　【明慧日本2025年11月9日】

　寧夏銀川市公安局　複数の法輪功学習者が連行される

　11月2日午前、寧夏回族自治区銀川市国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関。以下、国保）、公安局及び各管轄区域の派出所は、銀川市内の法輪功学習者（以下、学習者）を対象に突然、一斉家宅捜索、連行を実施した。

　現在までに連行され、拘留されている学習者は、以下の通り確認されている。
　興慶区の李士林さんと朱琳さん（夫婦）、沈冬梅さん、謝毅（玉）強さん、李金花さんと娘、楊雪紅さんと劉海雄さん（夫婦）、趙林さん、趙恒徳さん、毛敏悟さんの11人である。金鳳区の王相臣さんと羅新平さん（夫婦）、陳宝忠さんと李蘭鳳さん（夫婦）、単季寧さんの5人である。西夏区の宋暻さんと陳玉蘭さん（夫婦）、陳雪英さん、司玉容さんの4人である。このうち沈冬梅さんと宋暻さんの家は、鍵をこじ開けられて押し入られた。事件が大規模かつ突発的なため、詳細な続報は追って補足する。

　湖北省武漢市胡亜萍さんが漢陽区裁判所に起訴される

　武漢市東西湖区在住の62歳の学習者・胡亜萍さんは、2025年6月11日に武漢市江漢区公安分局の警官に連行され、翌日、刑事拘留され、武漢市第一拘置所に拘禁された。2025年8月20日頃、胡亜萍さんは濡れ衣を着せられ武漢市江漢区検察院に送致された。9月2日頃、武漢市漢陽区検察院に移送された。10月、迫害事件は武漢市漢陽区裁判所に起訴された。

　遼寧省の王会令さん、康偉さん、崔明志さんの3人が連行される

　2025年11月3日午後、遼寧省瀋陽市法庫県の学習者・王会令さん、康偉さん、崔明志さんの3人が連行された。連行に関与したのは、法庫県公安局の国保と法庫県公安局石橋派出所の警官である。連行の具体的な理由は不明で、警官は「通報があった」と説明をしている。

　王会令さんと康偉さんは夫婦であり、崔さんは王さんの家を訪ねていたため、共に連行された。警官は王さんの自宅を家宅捜索した。現在3人は拘置所に拘禁されており、詳細は追って報告する。

　北京西城区の劉升平さん　10月末に連絡が途絶える

　学習者・劉升平さん（73歳女性）は2025年10月末に連絡が途絶え、現在、海淀区拘置所に拘留されている。

　広東省梅州市の興寧市でこの1カ月間、複数の学習者が嫌がらせを受ける

　ここ1カ月間、広東省梅州市の興寧市の幸政権・羅東らが主導し、地元派出所・居民委員会・コミュニティ・街道弁事処などと結託し、複数の学習者の自宅を訪問した。「近況を聞く」と称しながら、実際には監視・脅迫・情報収集を行い、いわゆる「転向」を企んでいる。

　竜港区西街派出所が一般募集した非正規職員（補助警官）魏佳の悪行を暴露

　魏佳（40代女性）、肌が黒く、やや太り気味、肩までのショートヘアで、遼寧省葫芦島市竜港区西街道派出所の補助警官である。近年、学習者への迫害に積極的に関与している。

　2024年10月頃、魏佳は警官の制服を着て、75歳の女性学習者の家に繰り返し押しかけ、強引に衛星放送受信アンテナを没収した。さらに女性をたびたび脅迫したため、女性はショックで病み、次第に両目が見えなくなり、やがて日常生活も自力で行えなくなった。女性は娘に引き取られたが、数日後の新年期間中に亡くなった。

　2025年3～4月、魏佳は別の学習者である高齢女性の家から『轉法輪』2冊を押収した。2025年10月22日午後5時40分頃、特殊警察車両1台とパトカー2台が西山坡地区に現れ、数十人の警官が高齢女性の家に押し入り、法輪功書籍と法輪功の真実が載っているカレンダー数百冊を押収した。

