　【明慧日本2025年11月18日】（遼寧省＝明慧記者）瀋陽市の法輪功学習者・高静潔さん（74）、姚春霞さん（70代）、王留鳳さん（67）は、今年8月から9月の間に、瀋河公安支局国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関。以下、国保）および濱河派出所の警官により不当に連行され、罪を着せられた。高静潔さん、姚春霞さん、王留鳳さんの3人に対する逮捕状がすでに大東区検察庁によって発付され、3人は現在いずれも瀋陽市第一拘置所に拘束されている。

　また、瀋陽市皇姑区の学習者・柳延涛さんに対する逮捕状も発付された。柳延涛さんは9月6日に連行され、当日警官に暴行を振るわれた後、渾南区拘置所に拘束された。

　中国共産党（以下、中共）が「9月3日の軍事パレード」を前後して行った弾圧の一環として、遼寧省公安庁は瀋陽市公安局、国保、各区の公安支局および派出所をコントロールして、少なくとも43人の無実の法輪功学習者を連行した。加担した警官らは制服を着用せず、身分証を提示せず、本人や家族に罪状を告げず、法的根拠も示さずに直接連行・家宅捜索・家財押収を行った。

　高静潔さんは、于洪区陽光一〇〇団地に住んでおり、王留鳳さんは鉄西区滑翔六団地に住んでいる。瀋河公安支局国保および派出所の警官は、これら法輪功学習者に対し長期間の尾行・監視・位置追跡などの手段を用いて、計画的に今回の連行を実行した。高静潔さんは8月に連行され、姚春霞さんの連行時期は不明である。

　高静潔さんは1997年5月に『轉法輪』を読んだことをきっかけに法輪功の修煉を始めた。彼女は「もし人々が皆、真・善・忍という宇宙の特性に従って行動すれば、この世界はどれほど美しくなるだろう」と感じ、自らもそのような善良な人間であろうと決意した。毎朝、団地の公園で1時間の動功（4セットの功法）を行い、朝食後は勤務や家事をこなし、当時重病であった夫を看病していた。夕食後には『轉法輪』を読み、1時間の坐禅を行っていた。修煉を続けるうちに、中耳炎、椎間板ヘルニア、不眠症などの病が自然に治り、性格も明るくなり、より善良で寛容、そして誠実な人間へと変わった。

　9月25日正午12時から午後3時の間、王留鳳さんは瀋河区濱河派出所の警官により連行された。警官は家族に「あなたの母親を長期間尾行していた」と言った。そして王留鳳さんは不当に瀋陽第一拘置所に拘束された。

　法輪功（ファールンゴン）は佛家の修煉法であり、真・善・忍は普遍的価値である。法輪功学習者が迫害の実態と、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と人々に伝えるのは、人々の心を善へと導き、神佛の加護を得て災難を乗り越えるためである。中共が「真・善・忍」という佛法を迫害し、人々を救う法輪功学習者を迫害することは、人類が救われる唯一の希望を破壊する行為である。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）