文／中国の大法弟子

　【明慧日本2025年11月25日】中国大陸では、早くから修煉を始めた同修の多くが老齢期を迎え、配偶者を亡くして独り暮らしをしている人も少なくありません。しかし修煉は手放さず、今も学法や煉功、正念を発し続けています。ただ、外に出て真相を伝えることはほとんどなくなりました。

　生活面では、以前から大法の活動と家事を両立させていた人は、配偶者を亡くしても生活に大きな影響は出ません。一方、配偶者と共同で大法プロジェクトに携わりながら家事は全て相手に任せていた人は、現在、生活に大きな支障をきたしています。

　具体的には、若い同修に頻繁に家事を手伝ってもらわないと家が散らかり汚れたままになる人、独居で孤独に耐えられず他の同修に頻繁に訪問してほしいと願う人、自宅に来て手伝ってくれる同修に「一緒に住んでくれれば良いのに！」と率直に言う人までいます。二、三週間会わない同修に対して、言葉に不満を漏らしてます。まるで幼い子供のように、同修に家族のように気遣い・世話をしてほしいという心境にありながら、自覚せず、成り行きに任せ、修煉の心で接していないのです。

　私たちは皆、今、師父が延長してくださった時間は、大法弟子が法を学び自らを修め、より多くの衆生を救うためのものであることを知っています。だからこそ、どの大法弟子も時間が足りないと感じるのです。法からも、今や日々がますます短くなっていることを私たちは知っています！　さらに、どの大法弟子にも家庭があり、生活上の事柄もあり、それらもきちんとこなさなければなりません。どうしてその上多くの時間を割いて、各地の年配の同修たちの家庭や生活の世話ができるのでしょうか？

　実は年齢への執着も執着であり、修煉の心を薄めてはならず、むしろ自らの思い一つ一つをより厳しく修め、衆生の救済を急がねばなりません。生活上の事は、自分でできることを学ぶのが最善です。大法弟子は何をするにも修煉の要素があります。どうしてもやりたくないなら、人に分担してもらうのも社会のあり方に合致します。同修と集まる時は、法理について互いに切磋琢磨してより早く向上し、大法のプロジェクトを協力して遂行できます。特定の同修がいなければ成り立たないと思い、会えない時は切ない思いに駆られ、会えば涙ぐんでしまうなら、それは情の渦に巻き込まれているのではないでしょうか？　それは旧勢力の妨害や同修への迫害を招くことになります。

　これまでに30年近く修煉を続けてきたのですから、大法の中で「独修」しても成果を出せるはずです。名、利、情はすべて手放す必要があります。そうでなければ、この大きな重荷を抱えたまま、どうして円満に師父のもとへ帰れるでしょうか。ましてや、自分を修煉者と見なす限り、真の意味での独修ではありません。同修との交流があり、明慧ネットがあり、さらに真相を伝え救うべき多くの世の人々が存在するのです！

　個人的な理解では、師父は私たち一人ひとりの同修が、少なくとも大法の中で修煉を通じて強く自立できることを求めておられるのです！　年齢を重ねると思考が常人の状態に陥り、それはまさに修煉が緩んでいる証ではないでしょうか？

　「私は李洪志の弟子であり」（『二〇〇三年元宵節での説法』）

　「『大法弟子』『大法弟子』よ、『法を正す時期の大法弟子』とは何でしょうか？　宇宙の中で最も素晴らしい称号であり、最も偉大な生命です。」（『二〇〇四年ニューヨーク国際法会での説法』）

　今、焦り自責する同修もいますが、ただ「修煉が足りない」と言い、あるいは涙を流す者もいます。しかし、どの執着が取り除けていないのかを真に理解し、急いで修煉すればまだ間に合います。環境が変われば、例えば配偶者が亡くなり、生活上の支えを失うことで、これまで気づかなかった観念や人心の執着が浮き彫りになりやすいのです。内に向けて探せば実は見つけることは難しくありません。あとは急いで修煉するだけなのです。

　もし急いで修めず、むしろ不当に扱われたと悲しみ、自分は大法のために多くのことを捧げ、多くの大法の仕事をしてきたのに、などと不満を抱くなら……、そうしているうちに他の大法弟子が円満成就するのをただ見ているだけで、そこに座って泣いてももう手遅れです！

　個人的な所感であり、特定の同修を指すものではありません。法に則っていない点があれば、同修の皆様のご指摘をお願いします。