　【明慧日本2025年11月5日】

　遼寧省清原県の王南方さんなど9人の法輪功学習者（以下、学習者）が不当裁判に直面

　遼寧省清原県で不当に拘束されている学習者の王南方さん、周樹友さん、王沢興さん、胡明麗さん、胡風菊さんの5人、および「裁判待ちで一時釈放」の4人の学習者・劉海涛さん、黄玉萍さん、萊春蓮さん、王国忠さんについて、一部の家族が10月31日、撫順市望花区裁判所からの通知を受け取った。通知によると、望花区裁判所は11月11日午前9時に、上記の王南方さんたち9人の学習者を対象とした不当な法廷審理を、撫順南溝留置所で行う予定だという。

　王南方さんなど5人の学習者は2024年7月11日に連行されて以来、すでに1年4カ月もの間、留置場で不当に拘束されている。

　河北省承徳の陳鳳霞さんの案件が裁判所へ送致

　河北省承徳の学習者・陳鳳霞さんは、今年9月11日にバスの車内で連行された。

　9月25日、家族は彼女の不当な連行通知書を受け取った。

　10月11日、弁護士は面会した際、陳さんが勾留されてから面会時まで、誰も事情聴取や供述録取を行っていないことを知った。

　10月27日、弁護士が承徳県検察庁の案件管理部門に電話で問い合わせたところ、案件記録はすでに双橋区検察庁に移送されたとの回答を得た。弁護士はすぐに双橋区検察庁の案件管理部門に電話したが、まだ確認できないので、2日後にかけ直すように言われた。

　10月29日、家族が双橋区検察庁の案件管理部門に問い合わせたところ、担当者は案件記録が10月15日に届いたと言った。

　10月31日、弁護士が双橋区検察庁に電話し、オンラインでの案件閲覧について尋ねたところ、担当者は、来週月曜日に案件担当者から連絡があり、オンラインで閲覧可能になると弁護士に告げた。

　同日（10月31日）、家族が双橋区検察庁を訪れ、担当検察官である張宏剣に会ったところ、彼は案件記録がすでに双橋区裁判所に送致されたと言った。さらに尋ねると、送致は10月22日だったという。そこで家族は双橋区裁判所の刑事法廷に電話をかけたが、二つの部署とも、まだ担当が決まっていないので、来週かけ直すように言われた。

　湖北省麻城市複数人の学習者が洗脳班に連行された件の追加情報

　今年10月11日、麻城市政法委員会は、鉄門崗郷の学習者・曹桂栄さん（女性）と宋埠鎮の郝慶安さん（男性）を連行し、麻城新東方ホテル洗脳班で迫害を加えている。

　今年9月、麻城市政法委員会は、白果鎮の学習者・閆愛梅さん（女性）と宋埠鎮の小学校教師・王勝利さん（男性）を連行し、麻城新東方ホテル洗脳班で迫害を加えている。

　9月3日の閲兵式と10月1日前後の期間、麻城市政法委員会、派出所、警務室、コミュニティは、市内の都市部・農村部の学習者に対し、数十回にわたる大規模な嫌がらせと迫害を行った。また、一部の学習者は「面談」と称して圧力をかけられている。

　広東省深圳市宝安区石岩派出所の警官が謝万猛さんに嫌がらせ

　深圳宝安区石岩派出所の鄭と名乗る警官は、何ら正当な理由もなく、フルネームも警察官番号も明かすことなく、学習者・謝万猛さんに電話で、派出所に来て供述するように脅迫した。来なければ、連行するという。

　10月28日、警察官が謝万猛さんの家を訪れてドアを叩き、さらに電話で嫌がらせを行ったが、謝万猛さんは電話に出なかった。

　10月29日、派出所は家主に部屋が水漏れしていると嘘をつかせ、帰宅してドアを開けるように仕向け、また電話で嫌がらせを行ったが、謝万猛さんは電話に出なかった。警官は夜遅くまで張り込みを続けたが、成果はなかった。

　10月30日、謝万猛さんが鄭と名乗る警察官に電話したところ、調査に応じなければ自宅に踏み込んで連行すると脅迫された。

　謝万猛さんは現在、家を離れ放浪生活を送っている。

　河北省赤城県砲梁郷派出所が崔占蓮さんを連行

　10月30日午前11時半、崔占蓮さんは自家用車で用事を済ませ、車庫に車を入れようとした際、砲梁郷派出所所長の趙文輝が率いる警官らに車庫で連行された。午後3時過ぎには、家宅捜索が行われた。同日夜7時半頃、崔占蓮さんは張家口市拘置所に送られ、8日間の不当な拘留を受けている。