　高齢女性は20年以上脳血栓を患っていたが、法輪功を学んで改善し、ずっと若々しい体を保っていた。3年間のパンデミック期間中、女性の夫は何度も病気になったが、女性は無事だった。しかも顔色は70代には全く見えない。

　今回、女性の家に来た魏佳は相変わらず無造作に物を探し回った。派出所の所長や街道主任でさえ、魏佳ほど横暴ではなかった。警官らは午後5時から8時過ぎまで居座り、最終的に女性を「巡視組」へ背負って連れて行き、写真を撮らせた。夫は魏佳に妻を連れ去るなと抗議した。

　警官らは一切の手続きを取っていなかった。従って彼らは「住居不法侵入罪」「不法捜索罪」「不法監禁罪」「虚偽告訴罪」に該当する。

　山東省聊城市公安局の警官3人　学習者に嫌がらせ

　2025年11月3日午後4時過ぎ、山東省聊城市公安局の警官3人（制服姿の男性2人と女性1人）が開発区に住む学習者・陳又玲さんの家のドアをノックし、家に入るとすぐに物を漁り始めた。陳さんが「何しに来ましたか」と尋ねると、彼らは「お宅に法輪功の資料がないか、確認するためだ」と答えた。彼らは見つけた58冊の法輪功書籍を持ち去ろうとした。陳さんが制止し、法輪功の真実を伝えたが、彼らは聞き入れず、法輪功書籍を持ち去った。同日、聊城市蒋官屯の学習者も同様の嫌がらせを受けた。

　湖北省黄岡市黄梅県小池鎮公安分局の警官が学習者の家に不法侵入

　2025年10月29日午後11時頃、湖北省黄岡市黄梅県小池鎮公安分局の警官6、7人が制服姿で、同県小池鎮の学習者・胡柏栄さん（70代女性）の家に行き、ドアを破って不法侵入した。警官らは家中の引き出しや戸棚をひっくり返して何かを探したが、結局何も見つからず立ち去った。

　天津市宝坻区王卜荘鎮の張志燕さんが連行される

　2025年10月23日、天津市宝坻区王卜荘鎮の学習者・張志燕さんは、同鎮の党委員会の書記に法輪功資料を渡したところ、その人に通報された。その後、張さんは連行された。

　宝坻区国保と王卜荘派出所の警官は家族に対し、張さんを15日間拘留すると伝えた。

　安徽省淮南市の大部分の学習者が最近、嫌がらせを受ける

　2025年10月31日午前、淮南市田家庵区前鋒コミュニティの学習者・葛雪梅さんが政法委員会、派出所の警官とコミュニティの職員による自宅訪問による嫌がらせを受けた。彼ら5、6人は動画撮影を要求し、その内容は「法輪功創始者を詐欺師と名指しで罵る」こと、「大法(法輪功)を罵る」こと、「自分が騙されたと述べる」ことだった。さらに「動画を撮影しなければ洗脳班に入れ、洗脳班で転向しなければ次は拘留所、拘置所行きだ」と脅した。午後には曹主任（女性）が偽善的な説得に来た後、「洗脳班で転向せず拘置所でもダメなら、次は年金を停止する」と脅迫した。

　葛さんは合肥市から戻ったばかり。嫁と一緒に生後1カ月の孫の世話をしているところを、合肥蜀山区オリンガーデン（二期）のコミュニティの職員が「1カ月の洗脳班に参加しないなら、大家に連絡して家を貸さないよう要求し、追い出すぞ」と脅迫した。葛雪梅さんの息子一家は、幼い子供を預ける人もいない状況でも、葛さんを合肥に滞在させ続けることもできなかった。葛雪梅さんが戻って間もなく自宅訪問による嫌がらせを受けた。

