　【明慧日本2025年11月14日】（明慧記者・唐容）ベルギーの法輪功学習者（以下、学習者）は11月8日、ブリュッセルのアルベティーヌ広場で反迫害活動を行い、多くの市民が関心を寄せた。中国共産党（以下、中共）による法輪功迫害の実態を知ったある人は、反迫害の署名をしながら、「私は中共による生体臓器収奪の行為を強く非難します」と言った。活動現場では多くの人が資料を受け取り、法輪功を学びたいと関心を示した。法輪大法（ファールンダーファー、法輪功ともいう）の理念である「真・善・忍」は人々の心に深く響いた。

图1～5：二零二五年十一月八日，在布鲁塞尔阿尔贝蒂娜广场（法语：Place de l'Albertine ）法轮功学员举办反迫害活动，很多民众关注迫害的<span class='voca' kid='62'>真相</span>。

11月8日、ブリュッセルのアルベティーヌ広場で行われた反迫害の署名活動

　ルーヴェン大学の学者が生体臓器収奪を非難　法輪功の勝利を祈る

　ポルトガル出身でルーヴェン大学の哲学者マヌエル・ヴァレンテ氏は、学習者の中共による生体臓器収奪に反対する署名活動について、「私は生体臓器収奪の行為を強く非難します。場所を問わず、特に政治犯を対象としたものは、どのように公平な社会を理解するかにかかわらず、絶対に受け入れられません」と述べた。

　ヴァレンテ氏はさらに、「特定の人々を対象とした生体臓器収奪は、私にとって完全に受け入れられません。法輪功学習者が、この恐ろしい行為に抗議する中で勝利を収めることを祈ります」と語った。

ルーヴェン大学の哲学者マヌエル・ヴァレンテ氏

　マヌエル氏は、以前は法輪功について詳しく知らなかったが、「『真・善・忍』という信念は、理性的な人なら誰でも、健全な社会が大切にすべき価値観だと考えるだろう」と述べた。さらに、「これらの価値観を擁護する運動は、どれもとても重要です」と語った。

　マヌエル氏また、中共を非常に邪悪な存在とみなし、これらの価値観を弱体化させようとする政権だと指摘した。「中共は恐ろしい政権であり、このような迫害が絶対に起きてはなりません」

中共の生体臓器収奪に反対し署名する人々

　「生体臓器収奪に対しては、行動をもって反対すべき」

　活動現場で、中共による学習者からの生体臓器収奪の迫害を知った市民は、皆「行動をもって中共の邪悪な行為に反対すべきです」と述べた。

ユーロスター鉄道会社のエンジニアのエミリン・サバジリ氏

　エミリン・サバジリ氏は、ユーロスター鉄道会社のエンジニアである。同氏は活動現場を通りかかり、迫害の実態を伝える展示パネルの内容を見て学習者と長く話した。

　サバジリ氏は、中共が営利目的で学習者から生体臓器収奪していることを知り、「こんなことが起きるなんて狂気の沙汰で、ひどすぎます」と述べ、さらに迫害の実態を知りたいと語った。

　署名した理由を尋ねられた際、エミリン氏は「署名しましたが、私たちにこの問題を解決する力はないかもしれません。しかし、それは誰も生体臓器収奪に反対しない理由にはなりません」と述べた。

　エミリン氏は、法輪功の理念「真・善・忍」が最も重要だと考えているという、「善良は人と人との関わり方として良い方法です。誠実さや寛容さも同じです」と話した。

　大学生「迫害の実態は隠されるべきではない」

　フランスの大学を卒業したばかりのミカエル氏と友人のトロン氏、そしてフランス文化・国際交流協会で働くマリーンさんは学習者と交流し、迫害反対の署名を行った。これほど深刻な迫害について、以前は知らなかったという。3人は法輪功とその迫害の実態について知りたいと話した。

大学生のミカエルさん

　ミカエルさんは英語を話せると言い、自身の見解を話した。彼は、学習者が伝える法輪功迫害の実態は信頼できると述べた。ヨーロッパ諸国がこれらを報道しないのは、中国の経済や市場に縛られているからだという。「私はフランス出身ですが、フランスでは他国の悪いことは決して報道しません。だから私たちはこれまで中共による（法輪功への）迫害について聞いたことがなかったのです」と語った。

　ミカエルさんは、「真・善・忍」の理念に深く共感しているという。彼は「真実とは、この世界を見つめるとても素晴らしい方法です。慈悲は、人に接するうえで最も良いあり方です。そして寛容こそが、他者を受け入れることを可能にします。私たちは『真・善・忍』の三つすべてを備える必要があります。これこそが、私たちがこの世界を理解し、生きていくための根本なのです」と述べた。

国際交流協会の職員マリーンさん

　フランス文化と国際交流協会で働くマリーンさんは、学習者と長く語り合った。彼女は法輪功と、その迫害の実情について強い関心を示した。週末、友人とともにベルギーへ休暇に訪れた際、初めてこの迫害のことを知った。中共による法輪功迫害について書かれた横断幕や展示パネルを読んだマリーンさんは、「たとえ署名という形でも、何か行動を起こさなければ」と感じたという。マリーンさんは、「より多くの人に、この迫害について知ってもらうことがとても重要です。仕事の関係上、もっと多くの情報を知りたいですし、より多くの人が反迫害の署名に参加できるようにしたいと思います」と語った。

　「真・善・忍」という理念について、マリーンさんは深く共感している。彼女は「私は嘘をつくのが嫌いです。なぜなら、もし誰かに嘘をつけば、とても悪い報いを受けると分かっているからです」と語った。

　「『真・善・忍』の三つの言葉は、私にとってとても重要」

　シルヴィア教授は成人向けにフランス語を教えている。彼女は電車に乗る途中、活動現場の前を通りかかり、横断幕に書かれた「真・善・忍」の三文字に引き寄せられて立ち止まり、学習者と話を交わした。シルヴィア教授は「『真・善・忍』という三つの言葉はとても重要だと思います」と述べ、学習者が行っている活動や、法輪大法とは何かについて知りたいと語った。

　シルヴィア教授は「法輪功学習者がこのような活動を行うのはとても良いことだと思います。人々が法輪大法を知り、関連する情報を得ることができます」と述べた。帰り際、シルヴィア教授は「まだ詳しく資料を読んではいませんが、家に帰ったらもっと法輪功について調べてみようと思います」と話した。

　活動現場では、多くの人が資料を求め、法輪功を学びたいと関心を示した。