文／海外の大法弟子　　　

　【明慧日本2025年11月13日】

　尊敬する師父、こんにちは。
　同修の皆さん、こんにちは。

　私は2020年の初めに大法に出会い、母と一緒に修煉を始めました。今日は、修煉体験を皆さんと交流したいと思います。師父の慈悲なるご加護とご指導のもとで、私がどのように修煉の道で少しずつ成熟していったのか、そして、真相を伝え、身近な人々に大法の素晴らしさを分かち合う中での、いくつかの体験についてお話ししたいと思います。

　1、修煉の道での成長と、師父のご加護を感じた体験

　初は母や学法グループの同修たちと一緒に、法を学び、煉功していました。母は私にこう言いました。「一度やってみなさい。もし好きになれなくても構わけど、少なくとも試してみたら」

　最初のころ、私は毎日煉功を続けることができず、時には一式だけ煉功することもあれば、まったく煉功しない日もありました。その当時は、特に深く考えることもありませんでした。しかし、『轉法輪』を学び続けるうちに、次第にこれはとても厳粛なことなのだと気づきました。時が経つにつれ、私は「本当の修煉とは何か」を真剣に考えるようになり、真・善・忍の原則に照らし、自分を律するよう努めるようになりました。

　ある時の体験を通して、私は師父の慈悲深いご加護を深く感じました。その日、私はシャワーを浴びているとき、頭上のシャワーヘッドが少し緩んでいるのに気づきましたが、特に気に留めませんでした。ところが、シャワーを終えて浴室を出た直後、突然そのシャワーヘッドが落ち、大きな音を立てました。その音を聞き父が駆けつけてきましたが、私はすぐに悟りました。もし少しでも早く落ちていたら、私の頭に直撃していたのです。心の中で分かっていました。これは師父が私を守ってくださったのです。

　この体験は、修煉の中で細かなことにも注意を払うべきだということを私に気づかせてくれました。私が緩んだシャワーヘッドを見過ごしてしまったように、心性に関わる執着も時として見落とし、大したことではないと思ってしまうことがあります。しかし、それらを正面から向き合わずに放っておくと、将来もっと大きな問題を引き起こすかもしれません。

　もう1つ、小さな心性の試練がありました。それは、年下の子どもたちと一緒に学法していたときのことです。彼らはいつも、「今どのページ？」「どの段落を読んでいるの？」と何度も聞いてきました。最初のうちは、私はとてもいら立ち、「さっき教えたばかりでしょう？　どうしてちゃんと聞かないの？」と思ってしまいました。しかし後になって、これは自分の心性を高めるための機会だと気づいたのです。

　こんな些細なことにさえ腹を立ててしまうようでは、どうして本当の「善」と「忍」を修めることができるのでしょうか。そう思い直してからは、私は穏やかに、そして忍耐強く答えるように心がけました。すると次第に、学法グループ全体の雰囲気も和やかに変わっていったのです。

　2、真相を伝え、大法の素晴らしさを他の人と分かち合う

　大法の中で修煉を続けるうちに、私は師父が日常生活の中で、自然に大法の素晴らしさを伝え、真相を説明する機会を与えてくださっていることを実感しました。時間が経つにつれ、大法を紹介し、迫害の真相を伝え、同級生や一部の先生、友人、そして身近な人々に「ガンジンワールド（乾浄世界）」のプラットフォームを紹介する際、私は次第に自信を持てるようになりました。師父が私に与えてくださったどんな機会も逃したくないと思い、彼らに大法をもっと知ってもらいたいと願っています。

　休憩時間には、私は積極的にチャンスを見つけて、先生や友人に法輪大法を紹介することがあります。友達や他の人が私の信仰について尋ねてきた時、その機会を利用して彼らと真相を分かち合うようにしています。中には、その後再び私のところに来て、さらなる真相を知りたいと尋ねてくる人もいます。何人かの先生やクラスメートは、私が法輪大法を修煉していることを知っており、迫害の真相も理解しています。そのため、私が迫害終了を求める請願書に署名をお願いすると、みんな快く署名し支援してくれました。

