　【明慧日本2025年11月18日】（雲南省＝明慧記者）雲南省昆明市に在住の法輪功学習者・韓震昆さん（60）は今年5月12日、退勤途中に警官により連行され、その後、家宅捜索を受けた。韓さんは現在、昆明市官渡区拘置所に不当に拘禁されており、五華区検察庁により裁判所へと起訴された。これは韓さんにとって、4度目の連行と不当起訴である。

　韓さんは雲南省テニスチームの選手であり、1991年に転職して昆明錦華ホテルで従業員として勤務していた。韓さんと両親は法輪功を学んだ後、健康な身体と精神の昇華を得た。特に母親の朱琴華さんは、かつて末期の直腸がんなどの様々な病気に罹り、生きる希望を失っていたが、法輪功の修煉によって直腸がんを含むすべての病が治癒し、新たな人生を得た。

　しかしながら、中国共産党（以下、中共）の江沢民政権は1999年7月20日以降、法輪功に対して残忍な迫害を開始した。韓さん一家は法輪功を学び続けたとして、中共当局から残酷な迫害を受けた。韓さんは「真・善・忍」の信念を守り続けたことにより、これまでに何度も連行され、計15年にわたる不当な拘禁を強いられた。

　2004年4月23日、韓さんと妻の郭娟さんは、自宅に押し入った昆明市五華公安支局国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関。以下、国保）の警官に連行された。韓さんは懲役7年、郭さんは懲役3年の判決を受けた。2013年9月16日、韓さんは昆明市西山区国保大隊長・邱学彦らにより自宅から再び連行され、懲役4年の不当判決を言い渡された。2019年には、西双版納州景洪市で内装工事を行っていた際に、9月3日に景洪市国保の警官により連行され、2020年7月31日に勐臘県裁判所から不当に懲役4年の実刑を言い渡された。

　今年1月13日、ある運転手が車内で法輪功関連内容のUSBメモリを発見したとして通報し、警察が映像から韓さんを疑った。5月12日、韓さんは警察の電話に応じて派出所に出向いたが、携帯していた法輪功の資料を理由に身柄を拘束された。その後、家宅捜索が行われ、法輪功の書籍やしおりなどの私有物が押収された。

　今年9月、韓さんは五華区検察庁により五華区裁判所に起訴された。弁護士との面会の際、韓さんは「自分はこれまで3度も不当に有罪判決を言い渡されたが、今回も無罪です」と強く訴え、弁護士に無罪弁護を求めた。

　韓さんの父親は昆明市電信会社の退職職員であり、母親の朱琴華さんも退職社員であった。両親は610弁公室、国保、派出所、さらには地域のスタッフによる絶え間ない嫌がらせを受け、2017年に相次いで亡くなった。