　【明慧日本2025年11月20日】河北省唐山市遷安市の法輪功学習者・国月霞さん（女性）は、今年3月16日、人々に真相を伝えたとして警官に連行され、拘禁された。6月24日、秦皇島市撫寧区裁判所は国さんを不当に法廷で審理した。8月下旬、弁護士が家族に電話し、国さんが不当に懲役4年の判決を受け、本人が控訴したことを伝えた。国さんは現在も秦皇島拘置所に不当に拘禁されている。

　国さんは今年62歳。元々黒竜江省伊春市湯旺河林業局に住んでいたが、後に河北省へ転居した。国さんは若年期に慢性咽喉炎、腎臓病、心臓病、婦人科疾患など様々な病気を患っていた。特に眼科疾患であるリウマチ性強膜炎は、地元の病院で「癌と同じ程度の病気」と言われ、ハルビンや上海の病院の医師も、彼女が患っているのは稀な眼科疾患で、全国で4例しか発見されていないと述べた。1998年、国さんは病気のため法輪大法（法輪功）の修煉を始めたところ、わずか半年で、患っていた全ての病気が完治した。これは現代科学では説明できない事実である。この新しい人生を得た喜びを国さんは言葉にできず、それ以来、彼女は「真・善・忍」の基準に従って自分自身を修煉し、善良な人となるよう努めている。

　1999年「7・20」に、中国共産党は法輪功の修煉者数の急増を恐れ、狂気じみた迫害を開始した。国さんは法輪大法への信仰を堅持し、法輪功のために冤罪を訴え、人々に法輪功の真相を伝えたため、中共による嫌がらせ、恐喝、連行、拘束など様々な迫害を受けた。

　2000年末、国さんは北京へ陳情に行ったため、ハルビン薬物中毒治療所に連行され、不当に1年間の労働教養を科された。地元の中共職員は、彼女が苦心して経営していた商店を強制的に譲渡させ、彼女に50万元以上の経済的損失を与えた。

　2002年4月、国さんは「法輪大法は素晴らしい」という真相スローガンを書いたことで町内会長に告発され、再度不当に1年6カ月の労働教養を科された。ハルビン薬物中毒治療所での迫害では、彼女は強制的な洗脳を受け、拷問による苦痛に遭い、毎日10数時間もの奴隷労働を強いられた。この間、彼女の文教商店は経営する人がいなかったため倒産し、12万元（約240万円）の経済的損失を被った。不当な労働教養が終わった後、国さんは故郷を離れることを余儀なくされ、後に河北省遷安市へ移住した。

　2011年9月5日の夜、国さんたち法輪功学習者14人は、一緒に法輪功の著作を読んでいたという理由で、遷安市の国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関。以下、国保）の警官らに連行された。国さんは悪辣な警官の浦永来から電気警棒で電撃を受け、全身に大きな水ぶくれができ、意識を失うまで続いた。浦永来は国さんの頬を叩き、国さんの歯を1本折った。15日間拘留された後、洗脳班に送致された。洗脳班では、国さんはさらに4、5人の屈強な男たちに、同時に4、5本の電気警棒で電撃され、昏睡状態に陥ったところでようやく手を止めた。国さんは拷問により頭を上げられず、話すこともできなくなり、25日後、家族が2万元（約40万円）の現金を支払って彼女を連れ戻した。

拷問のイメージ図：スタンガンでの電撃

　2020年9月8日の早朝6時過ぎ、遷安市公安局国保大隊の警官が国さんの自宅に押し入り、ドアを破って侵入しようとしたが、その過程で国さんは機転を利かせ逃れた。そこで国保の警官らは、国さんの息子を人質として強引に連れ去り不当に拘束し、さらに息子に対して刑事拘留や判決を下すと公言した。これにより、国さんの家族は極度の恐怖に陥った。

　2020年9月14日、国さんは息子と入れ替わり、自身が警官によって唐山市第一拘置所に不当に拘禁された。2021年5月25日、国さんは唐山市遵化裁判所による不当な法廷審理を受け、不当に懲役2年の判決を下された。

　今年3月16日の午前、国さんは秦皇島市盧龍県の横河市場へ真相資料を配布に行った。人々が法輪功の真相を知り救われることを願ってのことだが、中国共産党の虚言に騙された3人の者から悪意をもって告発された。盧龍県公安局は通報を受け、地元の派出所に警官を出動させ、国さんを盧龍県公安局へ連行し、秦皇島拘置所に不当に拘禁した。

　今、国さんは再び中共による不当な刑罰の迫害に遭っている。その理由は、ただ真実を語ったということに尽きる。