　【明慧日本2025年12月2日】ポーランドの法輪功学習者（以下、学習者）は11月25日、クラクフ市の市民センターで開催された非政府組織フェスティバルに招待された。会場では「法輪功とは何か？」という紹介映像も上映された。初めて法輪大法に触れたクラクフ市長代理アルトゥル・ブシェク氏は「これはまさに私たちが必要としているもの」と語り、人々に「立ち止まって心の平和を感じてほしい」と呼びかけた。

　法輪大法（法輪功ともいう）は、真・善・忍の原則に基づく伝統的な坐禅と自己修養の功法であり、ゆったりとした功法の動作と坐禅を組み合わせている。日常的に功法を行うことで、健康の改善、ストレスの軽減、エネルギーの向上、内なる平和の獲得、さらには道徳水準の向上が期待できる。法輪大法は1992年、李洪志氏によって中国で公に伝えだされた。現在、法輪大法は世界100カ国以上に広まり、その著作は50言語に翻訳されている。

クラクフ市の市民センターで開催された非政府組織フェスティバルに参加した学習者

法輪大法の功法を実演する学習者

イベントでは、真・善・忍の紙のしおりを結びつけた蓮の花の飾りを作るワークショップも開催

　フェスティバル主催者「人々は今、法輪大法を必要としています」

　主催者によれば、市民センターで開催されたこのイベントは、毎年、地域住民、非政府組織の代表、公共機関、地方自治体を一堂に会し、クラクフ市における市民活動の力、そして地域コミュニティが発案する多様なプロジェクトを紹介することを目的としている。

　今回の非政府組織フェスティバルは、市長の非政府組織担当代表アルトゥル・ブシェク氏の後援を受け、ポーランド法輪大法学会が招待された。

　イベントで学習者はブシェク氏と交流した。同氏にとって法輪大法に触れるのは今回が初めてで、これまで全く知らなかったという。真・善・忍を原則とする功法であることを知ったブシェク氏は「人々は今これ（法輪大法）を必要としています」と語り、人々に「立ち止まって内心の平和を感じてほしい」と呼びかけた。

　「私たちは最近とても忙しいのです。これはまさに私たちが必要としているものです」とブシェク氏は述べた。

　学習者との交流した後、ブシェク氏は地域住民が法輪大法を学ぶ機会をつくり、内なる平和を得られるようにするにはどうすればよいかを話し合う会議を開くことを提案した。ブシェク氏は、法輪大法をより深く理解するために、その内面的な意義についてさらに知りたいと述べ、功法の動作も学びたいと話した。また、学習者から記念として蓮の花の飾りを贈られた。

学習者と記念撮影するクラクフ市長代理アルトゥル・ブシェク氏（中央）

　学習者はまた、中国共産党が法輪功に対して行っている迫害についても来場者に伝えた。そこには、違法に拘禁された学習者から国家ぐるみで生体臓器収奪を行われている事実も含まれている。

　教育関係者「坐禅は、人々を生命本来の本性へとつなげる助けとなる」

　学習者は、ペルン財団のミハウ氏に、法輪大法の普遍的価値感である真・善・忍が人々の自己を取り戻す助けになるだろうと紹介した。ミハウ氏はこれに強く共感し、複数の学校から来た子どもたちと会う際には、法輪大法のような修煉の教えによって、生命本来の本性を呼び覚ますことの重要性を語った。

　ミハウ氏は、これら(真・善・忍)の修煉の原則が人々を最も根源的な自己とつなげる助けになると考えている。

　ミハウ氏はこう述べた。「すべての子どもは、心の奥底で本当に望むことを知っています。しかし、時間が経つにつれ、成長や環境、教育の影響で障害が生じ、本来の生命の本性が損なわれることがあります」

　また、法輪大法は子どもたちに有益であり、自らの本性に沿って行動することを可能にし、積極的に望むようになるとも指摘した。

　最後に、ミハウ氏は法輪大法を紹介するための資料をいくつか受け取り、学校で法輪大法を知る機会を提供する意向を示した。