　【明慧日本2025年11月10日】遼寧省凌海市（りょうかいし）在住の法輪功学習者（以下、学習者）・盧素平さん（68歳女性）とその息子の姜楠さん（44歳男性）は、法輪功を修煉していたため起訴された。2025年10月下旬に、明慧ネットによって以下の情報が確認された。法輪功(ファールンゴン)は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。元不動産業者の盧さんは法輪功のおかげで心身ともに元気になり、姑と仲良く暮らせるようになった。

　事件の詳細

　母親である盧さんと息子・姜さん（家庭教師）は、2025年6月2日、共同住宅で不当連行された。同日午後1時40分、姜さんがドアを開けるや否や、私服警官3人が駆け込み、姜さんを地面に押し倒した。警官たちは姜さんに手錠をかけ、母親と、同居していた法輪功学習者の2人（王艶潔さん（67歳女性）と牛芳さん（53歳女性））に「全員動くな！」と叫んだ。

　1人の警官が3人の女性を監視している間、もう1人の警官が家の家宅捜索を開始した。すぐに10人以上の警官が到着し、家宅捜索に加わった。彼らは全てを記録するために2台のボディカメラを装着していた。

　警察は4人の学習者を尋問のため凌海市拘置所に連行する前に、法輪功の書籍、法輪功創始者の写真、携帯電話2台など、多くの私物を押収した。

　4人は翌日、錦州市第三病院に移送され、健康診断を受けた。錦州市は凌海市を管轄している。王さんと牛さんは錦州市拘置所で10日間の行政拘留を言い渡された。盧さんは錦州市拘置所に移送され、姜さんは凌海市拘置所に移送された。

　凌海市検察庁は2025年7月3日、盧さんと姜さんに対する正式な逮捕状を発付した。姜さんは弁護士を雇うことができたが、学習者を弁護したとして、検察官から脅迫を受けた。

　警察は2025年9月2日に盧さんと姜さんの案件を検察に提出し、明慧ネットは10月下旬に彼らが起訴されたことを知った。

　過去に受けた迫害

　盧さんは2002年1月9日に不当連行され、7人の男性警官から暴行を受けた。盧さんは痛みで地面を転げ回り、顔は変形し、目はひどく腫れ上がった。その後、釈放と引き換えに5000元を支払うよう強要されたが、2005年まで返金されなかった。

　盧さんと姜さんは2012年12月8日に不当連行され、2013年にそれぞれ懲役3年6カ月と3年の不当判決を受けていた。盧さんは遼寧省女子刑務所に、息子は錦州市刑務所と瀋陽市第一刑務所に不当に拘禁されていた。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）