　連行の理由は、彼女が5月11日に砲梁郷へ行き、「5.13」世界法輪大法デーのステッカーを貼り、「法輪大法は素晴らしい！　真善忍は素晴らしい！」と人々に伝えたことが、真実を知らない人に通報されたためだった。5月14日、同行した運転手が連行され、5日間の拘留を言い渡されたが、体調不良のため勾留はされなかった。6月30日には、学習者・李玉川さんが連行され、15日間拘留された。それから5カ月以上が経過し、今回、崔占蓮さんが連行された。

　情報によると、今回の崔占蓮さんの連行は、国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関。以下、国保）が砲梁郷派出所に指示して実行させたという。国保の隊長の薛志強は、必ず拘留すべきだと言い、最終的に8日間の拘留が決定された。

　河北省晋州市の王月超さんが山東省で連行

　河北省晋州市の学習者・王月超さんは、山東省で法輪功の「真相を伝える活動」を行っていた際に連行された。具体的な日時と場所は不明であり、調査中である。

　重慶市開州区の周子華さんが連行された後、帰宅した

　重慶市開州区の学習者・周子華さんと夫の王国棋さんは、9月17日、遂寧紅十字病院の付近で、山東省から遂寧に広告看板の設置に来ていた男性に「真相を伝える活動」を行い、法輪功の資料『明慧週刊』を渡した。しかし、この男性にビデオで録画され、凱旋路派出所に通報された。

　ビッグデータによる監視の下、公安局、凱旋路派出所の警察官馮震と楊帥、慈音寺コミュニティの職員ら合計6、7人が、9月29日午前11時頃に周子華さんの自宅を訪れた。彼らは家に入るや否や、逮捕状と捜索令状を提示し、ボディカメラを装着した一人が全過程をビデオ撮影した。彼らは「今日、2人の高齢者には必ず凱旋路派出所まで同行してもらう。午後には帰す。そして家宅捜索も必須だ」と言った。

　周さん夫婦が拒否し、彼らに「真相を伝える活動」を試みたが、警官らは聞く耳を持たなかった。その後、馮警官は「資料を配ったのは周子華だ。彼女だけが行けばいい。高齢者は配っていないから行かなくてもいい」と言い、周子華さんに手錠をかけ、馮震ら数人が彼女を無理やり車に乗せて連行した（楊帥は周子華さんの家に留まったままだった）。

　馮震は、ボディカメラを装着した者と共に周子華さんの家に戻り、家宅捜索を開始し、慈音寺コミュニティの女性職員1人も立ち会った。彼らは、すべての法輪功関連書籍（以前の断片的な経文や経典を含む）数十冊、ビデオ機器4台（大3台、小1台）、プレイヤー、TFカードなどを押収した。警官は王国棋さんに署名を求めたが、王国棋さんは拒否したため、慈音寺コミュニティの女性職員に証人として代理署名させた。その後、全員が周子華さんの家を出て行った。

　派出所では、彼らは周子華さんに対して手荒なことはせず、ただ、当日に彼女が「真相を伝える活動」をした男性の録画を見せ、署名をして帰宅するように求めた。周子華さんは署名を拒否したが、午後2時には帰宅した。周子華さんの手首は手錠で青黒く腫れ上がり、治るまで長い時間がかかった。

　河北省晋州市：長期間にわたり法輪功学習者を迫害する関係者を表沙汰に

　彼ら（関係者）は長期間にわたり学習者を迫害し、何度も自宅を訪問して嫌がらせを行っている。

　河北省永清県韓村派出所の警官が王瑞平さんに嫌がらせ

　2025年10月27日午前10時過ぎ、河北省廊坊市永清県韓村派出所の警官2人が、学習者・王瑞平さんの自宅に嫌がらせに訪れた。王瑞平さんは不在だったため、そのうちの双という姓の警官が王瑞平さんの夫に「王瑞平はどこに行ったのか」と尋ねた。夫は「仕事に行った」と答えた。翌日、王瑞平さんが勤務する親戚の家にも、彼女の村の書記から電話があり、王瑞平さんを雇用しているかどうか尋ねた。

