【明慧日本2025年12月3日】私は1998年4月6日に法輪大法の修煉を始めました。学歴が限られているため、自分の文章が良くないと思い込み、この修煉過程で一度も筆を執って交流文章を書いたことがなく、ただ江沢民を告訴する文書を書いただけでした。しかし今年、明慧ネットに掲載された中国の大法弟子による修煉体験交流の原稿募集通知を見た後、突然、私も修煉体験を書きたい！、20年余りの修煉体験の一部を書き出して師父に報告し、同修と交流したいという思いが湧きました。

　一、私は1999年「7．20」以前に法を得た

　1999年「7.20」以前、私の家は学法拠点でした。部屋が広く、広間に30人から40人が座れたからです。

　修煉を始めて間もないころ、輔導員が私に、私の家で学法拠点を設けられないかと尋ねました。私は深く考えず、すぐに同意しました。私は職場の機関で勤務しており、多くの人が私を知っていたため、多くの人が私の家で学法を行うようになりました。同時に、私は他の人に頼んで3つの額縁を作ってもらい、師父の写真、「真・善・忍」の三文字、そして師父の経文「論語」をそれぞれ額縁に入れ、広間の中央に掛けました。本当に荘厳で神聖でした。

　グループでは頻繁に師父の講法を流し、経文を学習しました。輔導員は別の学法拠点の同修も私の家に呼び、一緒に師父の講法を聴き、経文を学習しました。本当に人全体が仏の恩恵の中で修煉しているように感じました。私は学法を始めて20日余りで、体のすべての病気が完全に消え、無病という感覚が何であるかを実感しました。

　二、大法弟子が迫害を受ける中での修煉

　しかし、修煉を始めて1年余りが過ぎた後、中国共産党は大法への迫害を開始しました。テレビでの宣伝、職場では上から下まで、一人一人が学習者と面談し、書籍を提出させました。

　私は驚愕しました。心の中で、「これほど良い功法を、なぜ国が煉ることを許さないのか、国は善人が多いことを恐れているのか」と考えました。後に輔導員がこっそり私の家に来て言いました。「国が煉ることを許さない以上、私たちにも方法はありません。煉りたければ家で煉ればよいです」。こうして私の家の学法拠点は解散しました。

　私は師父の写真、「論語」、「真・善・忍」のすべて取り外して包装し、隠しました。新しい家に引っ越すまで、それらを取り出して師父に香を供えることはありませんでした。

　機関の職場で働いていたため、多くの人が私が法輪功を煉っていることを知っており、指導者もしばしばこの件について話しました。彼らも理解できませんでした（なぜ大法弟子を迫害するのか）が、彼らの言い分は、国が煉ることを許さない以上、煉ってはならない、国の方針に従わなければならないというものでした。

　ある指導者は私の上司で、こっそりと私に言いました。「あなたの息子は都市で働いているのだから、息子があなたに孫の世話を頼んだという申請を出せば、幹部から労働者への転換で退職できるではないですか」。この方法も良いと思い、孫娘が生まれた後、指導者が言ったとおりにしました。

　三、師父の加持のもとで同修を見つける　

　新しい環境に来て、誰も法輪功をまだ煉っているかと追及する人はいませんでしたが、同修を見つけられず、話す相手もいませんでした。心の中ではかなり焦っていたのですが、時おり、職場の同修が人を介して資料を届けてくれるだけでした。

　私は公園で同修を探し、真相を伝えることにしました。おそらく師父が私の心を見て、同修と会えるように手配してくださったのでしょう。その瞬間、私の心は無比の感動で満たされ、ただ師父の苦心の按排に感謝するばかりでした。同修に付き添われ、彼女たちのグループの同修と接触し、一緒に切磋琢磨し、真相資料を受け取って配布し、人を救うようになりました。

　私は朝に真相資料を配布し、公園で真相を伝えに行きました。恐れる心はなく、足取りは軽快でした。ある日の夜、公園で真相を伝えていた時、私の前方を歩いている年配の女性を見かけました。かなり離れていたのですが、私の心に一念が生じました。「必ず彼女に追いついて救わなければならない」と、こう思った瞬間、私の足は地に触れないかのように軽く、すぐに彼女に追いつきました。そして、彼女に真相を理解させることができました。