　日常生活の中でも、真相を伝える機会は自然に訪れます。最近のことですが、オンラインでの仕事の面接の際、私はもし採用された場合、毎年5月か10月に数日休暇を取ることができるかどうかを面接官に尋ねました。面接官はその理由を尋ねてきたため、その機会を利用し、法輪大法の素晴らしさや、毎年5月に行われる「法輪大法デー」の活動について紹介しました。意外なことに、1か月後、新しい職場で初出勤の日にその面接官に会うと、彼女は私のことを覚えていてくれました。普段はリモートで業務を管理しており、店に来るのも年に数回しかないのですが、この日私に会うと再び法輪大法の話題になりました。彼女は「真・善・忍の原則は誰にとっても良いものだ」と言い、もしかすると自分も一度煉功してみるべきかもしれない、と話してくれました。彼女が大法の素晴らしさを理解し、この核心的価値を認めてくれたことに、私はとても喜びを感じました。

　「ガンジンワールド」のプラットフォームが公開されてから、私は先生や友人、親戚にこれを広めたいと思うようになりました。最初は、学校の掲示板に「乾浄世界」に関するポスターを貼り、叔母の学校行事では動画を作って「ガンジンワールド」にアップロードし、皆に視聴を呼びかけました。すると、多くの親や子どもたちが「ガンジンワールド界」にアクセスして、その動画を見てくれました。その後、友人の1人からは、私が書いたストーリーが良かったと言われました。私はそのチャンスを活かし、さらに多くの作品を書き、「ガンジンワールド」に公開し、皆に読んでもらうようにしました。

　次第に、より多くの友人が「ガンジンワールド」に興味を持ち、私のチャンネルをフォローするようになりました。中には、毎日何時間も「ガンジンワールド」のサイトを訪れる人もいました。この経験を通し、真相を伝える際のほんの少しの忍耐と努力が、より真相を広く伝え、実際に影響を与えることができるのだと実感しました。

　またあるとき、学校で行われたビジネスコンテストで、私のチームは全校生徒の前でプレゼンテーションを行い、私たちのソーシャルメディアアカウントを紹介し、皆にお勧めしました。その際、私たちは「ガンジンワールド」を活用することにしました。私が舞台上でプラットフォームを開いたとき、1人の中国人の同級生が中にある法輪大法の内容に気づきました。放課後、その同級生は私に尋ねました。「もし法輪功が良いものなら、なぜ中国共産党はそれを禁止したの？」それは、中国共産党の前指導者・江沢民が1999年に、法輪功に対する迫害を始めたからだということを彼女に説明しました。さらに、修煉者は「真・善・忍」の原則に従い生きていることも伝えました。その後、彼女は「悪の中共を打倒せよ」という請願書に署名しました。

　しばらくの間、私は科学技術やスポーツの競技に執着してしまい、修煉がおろそかになっていました。その影響で「ガンジンワールド」プロジェクトにも十分に取り組まず、単なる娯楽のように扱ってしまっていたのです。一部の投稿は注目を集めましたが、その後、多くの動画を削除してしまいました。振り返ってみると、私はこのプラットフォームの重要性を十分に理解していなかったと気づきました。なぜなら、このプラットフォームには、多くの人々が真相や伝統を知る手助けをする大きな可能性があるからです。今は、自分を改め、より意義あるコンテンツを制作し、このプラットフォームを通じて人々を救う役割をよりよく果たそうと計画しています。

　結びの言葉

　これらの経験を振り返ると、危険から守られ、自分の心性を高める機会を得たりしたことのすべてにおいて、私は師父から多くのものを与えられていることに気づきます。どの一歩も、師父の慈悲深いご加護と励ましのもとで成し遂げられたのです。

　若い学習者として、私はまだ多くの執着や不足があることを自覚しています。しかし、法をしっかり学び、自分を絶えず高め、精進して修煉の道を歩み続けると固く決意しています。

　私の家族も私も、師父の慈悲深い救いに心から感謝しています。私はこの大法の中で修煉できる貴重な機会を大切にしていきます。

　師父、ありがとうございます
　同修の皆さん、ありがとうございます

　（2025年オーストラリア法輪大法修煉体験交流会発表原稿より抜粋）