　【明慧日本2025年10月29日】（台湾＝明慧記者・李佳）台湾の「法輪大法修煉体験交流会」が10月19日、台北和平バスケットボール館で開催された。当日は早朝から台風と北東季節風の影響で台北は強風と大雨に見舞われたが、約6000人の法輪功学習者が交流会に参加し、アメリカ、カナダ、日本、韓国、香港などからの学習者も出席した。その中には各界のエリートや企業経営者も多く、交流会の後、学習者の修煉体験の交流から大いに励まされ、修煉に一層精進する決意を新たにした。

　科学技術会社創業者、法輪大法の修煉の機縁を大切にし、日々精進して着実に修める

台湾科学技術会社創業者兼CEOの栄桂氏

　台湾科学技術会社創業者兼CEOの栄桂氏は、ある外資系テクノロジー企業の社員の修煉体験に深く感動した。「給料やボーナスなど、あらゆる面で彼の利益心に関わることでしたが、彼が本当にその利益心を放下し、最も大切なことを選ぶ決断をしたとき、皆が彼の選択をとても喜びました」と語った。

　栄桂氏はこう話している。「私も似たような体験があります。心性の試練に直面すると、心の中では時にその選択が良くないと分かっていても、執着を放下するのは難しいものです。今日、学習者の体験談を聞き、自分と照らし合わせると、自分の行いはまだまだ及ばないと感じ、さらに精進しなければと思いました。修煉の過程で、試練の前で本当にそれを実行できることこそが、真の修煉者であり、心性向上につながるのです」

　また、羊毛フェルトブランド会社を創立した学習者の体験談も栄桂氏に強い印象を与えた。「彼女は法輪大法の修煉を自身の仕事に取り入れ、神韻（芸術団）の普及にも取り組んでいます。そして、真・善・忍の信念をもって会社のチームを率いています。私自身も会社のチームを持っているので、自分の足りない点に気づかされると同時に、さらに改善できる部分を探し、よりよくしていきたいと励まされます」と述べた。

　栄桂氏はかつて仕事の忙しさから、修煉の初心を忘れてしまったことがあったが、その後再び修煉の道に戻ったという。「だからこそ、この期間を本当に大切に思っています。再び法輪大法の修煉環境に身を置き、学習者と共に過ごすことで、自分がまだできていない多くの点に気づくことができます。この機会を得て再び修煉の道に戻れたことを、言葉では表現できません。ただ、この期間を毎日、最後の日のように過ごし、精進して修煉するしかありません」と語った。

　科学技術会社の会長「すべては師父と法輪大法から生まれる」

台湾科学技術会社の会長・敏煌氏

　台湾科学技術会社の会長・敏煌氏はこのように感想を述べた。「一人ひとりの学習者の修煉の道のりは、まさに本人の体験そのものです。『物事の真の感覚や苦楽は、他人に言われて分かるものではなく、自身が実際に経験して初めて理解できる』というように、ある学習者は、迫害の実態を伝える多くの仕事を担いましたが、その過程で学法や煉功をおろそかにしたため、いくつかの問題が起きました。修煉の中では、転んだり衝突しりすることもありますが、倒れた経験から道理を悟り、再び学法と煉功を通じて心性を高めることができるのです」

　敏煌氏はこう理解している。「最も重要なのは法輪大法です。『すべては師父の法から生まれる』ということです。うまくいくことも、うまくいかないことも、すべて修煉の道を歩む中での経験です。法をしっかり学ぶこと、師父が私たちに繰り返し『学法と煉功を多く行いなさい』と教えてくださった通りにすることで、日常のことも、迫害の実態を伝える活動も、うまく行うことができます。うまくいかないときは内に向かって探し、それはすべて自分の問題なのです」

　敏煌氏は、自身の会社が半導体設備を購入する必要があったことに触れた。「購入のタイミングが適切かどうかで、結果は天地ほどの差が出ます。これはすべて試練であり、修煉の状態、心を動かさずにいられるかどうかが試されます」。また、仕事や迫害の実態を伝える活動の中で、修煉によって心性が本当に高まると、すべてが最も巧妙に按排されていることを何度も体験したという。

　主任医師「嫉妬心を取り除き、学習者の長所を見る」

精神科主任医師・千峰氏と子ども

　台湾部立医院精神科主任医師・千峰氏は、交流会で多くの学習者が嫉妬心を取り除くことについて交流するのを聞いた感想を共有した。「嫉妬心についての体験談を聞くたびに、自分の嫉妬心もその都度取り除かれているように感じます」

　嫉妬心を取り除く過程で、千峰氏は学習者の長所を見るようにしているという。「本当に別の境地を感じることができます。というのも、学習者それぞれの長所がとても際立っているからです。例えば、ある教師は真・善・忍の原則に従って学生を指導しているし、かつて国防部軍事裁判所の検察長を務めた学習者は、中共の生体臓器収奪の実態を暴くドキュメンタリーの普及活動に参加する際、公務員としての固定観念をどう放下するかを示しています」

　千峰氏はこう感じている。時には、自分が関わっているプロジェクトや仕事の成果にあまりにも集中してしまうと、他人の良さに気づけなくなることがあるという。「人それぞれに法を実証する道が異なります。もし自分の役割や道しか見ていなければ、さまざまな豊かな違いのある配置を体験することはできないのです」と述べている。

　ある学習者は、神韻作品を使って学生を教育し、仕事の中でも周囲の人に福音を伝えている。それが千峰氏に子どもを教育するヒントを与えているという。「子どもに神韻作品をたくさん見せ、聞かせることができます。子どもはそれを通じて多くの忠孝節義（国家への忠誠、親への孝行、夫婦間の貞節、友人への義理という四つの道徳規範を指す）の物語を体感し、心性を高めることができます」と語った。

　千峰氏はまた、学習者が共有した夫婦間の修煉の体験に深く感銘を受けた。「最も身近な人だからこそ、夫婦間では不満が最も直接的に表れます。双方が修煉しているとき、長年の怨恨心をどう放下するかを考えます。私の体験では、2人が心から法に照らして修煉し向上しようとするなら、相手を本当に理解することができ、現状を本当に変えることができるのです」

　ゾンタ・インターナショナ委員長「学習者の純粋な状態に激励され私も向上する」

ゾンタ・インターナショナルの女性ビジネス奨奨励委員長・秀俐さん

　ゾンタ・インターナショナルの女性ビジネス奨励委員長・秀俐さんは、ある若い学習者が仕事の経歴に関する修煉体験を共有したことに深い印象を受けたという。「彼は一般的には恵まれた仕事を辞める決心をし、その後新しい職場でも辞めるよう告げられた。その過程での彼の執着を放下する姿勢と心性の向上は、まさに大法弟子にしかできないことです」と話した。

　また、苗栗県の高齢学習者の修煉体験も秀俐さんに深い感動を与えた。「彼は困難に直面しても、自分のことを考えず、ただ迫害の実態を伝え続けています。学習者の純粋さを感じます。そして、かつては典型的な亭主関白の人が、自ら内に向かって探し、妻と一緒に家事をこなし、床を掃き、料理を作り、妻の負担を軽くし、亭主関白を放下しました。これは本当に簡単なことではないのです」と述べた。

　秀俐さんは指摘した。自分は知識人であり、後天的な観念が多い。「例えば私は勉強は得意だが、後天的な観念が多いため、法を暗記するのがあまり順調ではなく、学習者の純粋さを感じ、自分との違いを実感しました。集団の環境の中で、落ち込んでいるときでも、学習者の精進ぶりを見ることで励まされるのです」と語った。