文／黒竜江省の大法弟子

　【明慧日本2025年11月5日】2024年8月のある日、同僚から自分の母親に法輪大法について話してほしいと頼まれました。同僚の母親は以前、大法を学んでいましたが、まだ学んで長く経ってないうちに、中国共産党が法輪大法への弾圧を始めました。そのため、母親は迫害を恐れて学ぶことをやめてしまいました。現在、同僚の母親は寝たきり状態ですが、意識ははっきりしており、再び大法を学びたいと考えているということです。

　私は同僚の家を訪れ、同僚の母親に大法に関する多くのことを話しました。母親はとても喜び、「1998年に大法の書籍を読んだことがあります。迫害を恐れて学ぶのをやめてしまいました。その後、体のあちこちに病気を患っているため、また大法を学びたいと思っているのです」と話してくれました。私は「今後、再び放棄しないことを保証できますか？」と尋ねると、母親は「できます」と答えましたが、私はまだ不安でした。帰宅後、心の中で師父に「どうすればよいでしょうか？」と尋ね、師父の導きにより、厳正な声明を書かせてから学ばせるべきだと悟りました。翌日、そのことを同僚の母親と話し合いました。母親はすぐに理解し、私が声明文を代筆しました。その日の午後から私たち2人で『轉法輪』の学習を始めました。

　母親は聴力と視力が著しく低下していたため、私は大きな声で読み聞かせました。半月ほど学習を続けるうちに、母親の片足と片腕を動かせるようになり、ソファや壁を支えにして自力でトイレに行けるようになりました。

　私たちは法を学び続け、絶えず交流し、法に対する理解を深めると同時に心性を高めました。一カ月後、母親の血圧は下がり、心拍数も比較的正常になり、目の状態も良くなり、一行一行の文字が見えるようになりましたが、まだはっきりとは見えませんでした。食事を食べる量も増え、聴力もかなり回復し、私が大声で法を読む必要はなくなりました。

　こうした変化により、母親は心の底から師父の慈悲深い済度に感謝し、師父の写真に向けて頭を下げて礼拝しました。母親の家族（2人の息子と2人の娘）も皆、大法の奇跡を目の当たりにし、全員「三退」（中共組織からの脱退）を行いました。

　２カ月学んだ後、母親の白内障は消え、垂れ下がっていたまぶたが上がり、自分で法を読むことができ、声に出して唱えられるようになりました。この頃には私たちは一日一講ずつ学び、母親は時々一気に何段落も法を読むことができました。母親は自らをお修めようと、私に「どうすれば着実に修煉することができるの？」と度々尋ねてきました。母親は「私はただ大法の本を読むだけでは、読み終えたら忘れてしまい、着実な修煉ができなければダメだよね」と話しました。私は母親に経文を暗記するよう、「法が導かれるので、焦らずに、まず経文の中の『忍とは何か』『境界』の二篇を暗記し、法と照らし合わせて修煉することができて、徐々に他の法も暗記していけば良いです。頭の中に多くの法を入れれば、常に法に従って行動することがまさに着実な修煉になると思います」と話しました。

　母親はわずか一週間でその経文の二篇を覚えるようになり、理解も深めました。9月になって母親は私に「左目がまだ治らないのはなぜですか？　どうすれば？」と聞きました。私は少し考えて、「ご自身で振り返ってみてください。法輪大法をやめてから今まで、よくないことをしましたか？　誰かを軽んじたことがありますか？　特に家族の中で誰かに意地悪をしたことがありましたか。もし、あれば、その悪い考えを正し、心から師父に過ちを認めてください」と答えました。

　2週間の学法と交流を通じて、母親は4、5つの法に反する考えと言動があったと見つけ出し、速やかに正しました。絶えず精進することで、母親の心臓は回復し、手もよく動くようになり、子宮脱や排尿困難の症状も治りました。

　11月になると、母親は一気には『轉法輪』を十数ページ読めるようになりました。母親は師父が命を救ってくださった恩恵に深く感謝し、家族一同感動して法輪大法の師父に感謝の言葉を述べました。また私に「あなたの助けにも感謝します」と言うので、私は「感謝する必要はありません。これも師父が私に与えてくださった修煉の一部です。師父は私たちに大法の中で修煉させ、互いに助け合うよう導いてくださっているのです」と答えました。この期間、私の心性も試練を経て高められました。師父の法を正すことを手伝い、衆生を救うためには、私たち大法弟子はまず自らを修め、善良な人間でなければなりません。この機会を利用して私はよりよく大法を伝え、同僚の一家は大法を深く理解し、大法についての真実をさらに明確に認識しました。

　同僚たちの家の近所の人々も、母親が再び大法を修煉し始めたことで奇跡的なことが起こったと知り、寝たきりだった母親が元気になった姿を見に来ました。最も頑固な中国共産党党員幹部の1人も、大法の真実を理解した後、「三退」を宣言しました。

　2025年3月頃、母親は自宅で自ら進んで、文字の大きい師父の経文の『精進要旨』『シドニー法会での講法』『洪吟』『洪吟二』などを読みました。8月、母親は病院で検査を受けましたが、患っていた病気が消えたのです。家族全員が、大法の慈悲深い済度と師父に感謝しています。