　【明慧日本2025年10月23日】今年10月10日午前、河北省滄州市任丘市出岸鎮の法輪功学習者・豊素霞さん（61歳女性）が連行・家宅捜索された。現在、彼女は任丘市留置場に不当に拘禁され、絶食して迫害に抗議している。

　連行の理由は、彼女がステッカーを貼る様子が監視カメラに捉えられたとされる。当時、多くの警察官が銃を携え、豊さんの家を取り囲み、村人の立ち入りを禁じた。警官らは強引に多くの私物を押収し、さらには彼女が普段使っていた電動自転車や着ていた衣服までも持ち去った。

　この迫害行為には、滄州市国保大隊、任丘市国保大隊、および出岸派出所が関与した。

　豊さんは任丘市出岸鎮北槽口一村の出身。1998年に法輪大法を修煉し始めてから、心身に大きな変化が起きた。物事に直面するとき、まず相手を思いやり、「真・善・忍」に従って行動し、常に良い人であろうと努めた。修煉後、彼女自身の多くの病が治癒しただけでなく、熱心に義父母の世話をし、家庭は円満になり、近隣住民とも非常に良好な関係を築いた。郷里の人々は皆、豊さんを大変良い人だと評している。

　2010年8月25日深夜11時頃、任丘公安局、出岸支局、出岸派出所の十数人の警察官が、はしご、スタンガン、棍棒を持ち、塀を乗り越えて豊さんの家に侵入した。彼らは短パンと肌着姿の豊さんを連行し、出岸支局へ送った。

　出岸支局では、豊さんは手錠をかけられ、鉄の椅子に座ることを強制された。後に家族が彼女に会った際、手首の皮膚が数カ所擦りむけ、ひどく腫れ上がっていた。

　その後、豊さんは任丘留置所に不当に拘禁され、公安と検察院が結託して彼女をでっち上げた。

　2011年3月1日午前9時、任丘裁判所は豊さんに対し不当な開廷を行った。当時、豊さんは手錠と足かせを強制的に装着され、顔色は青白く、全身がむくみ、病状が深刻で、車に乗ることも困難な状態だった。任丘裁判所は、家族や世間の目を欺くために、不当な審理の際に故意に刑事犯を引き連れて陪審員役をさせた。最終的に、豊さんは不法に懲役3年、執行猶予4年の判決を受けた。

　留置所での9カ月間、豊さんは生死の境をさまようほどの迫害を受け、様々な体調不良に見舞われた。

　家族もまた、身体的・精神的な打撃を受けた。迫害された嫁に直面し、年老いた姑は驚愕と打撃に耐えられず、昼夜を問わず献身的に世話をしてくれた良い嫁を案じた。その翌日、姑は冤罪を抱えたままこの世を去った。

　葬儀の際、任丘公安は豊さんが帰宅して老いた姑に最後の別れを告げることを許さなかった。不法な逮捕はちょうど秋の収穫期であり、彼女の家のトウモロコシは誰も収穫できず、次の小麦の種まきもできなくなった。

　明慧ネットの一部の統計によると、2024年上半期、河北省で中国共産党による様々な迫害を受けた法輪功学習者は少なくとも1512人回に上り、内訳は以下の通り。

　冤罪で死去12人。不当に判決52人。でっち上げ・不当な開廷29人。不当な刑事拘留49人。不当な拘留88人。連行少なくとも198人。嫌がらせ少なくとも996人。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）