　【明慧日本2025年11月18日】（ニュージーランド明慧記者の報道）ニュージーランドの法輪功学習者（以下、学習者）は11月15日（土）、オークランドのコマーシャル・ベイ広場で集会を開催した。学習者は、修煉の平和と正念を通じて、人々に中国共産党（以下、中共）による法輪功迫害の残酷さを知ってもらうだけでなく、法輪功の修煉がもたらす心身の向上も感じてもらいたいと願っている。元オークランド市民自由委員会の主席バリー・ウィルソン氏と、人権弁護士ケリー・ゴア氏が集会でスピーチを行い、ニュージーランド政府、国際組織および社会各界に対し、中共による学習者への迫害に注目するよう呼びかけた。

　当日、集会現場では穏やかな煉功音楽と、学習者のゆったりとした美しい煉功動作が多くの通行人を惹きつけた。人々は急ぐ足を止め、署名して中共の迫害に反対する意思を表明した。

11月15日、ニュージーランドのオークランド・コマーシャルベイ広場での功法実演

法輪功の功法を実演する学習者

'图5～6：人们前来了解<span class='voca' kid='62'>真相</span>，并签名支持反对中共的迫害。'

中共の法輪功迫害に反対し署名する人々

　前市民自由委員会主席「中共の生体臓器収奪の暴行は今も続いている」

集会でスピーチを行う前オークランド市民自由委員会主席のバリー・ウィルソン氏

　前オークランド市民自由委員会主席のバリー・ウィルソン氏は集会で　スピーチを行い、学習者が長年にわたり中共の人権迫害を暴露している努力に強く声援を送り、26年にわたって続いているこの暴行に国際社会が注目するよう改めて呼びかけた。

　ウィルソン氏はまず、ニュージーランドの学習者に祝意と敬意を表した。そして学習者が、中国で行われている学習者への不当拘禁、拷問「再教育キャンプ」、そして最も衝撃的な生体臓器収奪などの深刻な迫害を社会に伝え続けている。この長期にわたる努力はとても貴重であると述べた。

　ウィルソン氏は、2018年にロンドンで設立された「独立人民法廷（China Tribunal）」を振り返った。この法廷は複数の国際弁護士や専門家によって構成され、中共による生体臓器収奪の告発を専門的に調査し、最終的に衝撃的な結論を出した。それは、中共が「中世の拷問や処刑人の残虐さに匹敵する絶対的残酷かつ邪悪な罪を犯している」という。

　ウィルソン氏はさらに、中共が人権に対して数々の悪辣なな行為を重ねていることを指摘した。ウイグル族に対する大規模かつ組織的な迫害、チベットに対する支配と弾圧、法輪功修煉者への拷問、家庭教会のキリスト教徒への弾圧、人権弁護士への迫害などである。さらに、最近の香港における自由へのさらなる抑圧は、人権と自由を攻撃する中共の延長線上にあると述べた。

　スピーチの最後に、ウィルソン氏は改めて学習者に敬意を表し、迫害の実態を明らかにし、中国国内で迫害を受けている人々のために声を上げ続けていることを称賛した。同氏は次のように述べた。「再び法輪功に祝意を表します。これらの問題に皆さんが注目し続けるようにし、中国で残酷な扱いを受け、人権を奪われている人々の姿を世界に示してくれています」

　弁護士「国際社会に中共による法輪功迫害を阻止する行動を呼びかける」

集会でスピーチを行う人権弁護士のケリー・ゴア氏

　ニュージーランド人権弁護士ケリー・ゴア氏は集会でスピーチを行い、中共による法輪功への26年間にわたる組織的迫害を強く非難し、国際社会に対して実質的な行動を取るよう呼びかけた。

　ゴア氏は、1999年以降、中共が学習者に対する不当な逮捕、恣意的拘禁、強制的な「再教育」、思想的な洗脳および心身への拷問などの手段で学習者を弾圧していると述べた。多くの学習者が奴隷労働を強いられ、路頭に迷い、さらに複数の国際独立調査によって、国家主導の生体臓器収奪という暴虐が明らかにされている。

　ゴア氏は、これらの証拠はヒューマン・ライツ・ウォッチ、フリーダム・ハウス、国連特別報告員、アムネスティ・インターナショナル、米国国際宗教自由委員会などの権威ある機関から得られたものであり、その一致した結論は、迫害が残酷であり決して看過（かんか：見のがすこと。見すごすこと）できないという。

