　【明慧日本2025年11月23日】湖北省武漢市青山区の法輪功学習者である張麗華さん(70代)は、2025年8月に514番の路線バスに乗車した際、乗車カード（実名制のため）をタッチしたとたん、警報が鳴ったとのことで2人のバス運転手に通報された。警察は何の法的手続きも経ずに、口頭で以前の「案件」だとして1年6カ月の懲役を言い渡し、張さんを武漢女子刑務所に連行した。

　張さんは、武漢市宝豊路にある刑務所に不当に拘禁されてからすでに2カ月が経過しているが、刑務所は今なお家族との面会を許可していない。

　張さんは武漢市青山区青山鎮石化生活区に居住し、石油化学工場の退職職員である。かつては多くの病気に悩まされ、病苦を味わってきたが、1996年3月に法輪功の修煉を始め、真・善・忍の原則に従い、人に優しく接し、道徳を向上させ、健康を回復し、心も明るくなった。

　1999年7月、中国共産党により法輪功への迫害が始まり、張さんは北京へ陳情に行ったが、暴行を受け、武漢に連れ戻された後は武漢市東西湖二支溝の拘置所に連行され、5昼夜手錠をかけられた。2000年には武漢市公安局青山分局第1課警官の張助君により、不当に1年の労働教養処分を受け、20年間給与を差し押さえられ、自宅は10回以上も不当に家宅捜索を受けた。2017年夏、張さんは流浪生活を余儀なくされた。

　2019年8月26日、青山区裁判所は金銀湖派出所と610弁公室の関係者らと共謀し、インターネット監視や尾行などの手段を用いて、再び張さんを連行し、北湖洗脳班へ送った。そこでは、発言することや自由に行動することを禁じられ、さらに無理矢理4カ月間薬物投与を強いられた。ある時、薬の投与中に危うく窒息死しそうになったことがあった。痛みに耐えてもがく中で、張さんの手がある加害者に触れたところ、この者は逆上して逆に「噛まれた」と濡れ衣を着せ、張さんを激しく殴打した。非道な拷問により、張さんの身体は極度に衰弱し、歩行も困難となった。彼らは張さんがその場で死亡することを恐れ、2019年12月25日、一次出所の名目で自宅に戻した。

　北湖洗脳班で迫害を受けている間、武漢市洪山区検察庁の職員が来て、張さんに罪を認める書類への署名を求めたが、張さんはこれを拒絶した。青山分局の警察官・周源および洪山区検察庁職員は、強制的に署名の手続きを進めて事件を立件した。2020年11月13日、洪山区裁判所が不当に開廷した。11月23日の晩、息子は翌24日に法廷で「判決結果を聞くように」と電話を受けた。さらなる迫害を避けるため、張さんは再び家を離れ、帰宅できない生活を送ることになった。

　2021年3月8日、張さんがやっと自宅に戻った直後、鋼花派出所の者がやってきてドアを壊し、強引に押し入って、張さんを東西湖二支溝拘置所に送ったが、健康診断で基準に達していないため入所しなかった。7月21日には再び強制的に同じ拘置所に連行されたが、再び健康診断で健康上基準に達していないため自宅に戻った。

　張さんへの迫害に関与した機関および関係者は、紅衛路派出所、青山区政法委員会、610弁公室、街道居民委員会、街道の地域担当員、女子刑務所などである。