式を通して、中共による法輪功への26年にも及ぶ迫害に、人々の関心を呼び起こすことを目的としています」

　パレード終了後、ストルナド氏は旧市街広場でのスピーチの中で、「いくつの出来事は、私たち一人一人に関わることです。たとえ私たちがそれを認めようと認めまいとです。もし人々が真・善・忍という価値観を信じるだけで迫害されているのなら、それは彼らへの攻撃だけでなく、人類全体への攻撃でもあります。私たちは沈黙を続け、これらの犯罪行為を見て見ぬふりをするなら、私たちの社会は一体どのようになってしまうのでしょうか」と述べた。

チェコ法輪大法学会の報道官、レオシュ・ストルナド氏のスピーチ

　チェコの複数のメディアが今回のパレードを報道した。その中には宗教を専門に扱う雑誌『Dingir』（注：「Dingir」という名称は古代シュメール語で「神」を意味する言葉）も含まれている。

雑誌『Dingir』のウェブサイトに、天国楽団のパレード活動に関する記事が掲載された

　報道では次のように伝えられている。「10月11日（土）、法輪功学習者たちはプラハでパレードを行い、プラハ市民や観光客に対し、中共によるこの信仰団体への持続的な迫害への関心を呼びかけた。世界で起きている他の懸念すべき出来事によって、法輪功迫害と言う問題は軽視されがちだが、中共当局が始めたこの迫害は既に26年間続いており、数万人の中国人が命を奪われてきた」

　報道はさらに、「今年のパレードは、中国国内で続くこの迫害を明らかにするだけでなく、中共が法輪功への迫害を海外にも輸出しようとしていることに人々の注意を促すものでもある」と強調している。

　この記事は、レオシュ・ストルナド氏の発言を引用している。「中共の越境弾圧は、法輪功学習者や中国の伝統文化の復興に取り組む神韻芸術団を標的にしている」

　観客：法輪大法の素晴らしさに深く感動した

　パレードを見ていた人々の中にオストラヴァから来た店主のダグマルさんがいた。彼女はパレードを見ながら目に涙を浮かべていた。「目の前に広がるこの美しさに深く心を打たれました。法輪功学習者が受けている迫害について知った時、とても悲しく、胸が痛みました」と話した。

　また、ブルノから来た市民のダニエルさんは、以前から法輪功について聞いたことはあったものの、このような大規模な活動を見るのは初めてだと話した。「このイベントはとても前向きで、よく取り組まれています。軍隊のように秩序がありながらも、とても平和的です」と述べた。

　中共による学習者への迫害について彼はこう言った。「人を逮捕して臓器を摘出するなんて、そんなことは絶対に受け入れられません」。そして、チェコ政府に対し中共による法輪功への迫害停止の請願書に署名したとも話した。

　モンゴルのバンド「モーニングスター」のドラマーの一人は、チラシを受け取った後、インタネットで天国楽団についてさらに調べたと言う。彼は「パレードの音楽や龍の舞がとても気に入り、強い印象を受けました」と語った。