　淮南の大部分の学習者が同様の嫌がらせを受けていることが判明した。75歳以上、あるいは癌患者以外は全員、ビデオ撮影を強制されると言われている。

　山東省青島市莱西区黄花観の孟兆福さんが拘置所から帰宅

　11月1日、山東省青島市莱西市黄花観の学習者・孟兆福さんが莱西拘置所から帰宅した。

　広東省深セン市福田区蓮花派出所が学習者を連行

　10月29日午前、深セン市福田区蓮花派出所の警官が学習者・肖黎丹さん（湖南省出身）を連行した。現在の状況は不明である。

　上海市曹楊地区の李紅さんが尾行される

　2025年11月2日から今日まで、上海市曹楊地区に住む学習者・李紅さんは外出するたびに2人に尾行されていることに気づいた。自宅に戻ると、彼らは廊下で待ち伏せしていた。2025年10月1日以前にも尾行されていた。

　李さんが毎回、これらの尾行者に法輪功の真実を伝えようとすると、彼らは逃げ去るため、やむを得ずバスの中で法輪功の真実を伝えることになった。これは、法律と善悪応報の観点から「法輪功は合法であり、迫害は犯罪です」という客観的事実を伝え、迫害から離れることで初めて、自身を巻き込まず傷つけられないと善行を勧めた。

・　ある日、李さんがバスでの法輪功の真実を伝えた後、長寧区番禺路の友人宅に行ったが、警官らに許可なく強引に押し入られた。トイレから李さんが戻ると、警官が物置部屋へ直行するのを目撃したので手で制止し、「なぜ、勝手に入ってくるのですか」と問いただすと、彼らは「人口調査だ」と答えた。李さんは「おかしいですよ。戸別訪問の人口調査で来たのは最大でも2人ですし、物置部屋を見ることもありません」と言うと、その警官はすぐに引き返した。

　李さんはさらに警官たちに「上海は国際的な大都市です。ここの警官であるあなた方は、なおさら法に基づく行動の模範となるべきです！」と言うと、警官たちはすぐに部屋を退出した。そのうちの1人が李さんの友人に電話し、翌日派出所に来るよう要求した。友人が派出所を訪れ、「法輪功学習者はどんなことでも任せられます」と説明したところ、警官たちは「今後、訪問はしない」と約束した。

　李さんは仮住まいの住所で、以前訪ねてきた上海曹楊四村の治安主任・邱小偉と戸籍担当警官・周麗華に、39号通達と新聞出版総署50号令を渡したことがある。邱小偉はこれらが本物だと認めたが、上司から叱責を受け、やむを得ない様子だった。後に「コミュニティボランティア」を名乗る人物が李さんと会い、迫害で脱落した前歯を修復してあげると申し出た。李さんは「これは迫害によって起こったのです。追加条件なしで損失補償のためなら検討します」と断った。

　李さんは中国共産党の9・3軍事パレード、10・1の連休期間、および四中全会期間中に、上海曹楊の平安610弁公室関係者による張り込み・尾行を受けた。現在も継続中である。

　関連するコミュニティ職員等の公職者が『憲法』第41条、『刑事訴訟法』第百十条、『刑事訴訟法』第117条の法律に違反した。

　上記の法律等の規定に基づき、李さんが上海曹楊地区に居住していた際、法に基づき告訴・申立てを行うことは完全に法律で保護された市民の合法的行為である。地域コミュニティ、公安等の各級公務員が、いかなる理由・手段であれ、権利擁護活動を行う法輪功学習者に対して嫌がらせや迫害を行うことは、違法犯罪の疑いがある。迫害を停止し損害を賠償しない場合、必ず関連する法的責任を問われることになる。

　遼寧省阜新市王府の陳鳳萍さん、常秀華さんが迫害される

　遼寧省阜新市王府の学習者・陳鳳萍さんが康大花園で借りていた家は、2025年10月29日に王府派出所と細河区派出所の警官によって家宅捜索を受けた。陳さんは王府派出所所長によって城南拘置所に送られた。