　私は師父に感謝しました。すべては師父がなさっていることであり、弟子はただ足を動かし、口を動かしているだけです。

　暫くして、私は繁華街の道端で真相を伝えるようになりました。ちょっと離れた所で、若者のグループがマンション販売の資料を配布していましたが、多くの通行人は受け取ろうとしませんでした。私は彼らに真相を伝え、そして「誰もが資料を受け取りますよ」と話し、三退を手伝いました。彼らは皆、喜んで受け入れました。同時に私は彼らに、普段から「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と唱えるように伝え、そうすれば平安を保てると話しました。

　その後、彼らとは時々会ったりしていたのですが、その時、彼らは自分の名前を言うのです。それはすべて私が三退を手伝った時につけた仮名でした。

　マンション販売会社は頻繁に活動を行っていたので、私を車で見学に連れて行ってくれました。買うかどうかは別として、見学に行けば彼らは報酬を得られるからです。そのため、彼らが私を誘うと、私はいつも同意し、彼らも喜んで私を車に乗せました。

　運転手、主管、マンション紹介者はまだ真相を聞いていなかったため、車内で私は彼らに伝え、彼らも喜んで三退しました。道のりが遠く、帰宅が午後2時、3時になることもありましたが、私の心は喜びに満ちていました。彼らが救われたからです。私も苦とは感じず、このように続けました。

　その数年間、故郷で祝い事があって彼らが私たちを呼んでくれた時は、できるだけ時間を作って帰りました。心の中では、そのような良い救いの機会を逃してはならないと思っていたからです。そのため、毎回帰る時には、数十人の三退名簿を同修に渡してインターネット上で三退の手続きを行い、彼らを救いました。

　四、警察車両内で真相を伝える

　その数年間、真相を伝えることに恐れる心がなく、非常に順調でした。上は局長から、下は小学生まで救ったため、心の中に歓喜心、顕示心が生まれましたが、自分では気づきませんでした。

　私は旧勢力に隙を突かれ、迫害を受けることになりました。2016年のある朝、公園で真相を伝えていた時、40代から50代の男性に出会いました。少し話しただけで、彼の表情があまり良くないことに気づいたため、それ以上話すのをやめ、話題を変えた後、反対側に行って縁のある人を探しました。反対側にいた年配者と話していたところ、警察車両がこちらに向かって来るのが見えました。私は直ぐに反応できなかったので、数人の警察官に囲まれてしまい、警察車両に乗せられて派出所に連れて行かれました。後にあの男性が通報したことを知りました。

　派出所に着くと、ある政治委員が私と面談しましたが、少し話しただけで、私が協力しないのを見て去りました。その後、医師のような人が来て、私の血を採ろうとしましたが、私は採らせませんでした。その人は多くのことを言い、血を採って形式的に手続きを済ませれば夜には帰宅できると言いました。さらに、2人を呼んで私の手を押さえ、血を採り、写真も撮りました。その後は誰も私を相手にしませんでした。

　私はいくつかの部屋を自由に歩き回りましたが、誰も相手にしませんでした。私は椅子に座って正念を発し、師父に私を救い出してくださるよう願いました。「ここは私がいるべき場所ではない」。天は突然、激しい雨を降らせ、強い風が吹きました。まるで天が私のために不平を鳴らしているようでした。夜の7時過ぎ、雨が小降りになると、所長が「拘置所に1週間収容する、本来は2週間だったが、息子の顔を立てて1週間で良い」と言いました。私は何も言いませんでしたが、心の中で黙って正念を発しました。「あなたたちが決めることではない、私の師父が決めること」。師父に私を救い出してくださるよう願いました。

　しばらくして、若い警察官が手錠を持って入ってきました。彼は黙って椅子に座り、声を出しませんでした。まるで誰かを待っているようでした。私は心の中で思いました。「あなたは私に手錠をかけてはいけない、私は罪を犯していない、彼に真相を伝えなければならない」。私は警察官に、「若い方、あなたが持っているそれは私に手錠をかけるためのものですか。あなたは善人をこのように扱ってはいけません。私は罪を犯していません。私は逃げません。もし私が逃げたら、あなたの職を失わせることになります。私は善人ですから、誰も害しません。あなたが善人を迫害しなければ、将来は福報があります」と話しました。すると若い警察官は、「あなたはもうそんな年齢なのに、家で楽に暮らせばいいのに、なぜ外に出てくるのですか？」と言いました。私が真相を伝えようとした時、運転手が来たので、私たちは車に乗りました。

