　【明慧日本2025年11月26日】（米国メリーランド州＝明慧記者・李静菲）米国首都ワシントン近郊のメリーランド州シルバースプリング市で11月25日、ワシントン地域最大規模の感謝祭パレードが開催された。今年は200以上の団体が参加し、法輪功学習者（以下、学習者）も再び招かれて参加した。パレードを観賞した市民は、学習者が伝える前向きなメッセージに感謝し、来たる祝祭シーズンにおいて、誰もが常に「真・善・忍」を心に留めるべきだと述べた。

　午前10時にパレードが始まった時、空はどんよりと曇り小雨が降っていた。しかし、学習者の隊列が出発すると、空は晴れ渡った。学習者の隊列はフロート車（花車）と腰太鼓で組まれ、フロート車の上では2人の学習者が法輪大法の功法を実演した。腰太鼓は祝祭の雰囲気を盛り上げ、人々は音楽と腰太鼓のリズムに合わせて拍手喝采を送った。数人の学習者は横断幕を掲げ、英文で「法輪大法」「世界は真・善・忍を必要としている」と書かれており、そのメッセージは沿道の観客に歓迎され、多くの人々が学習者から配られるリーフレットを受け取った。

　これはワシントン地域で唯一の感謝祭パレードの祝賀行事であり、地元および周辺地域から何千人もの多民族の市民を引き付けている。アメリカ放送協会（ABC）系列の7ニュースやワシントン・フォックス5チャンネルなどのテレビ局が、パレードを生中継した。

11月22日、メリーランド州シルバースプリング市で開催された感謝祭パレードでパフォーマンスを披露する学習者

学習者から手渡されたリーフレットを読む人々

感謝祭パレードに参加した米国ワシントン地区の学習者

　パレード司会者　「まさに、この世界は真・善・忍が必要です」　

　学習者の隊列がステージ前を通過する際、司会者は「続いて、法輪大法が届ける平和をご覧ください」と述べた。　

　司会者は観衆に向けて次のように紹介した。「法輪大法（法輪功ともいう）は、伝統的な座禅と功法による自己修煉の方法であり、真・善・忍を原則とし、ゆったりとした功法の動作と座禅を組み合わせています。日常的に修煉することで、健康を改善し、ストレスを緩和し、活力を高め、内なる平和を得て道徳心を向上させることができます。1992年に李洪志先生が中国で公に伝授し、現在では100カ国以上に広まり、法輪大法の著作は50の言語に翻訳されています」

　パレードの司会を務めたのは、7ニュースのベテラン司会者ブライアン・ファン・デ・グラフ氏とアイリーン・ウェラン氏である。2人はパレードに参加した学習者に感謝の意を示した。「この素晴らしい祝祭の中で、私たちに平穏と安らぎをもたらしてくれて本当にありがとうございます。まさに、この世界には真・善・忍が必要です。ですから、皆さんが私たちをより良くしてくれることに感謝します」

学習者から贈られた小さな蓮の花の飾りを受け取る感謝祭パレードの司会者2人

　メリーランド州の住民「誰もが『真・善・忍』を心に刻むべきです」

　メリーランド州からパレードに参加したイエ・シーさんは、法輪大法という修煉法を支持している。「もし毎日少しの時間でも座禅をすることができれば、もしみんながそうできれば、争いはずっと減ると思います」と語った。

　シーさんは学習者から贈られた小さな蓮の花の飾りに感謝した。蓮の花につけられた飾りには「真・善・忍」と書かれており、彼女は「私たちはもっとこうした資質を持つ必要があります。もっと真・善・忍が必要です」と述べた。

　また、今回の感謝祭パレードで学習者の隊列を見ることができてとても嬉しいと述べた。「この祝祭シーズン、皆がもっと真・善・忍を心に留めるよう、彼らが思い出させてくれることを願っています。買い物のときでも、家族や友人と過ごすときでも、常に（真・善・忍）を心に刻むべきです」と語った。

パレードに参加したイエ・シーさん

　法輪大法を初めて知り、真・善・忍に賛同する観衆

　エリさんとアリーさんは歩道でパレードを観賞し、学習者の隊列が通過するとき、「素晴らしい！」と拍手と歓声を送った。

　2人は、法輪大法を初めて知ったと語った。「世界は真・善・忍を必要としている」と書かれた横断幕を見て、エリさんは「私たちは本当に（真・善・忍）が必要です。本当に、完全に支持します」と述べ、アリーさんも賛同の意を示した。

エリさん（左）とアリーさん

　メリーランド州在住のメリッサさんも、法輪大法を聞くのは初めてだった。彼女は、「私たちの社会には（真・善・忍）が必要です。いまは暴力が横行し、人と人との間に団結が欠けています……だからこそ、他人に優しくすることが必要で、それは自分自身を大切にすることにもつながります」と語った。

　メリッサさんは、真・善・忍を受け入れ、持つことはとても良いことだと考えており、学習者に向かって「あなたたちは本当によくやっています。これからも頑張って！」と言った。

　花車の上で2人の学習者が法輪大法の功法を実演しているのを見て、メリッサさんは「誰もがこの功法を学び、修煉する必要があります。これはメンタルヘルスにも身体にも良いからです」と話した。

メリーランド州在住のメリッサさん

　アンドリューさんも、法輪大法について聞くのは初めてだったという。彼は、学習者のパレード隊列はとても面白く、彼らが伝えている「真・善・忍」のメッセージはとてもポジティブだと語った。

　　アンドリューさんは学習者から渡された法輪功のリーフレットを受け取り、「必ずじっくり読んで、何が書いてあるのか見てみます」と述べた。

アンドリューさん（左）

　サネイスさんは娘を連れてパレードを観ていた。学習者の隊列を見て、「とても嬉しい。とても良い。（私たちに）平和と安らぎ、そして繁栄をもたらしてくれます」と述べた。

　サネイスさんは「私たちは人々に勧めるべきです。世界には真・善・忍が必要だと、人々に気づいてもらわなければなりません」と語った。

娘を連れてパレードを観賞しているサネイスさん