　【明慧日本2025年11月20日】フィンランドの法輪功学習者（以下、学習者）は11月19日、いつもと同じようにヘルシンキのカンッピ広場付近で活動を行った。学習者は平和的な方法を通して、人々に中共による学習者への残酷な迫害、不法拘禁、拷問、収容所、そして耳を疑うような生体臓器収奪などの実態を知ってもらい、この26年にわたって続く暴行に国際社会が関心を寄せるよう呼びかけている。

　この日、人々からは次々と声が寄せられた。「ネットで見ました。ずっとあなたたちの情報を追っています」「臓器の強制摘出はまったく受け入れられません」「勇気を持って伝え続けてください」。ある学生は寒さで震えながらも署名をした。

中共の生体臓器収奪を非難し署名するフィンランドの人々

　ヘルシンキ在住の教師クリスタさんは、中国は集権国家であり、多くの収容所もつくっていると述べた。彼女の家族には中国人がいるが、普段話していると、彼らは依然としていくつかの話題をとても怖がっており、敏感な内容を議論する時は身の回りにスパイがいるのではないかと心配して非常に用心深いことが分かったという。クリスタさんにとって、これはとても信じがたいことだという。中国には独自の文化的な基礎があり、国土も大きいため、強硬な意見や態度を示すことがあるかもしれないが、クリスタさんは「すべての人が基本的人権を享有すべきです」と強調した。

　学習者がクリスタさんに、中共は中国人に向けて「共産党がなければ中国は存在しない」と宣伝し続けているが、フィンランドで暮らしてみると、フィンランド人は「特定の政党がなければフィンランドは存在しなない」などとは決して言わないと話すと、クリスタさんは思わず笑い出した。

　クリスタさんは、「うちには中国人の親戚が2人いるけれど、それでも私たちは中国についてあまりにも知らなすぎて、中国の人々の日常生活がどんなものなのか分からないのです」と話した。そして学習者に向けて、「どうか強くあってください！　幸運を祈ります！　勇気を持って伝え続けてください。私たちの署名が少しでも力になればいいのですが…」と励ましの言葉を送った。

　アンニカさんは職場のメンタルヘルス専門家であり、キリスト教徒でもある。彼女は、中共の腐敗、情報封鎖、そして生体臓器収奪はいずれも非常に恐ろしいと述べた。

　LY さんは看護師であり、文化大革命について研究しているという。「学生のころに知りましたが、中共は一般市民の臓器を摘出して売買することがあると聞き、本当に恐ろしいと思いました！」と述べた。

　情報通信技術の仕事をしているラウリさんは、遠くからテントの掲示を見て気づいたという。彼は「中国はとても美しい国で、歴史的建造物も素晴らしいです。でも自由がありません。良い面もたくさんあるけれど、悪い面も多いのです」と話した。中共の生体臓器収奪の事実を知ったラウリさんは、「まったく受け入れられない！」と強く言った。

　ヘネナさんは、以前から法輪功について聞いたことがあり、ネットでも関連情報を見たことがあるという。「私は断固としてあなたたちを支持します。あなたたちのしていることは良いことです。中国が法輪功を弾圧するやり方はまったくの誤りです！」と語った。急いでいるにもかかわらず、彼女は学習者に向かって何度も「あなたたちのことは、ためらうことなく支持します」と繰り返し伝えた。