　2023年12月28日午後2時頃、韓村派出所の警官3人が、王瑞平さんが勤務する工場に嫌がらせに訪れた。この数日前にも自宅に嫌がらせに来ていた。

　四川省86歳の高齢者・唐旭珍さんが検察庁に不当起訴された件の追加情報

　高齢者の唐旭珍さんは、2024年8月、2025年5月、6月にそれぞれ3人に対し、護身符や法輪功の真相資料を配布した。また、少量の護身符と真相資料を身に着けていた。瀘州市江陽区公安支局はこれを理由に、彼女を「裁判待ちとして一時保釈」「居住監視」とした。今年8月29日、江陽区公安支局は唐旭珍さんを瀘州市江陽区検察庁に告発し、9月5日、江陽区検察庁は不当な罪名で唐旭珍さんに対し、不当な公訴を提起した。

　湖北省武漢市の劉成柱さんが不当拘留15日を経て帰宅

　武漢市江夏区の法輪功学習者・劉成柱さんは、10月16日に武漢市洪山区張家湾派出所によって15日間の不当拘留を受け、洪山区拘拘置所に収容されていたが、すでに帰宅した。

　山東省聊城市高唐県李丙嶺さんが連行された件（情報補充）

　今年10月29日夜、山東省聊城市高唐県の学習者・李丙嶺さんが連行された。原因は不明である。

　これ以前、高唐公安は李丙嶺さんに対し再三嫌がらせを行っており、そのため李丙嶺さんの妹や義弟は彼を受け入れることができなかった。現在の李丙嶺さんの状況は不明であり、具体的な情報は後日追って補充する。

　遼寧省瀋陽市新城子の楊秋蓮さんが連行後、帰宅

　8月25日、遼寧省瀋陽市新城子の学習者・楊秋蓮さんが輝山派出所の警官に連行された。警官5、6人がコミュニティの職員と共に自宅に立ち入り、彼女を連行した。9月1日、楊秋蓮さんは無事帰宅した。

　遼寧省丹東市の紀麗娜さんが連行された件（情報補充）

　今年10月30日、遼寧省丹東市の法輪功学習者・紀麗娜さんは、「真相を伝える活動」を行い、資料を配布している際に、丹東市元宝区興東派出所に連行され、現在も同派出所に拘束されている。警察は、二度と配布活動を行わないという保証書を書けば釈放すると要求しているが、拒否すれば不当に拘束し続けるとしている。

　遼寧省丹東市の孫艶さんが看守所に不当拘束中か（情報補充）

　遼寧省丹東市の学習者・孫艶さんは、丹東市元宝区金山派出所に連行された後、拘留所に送られ、10日後にさらに看守所へ移送された。現在、孫艶さんは丹東看守所に不当に拘束されている可能性が高いが、具体的な状況は不明である。

　河北省滄州市李体波さん、王佳勝さんが連行された後帰宅、冉雅鳳さんは不明

　10月28日、滄州の学習者・李体波さんは、同じく学習者である冉雅鳳さんの家へ向かう途中で、献県公安の警官に連行された。冉雅鳳さんは献県出身で、李体波さんとは同郷である。李体波さんは2日間不当に拘束されたが、留置場が受け入れを拒否したため、釈放された。冉雅鳳さんの状況は不明であり、連行されたかどうか、連行された原因も不明である。

　同じく10月28日、滄州の学習者・王佳勝さんは、地元の派出所に連行され、その後留置場に送致されたが、1日後に釈放され帰宅した。

　河北省廊坊市永清県国保が派出所と結託し学習者に嫌がらせ

　10月29日午前10時、河北省廊坊市永清県の国保は、龍虎荘郷派出所と共同で警官計6人を動員し、北孟一村の学習者・蘇広東さんの自宅に不当な家宅捜索を行った。その際、携帯電話2台、法輪大法師の法像、法輪功の書籍、および「真相資料」の冊子が押収された。

　黒竜江省ハルビン市の趙淑坤さんが不当拘束15日を経て帰宅

　ハルビン市双城区五家鎮の学習者・趙淑坤さんは連行され、15日間不当に拘束されていたが、10月31日午前に自宅に戻った。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）