　【明慧日本2025年11月28日】江蘇省連雲港市贛榆区の善良な女性、張娟さんは、法輪大法を修煉し始めてから、「真・善・忍」に従って健やかな生活を送っていた。彼女は法輪大法が良いものであるということを人々に伝え、人々が恩恵を受けることを望んだため、2022年4月16日に地元警官に連行され、不当な家宅捜索され、濡れ衣を着せられた。3年6カ月にわたり不当に拘禁され、迫害を受け、今年11月3日に解放され帰宅した。

　2022年4月16日、張娟さんは真相を伝えたことを理由に地元警官に連行され、不当な家宅捜索を受けた後、刑事拘留された。張娟さんが公安警官の自白の強要や誘導に協力しなかったため、連雲港市灌南県に移送され、別のところで住居監視下に置かれ、同時に自白を強要された。張娟さんは協力せず、真相を話しても警官は聞き入れない状況で、警官の尋問に対して一貫して沈黙を貫いた。5月24日、張娟さんは連雲港市海州区検察庁により連行され起訴された。その後連雲港市拘置所に移送され監禁された。

　情報によると、警官は口供（自白）を得られず、でっち上げたといういわゆる「証拠」も推敲に耐えうるものではなかった。いわゆる証人たちも面と向かって証言することはなく、弁護士も調書を見た後、証拠不十分であり、無罪釈放すべきだと指摘した。本来、これは張娟さんを無罪釈放すべき状況だったが、当局は独断で不当な監禁とでっち上げを続行した。

　2022年8月10日頃、張娟さんは連雲港市海州区裁判所にでっち上げられて送致された。その後、2023年5月29日の午後になって、連雲港市海州区裁判所で、張娟さんは開廷に臨んだ。

　法廷で、弁護士は検察官が提出したいわゆる「証拠」に対して有力な反論を行った。まず、法律の規定に基づき、「法に明文の規定がなければ罪とはならない」ため、罪名は成立しないと指摘した。また、法廷で2011年3月1日に公布された国家新聞出版総署の「第50号令」を提出し、法輪功の書籍出版禁止令がすでに廃止されていることを指摘し、張娟さんが法輪功の書籍や資料を所持することは違法ではないと主張した。さらに、検察官のいわゆる証拠がいずれも張娟さんを判決に値させるものではないことを詳細に指摘した。　

　検察官は弁護士の反論に対し、顔を紅潮させたり青ざめたりして、ついには「ニュース出版総署が第50号令を出したが、ずっと執行されていないため、採用しない」とさえ言い放った。これは典型的な法を執行する側の違法行為である。

　最終的に、検察官は弁護士の弁護を無視し、根拠のない主張を拡大解釈して述べ立てたが、弁護士によって「あなたが話しているこれらのことはすべて『扇動』の範疇に属するものであり、私の依頼人は病気治癒と健康維持のために法輪功を煉るごく普通の女性にすぎず、あなたの話は私の依頼人とは無関係である」と一蹴された。

　最後に、弁護士は裁判長に張娟さんの無罪釈放を求めた。張娟さん自身も裁判長に無罪釈放を求めた。裁判長は審理全体を通してほとんど発言せず、最終的に法廷で判決を下すことはせず、ただ休廷を宣言した。

　2023年8月18日、連雲港市海州区裁判所は不当な判決書を下し、張娟さんは懲役3年6カ月の不当判決を受けた。張娟さんは判決を不服として、連雲港市中級裁判所に控訴したが、原判決を維持された。

　2024年1月中下旬、張娟さんは江蘇省南通女子刑務所に連行され、引き続き不当な監禁と迫害に遭った。当初、刑務所の職員は彼女に「転向」を強要するため、トイレットペーパーの購入を禁じ、他の人が貸すことも許さず、約2カ月間続いた後にようやく購入を許可した。その後も、夏になるとシャワーを浴びることは許されなかった。

　刑務所の職員は、普段から師父を中傷し、大法を歪曲するビデオや書籍の視聴を強制したり、交代でいわゆる「面談」を行い、「転向」を強要した。また、監視役や受刑者を利用して彼女をいじめることもあった。刑務所側がいかなる手段を用いようと、多くの人が彼女を転向させようとしても、彼女は自身の信仰を貫き通した。

　今年11月3日、不当な拘禁期間が満了し、張娟さんは刑務所から地元の司法局に送られ、家族によって堂々と家に迎え入れられた。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）