　【明慧日本2025年11月28日】山東省済南市政法委員会610弁公室が公安局およびその傘下の派出所を操り、「ブラックリスト」に基づいて、2025年9月29日、現地の法輪功学習者（以下、学習者）約40人を連行した。同日朝から、学習者は各区のいわゆる「事件処理センター」に拘束され不当な取り調べを受け、直ちに済南市内の異なる留置場に拘禁された。例えば、済南市留置場や長清区の済南第三留置場である。一部の学習者は、その日の夜に強制的に「保釈保証金付き釈放」の手続きをさせられ、帰宅した。

　伝えられるところによると、今回の連行および迫害は以前から企図されており、済南公安は、いわゆる重大事件、重要事件として格上げし、いわゆる「組織的犯行」と断定する意向であった。このため、「9.29特別捜査チーム」が設立され、全ての派出所はこのチームの指示のもと行動し、不当な取り調べの内容までも特別捜査チームの指示に従っていた。実質的には長清公安支局が主導し、各居住地所属の派出所が具体的に自宅へ赴き連行を行った。派出所は長期にわたる不当な監視を通じて、学習者の行動を把握し、連行と迫害を統一的に計画・実行した。

済南「9.29特別捜査チーム」で連行された学習者

	名前	性别	年齢	連行された場所	連行された時間	関連部門	責任者	拘禁場所	帰宅時間	保釈
1	趙成琴	女			9.29午前	仲宮派出所、済南南部山区管理委員会法執行大隊		済南市留置場
2	王蓮	女			9.29午前	仲宮派出所、済南南部山区管理委員会法執行大隊		済南市留置場
3	王富興	男		歴下区デジタル港マンション	9.29午前7時	長清区分局		済南市留置場
4	李桂珍	女	72	槐蔭区	9.29	小緯北路派出所	警官黄に尾行	済南市留置場
5	田樹林	男	83	市中区	9.29頃	仲宮派出所
6	顔さん	女	70代	市中区	9.29				9.29
7	劉智秀	女	60代	天橋区	9.29				10.2
8	王暁芳（要確認）	女	50代	天橋区	9.29
9	李亮			天橋区	9.29				帰宅
10	滕さん		80代	天橋区	9.29				帰宅
11	徐乃明	女	75	天橋区青年居易	9.29				11月1日
12	張さん（徐乃明さんの夫）	男	70代	天橋区青年居易	9.29
13	趙さん			天橋区	9.29
14	趙香	女	65	天橋区義合西街	9月29日午前10時過ぎ	4、5人の私服警官（中に女性1人）		済南市留置場
15	王芳	女	50代	天橋区	9.29				9.29深夜11時過ぎ
16	季鳳蘭	女			9.29			済南市留置場
17	王玉霞	女	80	槐蔭区	9.29午前6、7時			劉長山法制センター	9.29深夜12時	保釈
18	張興武	男	82		9.29午前7時	長清区公安局		拘束失敗
19	封慶冬	女	87	槐蔭区	9.29		張昊業		9.29深夜12時	保釈
20	王延林	女	80代	槐蔭区	9.29				9.29深夜12時過ぎ	保釈
21	王欽平	女	60未満	市中区勝利大街附近	9.29朝6時			済南市留置場
22	宋燕	女	61-62	歴城区路劲東城	9.29
23	趙善寧（趙棟）	男	38前後	天橋区	9.29下午2点	長清刑警隊		長清留置場
24	李継紅	女	70代	槐蔭区	9.29			済南市留置場
25	賀訓明	男	70代
26	王粲	女	70代	市中区	9.29未明2時				9.29
27	房玉勝	男	60	市中区	9.29午前7時	長清区公安、舜玉路派出所		済南市第三留置場
28	陳さん（房玉勝さんの妻）	女		市中区	9.29午前7時	長清区公安、舜玉路派出所		済南市留置場
29	王克華	女	50代	市中区舜玉小区	9.29	舜玉路派出所		済南市留置場
30	王厚昇	男	60代	市中区	9.29	長清区公安、舜耕路派出所		済南市第三留置場
31	王倩	女	54	市中区	9.29	舜耕路派出所		済南市留置場
32	長清区の数人	女			9.29
33	劉汝平	男	64	長清	9.29午前	長清区公安		済南市第三留置場
34	張承蘭（劉汝平さんの妻）	女	62	長清	9.29午前	長清区公安		済南市留置場
35	章丘区の数人				9.29
36	紀さん	女	60前後	天橋区	9.29				数日後再度連行
37	郭さん	女		歴下区	9.29	検察庁				保釈

　学習者の房玉勝さん（60）は、山東省計画出産委員会に勤務し、退職したばかりであった。2025年9月29日朝7時過ぎ、6、7人の長清区公安警察（その中には舜玉路派出所の警察官もいた）が房さんを騙して家のドアを開けさせ、警察官は家に押し入り、約3時間不当な家宅捜索を行った。午前10時過ぎ、警察官は房さんと妻を共に連行した。翌日未明1時、警察官は房さんを済南市第三留置場に、妻を済南市留置場に不当に拘禁した。

　2025年9月29日朝8時、済南張荘派出所の警察官十数人、その中には女性も1人いた。警察官は槐蔭区に住む学習者の季鳳蘭さんが「保釈保証金付き釈放」から1年が経過し、「罪が非常に重い」ため、この件は特別案件として処理する必要があると主張した。その後、季さんを済南公安法制センター（劉長山に位置）へ連れて行った。未明、再び季さんを済南市留置場（仲宮に位置）へ連行し不当に拘禁し、毎日強制的に降圧剤の注射を打った。現在、季さんは不当に逮捕が許可されている。

　各区の学習者は連行され不当な取り調べを受けた後、通常24時間後に留置場へ送られ拘禁された。拘禁期間中、数回にわたるいわゆる「取り調べ」を経験しなければならなかった。学習者の王欽平さんは、家政婦として働く学習者の自宅で連行され、済南仲宮留置場に拘禁されており、不当に逮捕が許可されている。

　済南市公安局の行為は天理と人道に反し、計り知れない悪結果をもたらすだろう。かつて、地方官が不正を働き、竇娥を不当に殺害し、住民を3年間の干ばつに苦しめたという前例がある。今、迫害発生後、山東省では10月初旬に異常な長雨が続き、秋の作物が畑で腐敗した。秋の穀物が完全に失われたばかりでなく、適種まきが間に合わなかなかっただけでなく、来年の収穫にも影響を及ぼした。公安局が、人々の幸福を口先だけで語りながら、実際には天理に背き、学習者を迫害するならば、天の怒りと人々の怨嗟は必ず大きくなるだろう。

　学習者が正法への信仰を堅持し、真相を広めることは、いかなる世俗の法律にも違反しないばかりか、巨大な苦難が訪れる前の大いなる善と忍の行いであり、本来ならば広く称賛されるべきものである。しかし、一部の者は中国共産党という邪悪な党に惑わされ、方向を見失っている。佛法に敵対するだけでなく、赤魔に一時的な名声や利益を求め、自分自身と子孫の未来を葬り去っていることに気づいていない。中共という邪悪な党に利用されている全ての法曹機関の職員は直ちに目を覚まし、過去の過ちを深く悔い改め、共産党から脱退し、悔い改めて正しい道に戻ることを切に願う。