　阜新市の学習者・常秀華さんは懲役4年の刑を宣告され、現在本人が上訴中である。

　河北省滄州市の王佳勝さん、李提波さんなどが受けている迫害状況

　10月28日、河北省滄州市の学習者・王佳勝さん、李提波さんは連行され、拘置所に数日間拘留された後、帰宅したが、宋興偉さんは依然拘置所に拘留中であり、さらに名前が明かされていない他の学習者も連行された。

　連行が発生した表面的な原因は、身分証を持たない放浪中の女性学習者が、他の学習者たちの助けで居住場所を見つけたことにある。現在、連座している学習者たちは、直接的・間接的に女性学習者を支援した者たちである。しかし、この女性学習者は、明慧ネットの交流記事で繰り返し言及されていたグループ管理者の1人であり、明慧ネットが繰り返し注意を促していたにもかかわらず、複数のグループ管理者が「師父が禁止していない」ことを口実に、「明慧の言うことは関係ない」と主張し、形を変えて新たなグループを再編成し、自らの強大な名声と自我を満たしている。ここでグループ管理者の皆様に警告する。師父が与えてくださった最後の機会を大切にし、目を覚ましてほしい。

　湖北省黄岡市黄梅県小池鎮の方さんが迫害される

　2025年10月29日、湖北省黄岡市黄梅県小池鎮の学習者・方さん（78歳女性）が、夜8時過ぎ、小池鎮の街中で法輪功の真実を伝えるステッカーを貼っていたところ、待ち伏せていた私服警官2人に見つけられた。警官は車を方さんのそばに停め、「家まで送る」と騙して車に乗せ、そのまま湖北省黄岡市黄梅県小池鎮公安分局に連行し取り調べた。警官は「このものが別の学習者からもらったか？」などと問い詰めた。方さんは「道端で拾ったものです。別の学習者など知りません」と答えた。警官は方さんの息子を公安分局に呼び出し、方さんに「誓約書に署名すれば、帰宅させる」と言った。方さんは「文字が読めず、書けません」と言うと、拇印を押印された。方さんはその夜1時頃に帰宅した。

　湖北省孝感市城区の厳近姑さんと詹新華さんが8時間拘束される

　10月29日午前9時過ぎ、孝感市城区の学習者・厳近姑さんと詹新華さんが城区八里街の市場で法輪功の真実を伝えていたところ、法輪功の真実を知らない人に通報され、孝感高新区丹陽事務所処の理絲居委会の職員に連行された。70歳を超える2人の高齢者は8時間にわたり拘束され、同日午後に帰宅した。

　河北省定興県の各郷鎮派出所が2025年10月末に学習者を嫌がらせ

　10月、定興県各郷鎮の派出所が学習者を嫌がらせ、一部には「学ばない」といういわゆる「誓約書」の提出を求められ、一部は派出所へ呼び出されて署名させられた。

　ハルビン市道里区の学習者4人が嫌がらせを受ける

　9月3日の軍事パレード式前後、黒竜江省ハルビン市道里区新発鎮の学習者4人は自宅で嫌がらせを受けた。

　上海市嘉定区安亭鎮の周美娟さんが監視されている

　2025年11月1日より、上海市嘉定区安亭鎮の学習者・周美娟さんは、2組の若者による張り込みの監視を受けている。周美娟さんが40歳前後の男性2人を見かけ、「法輪功学習者を監視しているのですか」と尋ねると、彼らは「そうだ」と認めた。監視グループは計4人で、2人ずつ2組に分かれ、交代で監視を続けている。彼らは周美娟さんが居住する安亭鎮安亭新苑コミュニティの向かい側にある安亭雅苑コミュニティの管理事務所に隠れ、周美娟さんに気づかれないようにしていた。以前、周美娟さんを監視していた者たちは安亭新苑コミュニティの管理事務所に隠していたが、周美娟さんに見つかり法輪功の真実を伝えられたため、共産党を罵り、「俺らは生計を立てるため、やむを得ずこのようなことをやっている」と言った。

