文／中国の大法弟子

　【明慧日本2025年11月2日】私は年配の大法弟子です。1998年に修煉を始めてから、出産のあと30年以上も悩まされていた足の痛みがすっかり治り、老眼鏡も外すことができ、今でもはっきりと見えます。耳も聞こえがよく、自転車に乗って市場に出かけることもできます。常人たちは私を見ると、みんな親指を立てて驚きます。

　一、病業の幻像を突破する

　78歳の年、私は不注意で腰を痛め、立ち上がることもできず、日常生活さえ自分ではできなくなってしまいました。そのとき、私は心の中で「師父がいらっしゃる、大法がある、恐れることはない」と思い、学法を増やし、発正念を続けました。やがて少しずつ腰に力が戻ってきましたが、それでも立ち上がることはできませんでした。私は大きな洋服ダンスに寄りかかって煉功を続けました。痛みは骨にまで刺さるようで、腰もまったく曲がらなかったのですが、できるところまでやり続けました。10日余りで腰は完全に治りました。師父に感謝し、大法に感謝します。

　ある日、家の前で小学生が電動自転車で私にぶつかったことがありました。子どもは怯えていましたが、私は急いで起き上がって、「怖がらなくていいよ、私はあなたを責めたりしないから」と伝えました。そして、「縁があったのね。君は少先隊に入っているの？」と聞くと、その子は「はい」と答えました。私は彼に真相を伝え、「少先隊をやめて、『法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい』と覚えておきなさい」と言い、子どもを安心させて帰しました。

　二、堂々と留置所を出る

　2003年、私は真相を伝えたことで悪人に通報され、まず地元の警察署に連行されました。彼らが「名前は？」と聞くので、私は「私は法輪功です」と答えました。皆、思わず笑っていました。続いて「資料はどこから来たのか」と聞かれたので、私は自分がどのように大法を学び始め、学法後に身体が健康になり、足の痛みもなくなり、何でもできるようになったかを話しました。脳血栓の夫の世話をしながら、嫁の子育ても手伝えるほど元気になったことも伝えました。私は理屈っぽい話はできませんが、ただ一つはっきりしているのは、法輪大法は私からお金を取るようなことは一切せず、むしろお金をかけずに健康になれ、家族全員が恩恵を受けたと話すと、彼らは黙って私の話を聞いていました。

　その後、彼らはどうすることもできず、私を国保大隊へ連れていき、さらに恐喝や脅しを続けました。それでも私は少しも恐れず、今になって思えば、師父が私を加持してくださっていたのだと思います。夕方になると、彼らは私がまったく屈しないのを見て、留置所に送ってしまいました。私は「ここに来たのも衆生を救うためだ」と心に思い、時間があれば発正念をし、法を暗唱していました。留置場の環境はとても厳しかったのですが、義理の娘が差し入れてくれた食べ物を皆に少しずつ分けてあげると、皆とても感動していました。

　そのころは、「保証書」を書かなければ釈放されないという決まりがありましたが、私は心の中で「絶対に保証書は書かない」と固く決めていました。14日目になると、彼らは何も言わずに私を釈放しました。家族も協力してくれて、警察が罰金を要求しても支払いませんでした。こうして私は、師父のご加持のもと、堂々と留置場を後にすることができたのです。

　三、公安市局で警察に「三退」を勧める

　2013年、同修と協力して真相を伝えていたとき、また通報されて公安支局に連行されました。けれどもその過程で、私は少しも恐れませんでした。彼らは1人の女性警官に私を監視させましたが、私はすぐに「この人とは縁がある」と分かり、彼女に法輪大法のすばらしさを話しました。大法が100を超える国々に広まっていること、中共がいかに邪悪であるか、過去の政治運動でどんな手口を使ってきたかを語り、最後に「中共組織から脱退してこそ無事を保てるのですよ」と伝えました。すると彼女はうなずいて同意してくれました。こうして、また一つの生命が救われたのです。

　その後、警察は「保証書」を書かなければ帰れないと脅してきましたが、私は断固として書きませんでした。彼らもどうすることもできず、夕方になると私を家に帰しました。

　四、人に言われるのを嫌がる心を修める

　法を学ぶ前の私はとても気の強い性格で、誰に何を言われても受け入れず、すぐ反発するような人間でした。修煉を始めてから長い年月がたっても、その心を本当には取り除けていませんでした。ここ数年、何度も心性の関を試される出来事があり、同修から「これはあなたが『人に言われたくない心』をなくすための機会ですよ」と指摘されました。私はそのたびに自分を抑えて怒らないようにしてきましたが、心の中ではやはり腹が立っていました。けれども少しずつ心が穏やかになり、怒ることもだんだん少なくなってきました。

　私は精進している同修と比べると、まだまだ足りないところが多いと分かっていますが、師父と大法のご加持のもと、これからもっと良くなっていけると信じています。

　20年以上にわたる修煉の道を振り返っても、私は深い法理を語れるわけではありません。ただ、師父が教えてくださる通りに行えば、それが最も正しい道であると信じてきました。この年月、私はそのように歩み、一度も手を抜いたことはありません。私は師父を信じ、大法を信じています。毎日学法し、煉功し、外に出て真相を伝えることを欠かしたことはほとんどありません。

　大法の中で修煉してきたこれらの年月こそ、私の人生で最も幸福で、最も充実した日々でした。師父に感謝し、大法に感謝いたします。

　法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい。