　【明慧日本2025年11月10日】韓国法輪大法佛学会は、ソウル最大の華人居住区である九老洞と大林洞一帯で盛大なパレードを開催し、4億5千万人の中国人が中国共産党（以下、中共）組織の党員・共青団・少年先鋒隊から脱退（「三退」）したことを祝った。

　パレードの前に、学習者は高大九老病院前の歩道で法輪功の功法実演を行う

图1：二零二五年十一月二日游行前，法轮功学员们在高大九老医院前的人行道上演示法轮功。

11月2日、ソウルの高大九老病院前の歩道で法輪功の功法を実演する学習者

　「三退」は自由を追求する精神的な覚醒運動である

　韓国法輪大法佛学会の呉世烈（オ・セヨル）事務局長は、パレード出発前に隊列の先頭で学会声明を読み上げた。

声明文を読み上げる韓国法輪大法佛学会の呉世烈事務局長

　声明文はこのよう述べている。「今日、私たちはソウルの中国人居住区に集まり、歴史的な瞬間、4億5千万人の勇敢な中国人が『三退』を行ったことを祝います。三退運動は政治的な宣言ではなく、道徳と良知の選択であり、自由を追求する精神的な覚醒運動です」

　「法輪功は『真・善・忍』を指導原理とする心性と命を修める功法であり、心性を高め、簡単で学びやすい五式の功法を通して健康を増進しています。1992年と1993年、法輪功は北京東方健康博覧会で2年連続して「最優秀気功功派」に選ばれ、中国公安部も創始者・李洪志先生に感謝状を送っている」

　「アメリカ議会、欧州議会、そして複数の国際機関は、これまでに何度も決議を採択し、（中共による）法輪功への迫害を停止するよう呼びかけている。2024年と2025年には、アメリカ下院が全会一致で『法輪功保護法』を可決し、生体臓器収奪の残虐行為に対して制裁を科すことを求めている。この法案は現在、上院での審議を待っている」

　「中共は依然として、外交的な脅迫・浸透・虚偽の宣伝を通じて世界的に法輪功迫害の事実を隠蔽し、迫害を継続しています。中共は政党ではなく、国家テロ組織です。国民の名を盗用し、国家というアウターウェアをまとい対外的に暴力と嘘を輸出する、国際的な犯罪集団なのです」

　「ますます多くの中国人が中共組織からの脱退を表明するにつれ、中共は必ず解体し、迫害も必ず停止されます。中国でいまも生体臓器収奪の危険にさらされている法輪功学習者、新疆ウイグル人、チベット人、北朝鮮脱北者などの被害者を一刻も早く救うために、私たちは全力を尽くします」

　市民「『三退』パレードを支持する」

　パレードは、天国楽団が「法輪大法は素晴らしい」という曲の演奏でスタートし、その後に「三退」を声援する隊列、法輪功迫害を伝える隊列、、法輪大法を広める隊列の順で続いた。

图3～11：二零二五年十一月二日，法轮大法韩国佛学会在韩国首尔最大的华人聚居区九老洞与大林洞一带举行盛大游行，庆祝4亿5千万中国人退出中共党、团、队（三退）组织。

11月2日、韓国ソウル最大の中国人居住区である九老洞と大林洞一帯で行われた、4億5千万人の中国人の勇士が中共組織からの脱退を祝うパレード

　多くの中国人が「三退」パレードの隊列に惹かれ、スマートフォンで行進の様子を撮影していた。パレードの途中、遠くから中年男性の「法輪大法は素晴らしい！　法輪大法は素晴らしい！」という叫び声も耳にした。

スーツ店の経営者イ・リャンソン氏

　スーツ店を経営するイ・リャンソン氏は今年71歳であり、天国楽団の演奏を聞いて店の外に出てパレードを見た時、こう語った。「三退について聞くのも、こうした活動を見るのもこれが初めてです。私は共産党は消えるべきだと思います」「ここには多くの中国人が住んでいて、韓国で自由で民主的な制度を享受できます。共産主義のスローガンは『みんなで分かち合う』と聞こえはいいが、実際には無辜の人々の労働を搾取しています。前ソ連の結末を見ればわかるように、共産主義は結局うまくいきません」

　学生のリン・ジュンソクさん（19歳）はパレードを見ながらチラシを受け取り、中共の党員・共青団・少年先鋒隊から4億5千万人の中国人が「三退」していることを知った。ジュンソクさんは「もっと多くの中国人が、韓国の人々のように自由で民主的な世界で幸せに暮らせることを願っています」と言った。

　ますます多くの中国人が「三退」を選択している

　パレードの隊列が狭い路地を通ると、チラシを受け取った中国人の中には、考え込むようにじっくり読み込む人もおり、レストランの前のベンチに座って横断幕の内容を注意深く目を通す人もいた。

　ある匿名の中国人ユーチューバーさんは、「新型コロナウイルスのパンデミックを経験した後、ますます多くの中国人が中共の邪悪な本質を見抜くようになりました。すぐに共産党を解体する方法は分からなくても、中共組織から脱退すること自体が中共への強烈な打撃になります。私はこれがとても力強い行動だと信じています」「中共は中国人を抑圧するだけでなく、全世界の人々をも抑圧しています。多くの問題の背後には中共の影があります。より多くの中国人が真実を認識し、勇気を持って中共と決別することを望みます」と語った。

　学習者のハ・ヨンオクさんは、「現在、大林洞では毎月少なくとも500人、多いときには1,200人の中国人がここで「三退」を表明しています」「最初に「三退」サービスセンターを設置したとき、一部の中国人は私たちが反中国活動をしていると誤解し、嫌がらせをしていました。しかし、その後、法輪功学習者が率先して街を清掃したり、祝祭日にも法輪功迫害の実態を伝え続ける姿を見て、多くの人が感動しました。中には、私を罵る人に『法輪功を罵らないで、法輪功は良いものです』と諫める中国人さえいました」と語った。

　世界脱党サービスセンター韓国支部の所長チョウ・ロンザン氏は、「私たちのパレードは憎しみから行うものではなく、中国人が中共と決別し、真の幸福と平和を得られることを心から願って開催しているのです」と話した。

　中国人の法輪功に対する態度は明らかに変化している

　パレード当日、学習者は中国人居住区で中・韓2カ国語の『明慧週報』やチラシを配布している。

　あるレストランの店主は、自ら進んでより多くの資料を求め、従業員や客に配布すると言った。また、ビリヤード場を経営する韓国人女性も、学習者にさらに多くの新聞を提供するよう求め、中国人の客に読ませると話した。

　最初、チラシの受け取りを拒む中国人もいたが、天国楽団の演奏を聞き、パレードを見た後、再び戻って自主的にチラシを受け取った。ある学習者が中国人の高齢女性にチラシを手渡すと、まるで待っていたかのように受け取り、とても親しげに感謝の意を示した。その学習者が中国人学習者を呼んで迫害の実態を伝えると、その高齢女性はその場で共青団と少年先鋒隊からの脱退を表明した。

　多くの中国人の若い女性店員は、資料を読むことや受け取ることに抵抗を示さず、むしろ自ら求めた。

　ある中国人女性店員はチラシを受け取るとすぐに「三退」を表明し、学習者に「私に何か手伝えることはありますか？」と尋ねた。学習者は女性にさらに迫害の実態を伝えた。