　天津浜海新区塘沽区の魏敏さんが嫌がらせ・家宅捜索を受ける

　2025年11月4日（火）午前8時半頃、天津浜海新区塘沽区の学習者・魏敏さんが塘沽胡家園派出所の警官から嫌がらせを受けた。彼らは「車が邪魔だから移動してほしい」と嘘をつき、ドアを開けさせた。約8人の警官（女性2人、男性6人）が魏さんの家に押し入り、法輪功書籍、ビデオテープなど多くの私物を押収した。

　午後1時半、また、4人の警官が再び家にやって来て、魏敏さんを天津市濱海新区公安局に連行し、取り調べを行った。夜9時半に魏敏さんは帰宅した。

　上海市政法委員会が全市で学習者への大規模な嫌がらせを実施

　情報筋によると、上海市政法委員会は全市で百数人のいわゆる重点人物である学習者を選定し、短期間のうちに市政法委の職員によるいわゆる「訪問調査」を実施し、学習者の思想動向を把握する予定という。

　寧夏銀川市の孫雅娟さんが拘留される

　11月3日午後、銀川市の学習者・孫雅娟さんは家宅捜索を受け、三沙源派出所へ連行され10日間の拘留処分を受けた。警官は親族に対し「全市一斉行動で、家から法輪功書籍を押収したため拘留した」と説明し、10日後に迎えに来るよう伝えた。

　湖北省武漢市の馮暁園さんが洗脳班に連行される

　武漢市の学習者・馮暁園さんは、法輪功の真実を伝えるステッカーを貼ったことで、武漢市江漢区自治街コミュニティ及び派出所に通報された。警官は監視カメラの映像を調べることで馮さんの行動を追跡した。

　2025年10月27日、馮さんは幼い娘を学校へ送る途中、武漢市江漢区水塔街派出所の警官に連行され、同日中に武漢市第一拘留所に送られ、5日間拘留された。

　2025年11月1日に解放予定だが、今度は武漢市江岸区西馬街派出所の警官がコミュニティ職員と共謀し、馮さんを武漢市江岸区後湖洗脳班に送った。

　山東省聊城市開発区で複数の学習者が嫌がらせを受ける

　2025年11月4日午後、聊城市開発区久和コミュニティの職員3人と東城派出所の警官2人（制服姿）が学習者・李さんの自宅を訪れた。職員が写真を撮ろうとしたところ、李さんに制止された。警官は李さんと家族の携帯電話番号を要求したが、渡さなかったため「番号を教えないならまた来る」と言い残して立ち去った。

　同日、警官数人が久和コミュニティの学習者・隋さんの自宅に押し入り、コピー機を押収した。

　2025年11月3日、聊城市開発区蒋官屯村と大李官屯村で複数の学習者が警官による嫌がらせを受けた。

　黒竜江省チチハル市の李春華さんが再び連行される

　黒竜江省チチハル市の学習者・李春華さんは10月25日前後に、龍沙区国保と五龍派出所の警官に自宅に押し入られ、再び連行された。現在、李さんの拘置場所は不明である。

　国保の警官は「裁判は開かないで、直接刑務所に送ってやる」と言った。チチハル市に昨年ハルビン市から新たに異動してきた局長・李永軍、祖と言う者である。

　遼寧省葫芦島市の複数の学習者が連行・嫌がらせを受ける

　2025年10月22日夜、葫芦島市公安局が一斉行動を実施した。中央巡視団が同市に駐在したことが原因とされる。今回の行動は2カ月前から計画されていた。現時点で判明している状況は以下の通りである

　一、竜港区望海寺の学習者・馬さん（女性）の家に警官5、6人が押し入り、『轉法輪』1冊を押収した。馬さんは数カ月前から半身不随の状態である。

　二、竜港区馬仗房南ビルの女性学習者・王さんが連行され、拘留された。地元派出所から6人の警官が学習者・姜さんの家を捜索したが何も見つからず、「階下の人から漏水を通報された」と偽って立ち去った。馬仗房西山坡の学習者・陳さん（女性）は武装警察による家宅捜索が行われ、2026年明慧カレンダー5～6箱が押収された。陳さんは背負われて連行された後、身体検査で血圧が0mmHgだったため、連れ戻された。馬仗房西山坡の女性学習者・田さんは連行され、(法輪功放棄の)署名と1000元の保証金を支払った後、自宅軟禁5日間の処分を告げられた。