　強圧に直面しても、学習者は人々に迫害の実態を伝え続けており、ゴア氏は学習者が脅威と暴力の中で示した勇気を称賛した。真・善・忍の価値観が、圧迫の中でも学習者に尊厳と力を保たせていると述べた。

　ゴア氏は、重要なのは「行動するか否か」ではなく「どのように行動するか」だと述べた。ゴア氏は市民に対し、国会議員へ連絡を取りマグニツキー法式の立法を後押しし、迫害の加害者を追及するとともに「移植ツーリズム」を禁止する関連法を支持するよう呼びかけた。

　ゴア氏はこう語った。「沈黙は迫害を長引かせるだけです。声を上げ、具体的な措置を推し進めることによってのみ、被害者を助け、迫害終結への道を開くことができます」

　医師「子どもも大人も、このような心身の修煉と価値観をを学ぶべきである」

法輪功がとても好きと話すニライ医師

　ニライさんは医師であり、ヨガ講師でもある。この日広場を通りかかった際、学習者の功法実演の様子に惹きつけられ、自ら感想を語った。

　ニライ医師は、かつてトルコで師について気功を学び、長年ヨガと瞑想を教えてきたため、心身の修養にとても馴染みがあるという。学習者の功法実演を見て「とても平和」だと感じ、この方法は忙しい現代人が落ち着きとバランスを保つ助けになると考えていると述べた。修煉は身体をしなやかにするだけでなく、心も徐々に静まり、その結果「自分の人生をよりはっきりと見つめ、内なる真の自己とつながることができる」と述べた。

　法輪功が提唱する「真・善・忍」という原則について、ニライ医師は、これらの価値観は人が困難に向き合う力を高め、生活上の問題を減らし、より本当の内面に近づく助けになると考えている。「人が誠実で、善良で、忍耐強ければ、人生の中で絶えず成長していけるのです」とニライ医師は語った。

　ニライ医師は、中国で法輪功が迫害されている状況を聞いて衝撃を受けた。ニライ医師は、中共は独裁政権であり、人々が本来の自分に従って生きることを望まないのだと指摘した。「そうなれば、支配しにくくなるからです」。ニライ医師は、魂とつながり、内なる力を高める修煉が一層貴重であると強調した。

　医学の専門家として、ニライ医師は心身の修煉が健康にもたらす助けを肯定した。ニライ医師はこの功法がとても気に入ったと述べ「子どもも大人も、このような心身の修煉と価値観を学ぶべきです」と語った。

　フランス人観光客「功法がもたらす静けさとエネルギー」を称賛

雨風の中でも煉功を続ける学習者の姿に感服するフランス人観光客アレックスさん

　フランスから訪れた観光客アレックスさんは偶然通りかかり、学習者と交流した。アレックスさんは8年前にコロンビアを旅行した際に初めて法輪功に触れ、その功法がもたらす平静さと心身の向上に深い印象を受けたことを語った。

　アレックスさんによると、当時コロンビアで法輪功の功法を学ぶ体験をしたという。「これが私にとって初めての法輪功（功法の体験）でした。毎日朝3時に起き、夜明け前に第一式の功法を始めたのを覚えています。もうかなり時間は経ちましたが、いくつかの基本動作は今でも覚えています」と語り、　煉功した後はより平和になり、心の奥まで探すことができるようになったと感じたという。

　学習者から中共による法輪功迫害の実態、大規模な不当拘禁や生体臓器収奪などの暴行について聞いた際、アレックスさんは衝撃を受けた。「本当に？　なぜ？　この功法は誰に対しても害を与えないのに」と語り、20年以上も続く迫害の存在を理解しがたい様子だった。さらに関連する調査や証拠の話を聞くと、アレックスさんは「なんて恐ろしい、なんて狂っているんだ」と声を上げた。

　アレックスさんは、社会に現在進行中の迫害を知ってもらうことがとても重要だと考えている。「もしこんなことが起きているなら、人々は知るべきです」と語った。

　別れ際、アレックスさんは当日、雨の中でも煉功を続ける学習者の姿に気づき、深く感服した。「雨の中でも煉功を続ける姿が、本当に印象的でした」と述べた。