　【明慧日本2025年11月28日】山東省臨沂市莒南県在住の法輪功学習者・劉燕さん（57）は、2025年8月25日、臨沂市臨沭県裁判所から不当な裁判を受け、近日、不当に6カ月の判決を下されたことが判明した。

　劉燕さんの連行と捏造経緯の概要

　2023年10月27日午前、莒南県公安局国内安全保衛部門と城東派出所の警官3、4人が劉燕さんの自宅に押し入り、不当な捜索を行った。その際、法輪功の全ての書籍や小型拡声器などの私物を奪い、劉燕さんを城東派出所に連行して不当な尋問を行った。劉燕さんはいわゆる保釈となった。警官は偽善的に「劉燕さんが孫娘の面倒を見ていることを考慮して」保釈を手配したと言い、さもなければ臨沂留置場に拘留するところだったと述べた。これより以前の8月頃、警官は劉燕さんの夫を脅迫して自宅に押し入らせ、不当な捜索を行い、劉燕さんの法輪功の書籍および私物を押収した。

　2025年4月10日、劉燕さんは捏造の罪を負わされ、検察庁へ送致された。5月中旬、警察官は劉燕さんを呼び出して不当に事情聴取を行い、でっち上げの資料をさらに作成しようと企んだ。劉燕さんは再び自白を強要され、書籍と法輪功の資料の提供元を供述させられた。8月12日、劉燕さんと夫は臨沭県検察庁の検察官から召喚された。劉燕さんは署名を強要され、検察官は劉燕さんを臨沭県裁判所に不当に起訴した。

　8月25日午前8時半、臨沭県裁判所は劉燕さんに対する不当な開廷を行った。劉燕さんは一人で法廷へ向かい、不当な判決を聞いた後、血圧異常のため法廷で昏倒（こんとう：目がくらんで倒れること）した。臨沭県裁判所は昏倒した劉燕さんを莒南県の警察官に引き渡したため、劉燕さんは莒南県病院北城院区に搬送されて拘禁された。1、2日後、劉燕さんの血圧は正常に戻り、直ちに臨沂市留置場へ移送されて迫害された。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）