　三、新区の女性学習者・奔さんが連行され、当初は行政拘留3日と告げられたが、3日後には拘置所に移送され、刑事拘留された。

　広東省茂名市茂南区袂花鎮の610弁公室の職員が複数の学習者に嫌がらせ

　広東省茂名市茂南区袂花鎮の610弁公室の職員は、2025年10月1日の連休中、放浪生活を余儀なくされた学習者・陳炳貴さんとその家族に嫌がらせをした。この際、陳さんと同じ村で嫌がらせを受けた学習者には、潘瑞珍さん、玉清さん、貴容さん、義理の姉がいた。

　9月27日、陳さんは茂名市茂南区袂花鎮政府・政法委員会総合管理弁公室610の職員・呂建国から複数回の電話を受け、彼らの事務所に出頭して事情聴取を受けるよう要求された。呂は陳さんに対し「現在どこにいるのか？　現在どのような仕事をしているのか？」と聞いた。陳さんは過去に4度におよぶ連行・拘禁などの迫害を受けた経験があり、これらの職員が悪意を持っていることをよく理解している。電話で陳さんは「呂建国さん、これ以上法輪功学習者への嫌がらせや迫害に加担しないでください。ご自身とご家族のことを考えて、悪事に加担するのをやめてください。法輪功は1992年5月に中国で始まり、世界中に広まり、各国政府や人々の支持と認知を得ています。しかし、中共だけは中国で法輪功学習者を弾圧し、迫害しています」などと述べた。呂は驚きを隠せなかった。「なぜ私にそんなことを言うのか？　今日は本当に意外だった。陳炳貴よ、お前がそんなことを言うとは、まだ理解していないのか？　中国では違法だ」と言った。その後、呂は繰り返し陳さんに「今どこにいるんだ？」と問い詰めた。

　翌日、陳さんの村委員会書記・陳傑宝と村長・陳鳳高は、鎮政府政法委部門の命令を受け、陳炳貴さんの自宅まで捜しに行った。陳炳貴さんが家にいないことを確認した村委員会書記と村長は、陳炳貴さんの両親に「陳炳貴は今どこにいるのか？　袂花鎮政府のリーダーから伝言を託された。陳炳貴は鎮政府政法委総合管理事務所に出頭し、事情聴取を受けるよう要求されている。行かなければ、捕まった結果は違うものになる」と伝えた。両親は「政府関係者や警官が何度も陳炳貴に嫌がらせをし、何度も連行していなければ、陳炳貴が家出するはずがないだろう？」と言った。彼らは去る前に、陳炳貴さんの父親に家の前で協力して写真を撮らせ、陳炳貴さんを探しに来た証拠を残そうとした。

　陳炳貴さんは過去に4度連行された。一、2001年1月、2年間の労働教養処分を科された。二、2009年2月に懲役3年の不当判決を受けた。三、2019年10月7日、自宅で連行され拘置所に37日間拘禁後、「保釈待機」の名目で一時釈放されたが、現在も「保釈待機」の状態が解除されていない。四、2021年12月23日、通勤途中で私服警官に連行され、袂花鎮派出所へ連れられ、24時間拘禁された。これにより陳炳貴さんは再び良い職を失った。

　河北省遷西県王志新さんが服役を終え帰宅

　河北省唐山市遷西県の王志新さんは2010年5月12日、河北省遷西県公安局の国保の警官に連行され、8カ月半にわたり拘禁された。

　2012年6月7日に再び嫌がらせを受け、13年間にわたり流浪生活を余儀なくされた。2025年7月16日、河北省唐山市曹妃甸区で警官に連行され、10月下旬に遷西県裁判所から懲役1年の判決を宣告された。2025年11月1日、王志新さんは刑期が満了し、帰宅した。