　【明慧日本2025年11月6日】黒竜江省女子刑務所 8 監区は、法輪功学習者（以下、学習者）を迫害する悪の巣窟であり、数えきれないほどの学習者がそこで拷問を受け、衰弱死させられたり、身体に障害を負わされたりしてきた。学習者の陳雪艶さんと杜秀艶さんは現在、8監区で迫害に遭っている。

　牡丹江市の陳雪艶さんは、今年 69 歳。2022年12月16日、陳さんが寧安市臥龍郷西崗子村で村民に「真相カレンダー」を配布していたところ、臥龍郷派出所の警官に連行されたが、その日のうちに帰宅した。2023年8月10日、陳さんは再び警官に連行され、不当に牡丹江市留置場に拘禁された。2023年12月14日に海林市裁判所から懲役3年6カ月の不当判決を受け、2024年2月2日に黒竜江省女子刑務所に収容され、迫害を受けている。2027年2月9日に出所する予定だ。

　陳さんは連行される前は健康だったが、現在の8監区での迫害により高血圧や心臓病の症状が出ている。情報によると、陳さんは入獄直後、信仰放棄を強制する、いわゆる「三書」を書かさせられた。陳さんは刑務所の610弁公室・梁雪に法輪功の真相を話した結果、尋問室から引きずり出され、大便所の水場で拘束された。受刑者の陳洋が彼女の頬を叩き、また「転向」工作をしていた元受刑者の竟芳や王舒らが部屋の床に水をまき、陳さんを水の中に立たせ、靴は完全に濡れてしまった。食事や水分補給も全て制限された。監視役の刑事犯が 2 時間ごとに交代し、朝 4 時過ぎから始まり、夜 9 時半になってようやく監房に戻って寝ることを許された。着替えや洗濯も許されなかった。この種の迫害が 1 カ月近く連続して行われた。陳さんは現在、思想報告書の提出を拒否し、いかなる文書にも署名しないため、「五聯保」（5 人 1 組の連帯保証制度）によって常に監視されている。

　ハルビン市の法輪功学習者・杜秀艶さんは、今年 60 歳。2017年2月25日、杜さんは自宅で阿城区勝利派出所の警官に家宅捜索を受け、連行された。不当に 15 日間拘留された後、裁判待ちとして一時保釈された。2018年9月、阿城区裁判所は杜さんに対し不当な開廷審理を行い、2 カ月後に裁判所は杜さんに対し逮捕状を発行し、不当に懲役 3 年から 5 年の判決を下そうとした。杜さんはやむなく家を離れて放浪生活を送り、中国共産党によりインターネットで不当な指名手配を受けた。2024年4月1日、杜さんは再びハルビン市阿城区国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官に連行され、同年6月に阿城区裁判所から不当に懲役 9 年の判決を受け、2024年8月に黒竜江省女子刑務所に収容され迫害を受けている。

　情報によると、杜さんは入獄後、他人が彼女に代わって「三書」を書いたが、本人はこれを認めなかった。刑務所側は彼女に対し、いわゆる「テスト」を行ったが、不合格と見なした。彼女が「転向」しないため、刑務官の指示の下、刑事犯の原竟芳が彼女を殴打し、髪の毛を引っ張った。また、彼女を「小件室」(納戸。物を置いておく部屋)に拘束し迫害を加えた。朝は歯磨きや食事を許されなかった。彼女が囚人服の着用を拒否すると、刑務官は彼女への迫害を強め、彼女を 2 組から 4 組の厳重管理下に異動させ、さらに 5 組へ、その後再び 2 組へ戻し、各組の受刑者たちが彼女を交代で迫害するように仕向けた。

　杜さんは終始、法輪大法に対する正しい信念を保ち、学習者をいじめる者がいれば、真っ先に立ち上がって制止した。邪悪な者たちは、彼女が手なずけにくいと見なし、他の人々が彼女に倣う(手本として真似る行為)のを恐れ、常に密かに彼女に危害を加えようとしている。

中国共産党による拷問：殴打

　黒竜江省女子刑務所による法輪功学習者への迫害状況に、外部からの関心を寄せてほしい。