　【明慧日本2025年11月19日】河南省平頂山市の法輪功学習者・胡圓さんは今年5月に連行され、家宅捜索を受けた後、行方不明になっていた。最近になって、胡さんが市内の宝豊県にある留置所に半年以上拘留されていることが判明した。

　今年5月中旬、平頂山市の国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関）の警官は、長期にわたる違法な尾行の末、現地で明慧ラジオが入っているSDカードの受け渡しをしている法輪功学習者の連行を開始した。10人以上が不当に家宅捜索を受け、3人が連行された。

　警官は、ある法輪功学習者を長期間尾行し、2024年末にはその学習者の向かいの隣人の家の玄関口上部に監視カメラを設置した。その学習者の主な行動を把握した後、連行に踏み切ったという。時間は午後6時半ごろと推定され、ある場所で警官が事前に配置。到着した法輪功学習者一人一人を携帯電話で撮影し、その後、それぞれを尾行して、学習者が自宅の玄関先に着いたところで、警官らは学習者を脅してドアを開けさせ、不当な家宅捜索を行った。

　そのうち、学習者の閻金龍氏（80歳以上）は、その場で手錠をかけられ、脅迫されて家宅捜索を受け、自宅のノートパソコンやプリンターなどを押収された。閻さんはその日の夜に解放され帰宅した。学習者の魏延傑さんは不当に12日間拘留された。

　胡圓さんは連行後、行方がわからなくなっていた。彼女の両親はすでに亡くなり、兄姉は地元を離れている。最近になって、胡さんは宝豊県留置場に不当に勾留されているとの情報が入った。勾留されて以来、いかなる部門からの取り調べや逮捕状の発行もない。

　今年4月29日には、平頂山市衛東区で複数の学習者が地元の派出所の警官により連行された。派出所の1人の警官は、「2カ月間張り込んでいた。誰が何時に部屋に入って煉功し、誰が何時に出るか、すべてはっきりわかっている」と語った。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）