　【明慧日本2025年11月21日】（明慧ネット通信員・遼寧省報道）遼寧省鞍山市海城市在住の63歳の法輪功学習者である趙俊芳医師は、2025年5月28日に警官に連行され、鞍山市第一女子留置場に収容された。10月21日には鞍山市立山裁判所で不当に開廷され、不当に懲役3年の判決を言い渡された。

　1999年7月に中国共産党が法輪功への狂気の迫害を開始した後、趙俊芳さんは人々に法輪功の真相を伝えたことで、2003年と2015年の2度にわたり、中共の裁判所から不当に実刑判決を受けている。

　現在、趙俊芳さんは迫害により深刻な健康状態にあり、高血圧の症状で、収縮期血圧（最高血圧）は213mmHgに達し、3回の出血を経験した。家族は大変心配している。

　趙俊芳さんは海城市西柳鎮東柳村に住んでいる。彼女は内科医師で、1992年に休職し、個人診療所を開設した。彼女の小さな診療所は手続きが簡単で、料金も安く、その医徳と人柄は評判が良く、多くの患者が診察に訪れた。しかし、医師である趙俊芳自身も、長年治らない複数の病気（重度の産後風や様々な精神的抑うつ症）に苦しんでいた。1998年、趙俊芳は法輪大法を修煉し始め、真・善・忍の基準に従って生きることで、心性が向上し、間もなく彼女の病気はすべて消え去った。

　2025年5月28日午前、趙俊芳さん、張美華さん、郝麗艶さんの3人の法輪功学習者が真相資料を配布していた際、海城市国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関。以下、国保）および北関派出所の警官に連行された。数人の警官が趙俊芳の家に押し入り、不当に家宅捜索を行った。警官は彼女たちを長期間追跡し、写真を撮っていたと伝えられている。郝麗艶さんはその後、不当に10日間の行政拘留を科されたが、年齢を理由に一時執行猶予となり、その日の夜10時ごろに釈放された。張美華さんは不当に10日間の行政拘留を受けた。

　6月11日、趙俊芳さんは鞍山市立山区検察庁に逮捕を承認され、鞍山市第一女子留置場に不当に拘禁された。7月には、趙俊芳さんが留置場で迫害により高血圧の症状を発症し、最高血圧が213mmHgに達していることが判明した。

　7月23日、趙俊芳さんを陥れるいわゆる「案件書類」はすでに鞍山市立山検察庁に送られていた。弁護士は公安局国保大隊の事件担当者と留置場所長の趙洪波に面会を求めに行ったが、いずれも釈放を拒否された。8月18日、趙俊芳さんはすでに不当に裁判所に起訴されていた。

　弁護士が面会に行った際、趙俊芳さんが留置場で3回の出血を経験したことを知った。留置場は彼女を外部の病院に連れて行き検査を受けさせたが、HPV重度感染と診断され、同時に血圧は最高で226mmHgに達していた。

　10月21日午後1時半、趙俊芳さんは鞍山市立山裁判所で不当に開廷された。法廷審理で、趙俊芳さんは自身の身体に生じている問題について話した。これを聞いた傍聴席の家族は非常に驚き、大変心配し、感情的になり、検察官の張毅と裁判官の王芸涵に対し、「人殺しをするつもりか」と問い詰めた。

　開廷の傍聴後、家族はすぐに留置場に駆けつけ、検査報告書の提示を求めるとともに、趙俊芳さんの現在の高血圧の状況を理由に釈放を要求したが、留置場側は会議中であるとして家族との面会を拒否した。家族は2時間以上待ったが、結局誰も対応しなかった。趙俊芳さんの高血圧は生命に関わる危険性があり、家族は保釈を求めたが、留置場は「6カ月以上継続しないと認められない」と主張し、家族を非常に心配させた。

　開廷の3日後の10月23日には判決が下され、趙俊芳さんは不当に懲役3年を言い渡されたことが判明した。これほど深刻な健康状態にあるにもかかわらず、不当に懲役3年の判決を下すことは、まさに人命を軽視する行為である。