　車に乗った後、私は彼らに真相を伝え始めました。江沢民がなぜ法輪功を迫害するのか、610弁公室のトップである周永康がどのように大法弟子を迫害したか、薄熙来がどのように大法弟子の臓器を売って暴利をむさぼったかを話しました。同時に、貴州省平塘県掌布郷のあの石についても話しました。「その中には天然に形成された6文字『中国共産党亡』があります。私は言いました。善悪には報いがあるのが天理です。彼らが天理に背くことをしたから、このような結果になったのです。あなたたち、価値があると思いますか？　私たちがこの世に来たのは、善人になるためです。そうすれば福報があります」。彼らは静かに聞いていました。

　私はまず運転手にこう話しました。「運転手さん、あなたは車を運転されています。あなたが毎日心の中で誠実に『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と唱え、大法弟子に善意を持ち、善人になれば、福報があります。どんな危険も避けられます。あなたが入った党、団、隊の組織から、私が仮名をつけますから、心の中で『私は共産党のこれらの組織に参加しない、退出して平安を保つ』と思ってください。何に入ったか思い出してください。以後、どんな大災難があっても、あなたは平安無事です。これは素晴らしいことではありませんか」

　運転手の彼は、「いいですよ。私は団と隊に入っただけです」と言いました。私は、「それではこの仮名を使って心の中で思ってください。神は分かります」「あなたの家族も退会させることができますよ。家族全員が平安であって初めて本当の平安です」と言うと、彼は「いいですよ。妻と娘は少先隊に入りました」と言いました。

　私は、「仮名をつけますので、帰ったら必ず彼女たちにはっきり説明してください。心の中で『私は邪党の少先隊組織に参加しない、退出して平安を保つ』と思うように」と話しました。彼は「話します！」と言いました。

　続いて若い警察官に、「若い方、あなたも入った共産党のこれらの組織をすべて退出してはどうですか？　大災難が来た時、あなたは共産党の犠牲にならず、平安無事でいられます。これは良いことではありませんか」と言うと、「はい、いいです。両親も少先隊に入りました」と言いました。私は「それでは仮名をつけます。帰宅するか電話をして、少先隊を退出して平安を保つよう思ってもらってください」と話しました。

　この時、車はすでに拘置所に着いており、まだ小雨が降っていました。彼らは言いました。「おばさん、まだ雨が降っています。道が滑りますから、ゆっくり歩いてくださいね。1週間だけです。すぐに帰れます」。私は少しも恐れる心がなく、「私は大丈夫です。安心して帰ってください」と言いました。警察官は手続きに行き、運転手は急いで車から傘を取り出し、私が歩くのを支えてくれました。私は心の中で師父に感謝しました。すべては師父がなさっていることであり、弟子はただ口を動かしているだけです。師父はどこにでもいらっしゃることに感謝しました。

　五、拘置所内で真相を伝える

　拘置所に着いたのは、すでに夜の10時過ぎでしたが、担当の人がまだ全身検査をすると言いました。私は「何も持ち込めないのに、まだ検査するのですか」と言いました。すると担当の彼女は「これは規定です」と。検査が終わると、彼女は私に言いました。「おばさん、私のそばで寝てください」。見ると、あちら側は壁に接しており、こちら側は彼女に接しています。私はすぐに言いました。「良いですよ」。私は、それは師父が私のために按排してくださった位置だと分かり、師父の按排に感謝しました。

　寝たばかりで、私の心は揺れ動きました。私は内に向かって探しました。「どこが悪かったのか、旧勢力に隙に突かれてこのように迫害されたのか」と。探してみて本当に驚きました。歓喜心、顕示心、恐怖心、親情への執着心がありました。考えながら、涙が流れました…。私は悟りました！

　「師父が私に、ここの世人を救うように言ってくださっているのであって、涙を流すために来たのではない！」「師父、私は間違いに気づきました。私はすでにここに来ているので、ここの世人を皆救います！　師父、安心してください」

　翌朝起床後、皆が急いで整列しましたが、何をするのか分かりませんでした。担当の人が、「おばさん、後で指導者が検査に来ます。私の前に立っていればいいですよ。そんな年齢なのだから何もする必要はありません。号令もかけなくていいです」と言いました。私は「これは師父が彼女の口を借りて言ってくださったのだ」と、師父のご加持に感謝しました。

　しばらくして、いわゆる指導者が来ました。各独房を通るたびに、中の人は彼に挨拶しなければならず、彼の要求に合わなければやり直しで、お辞儀の動作もしなければなりませんでした。私はそこに立って声を出しませんでしたが、彼も私が見えないかのように通り過ぎました。私は本当に師父がどこにでもいらっしゃると感じました。師父、ありがとうございます。

　2日目の朝、私はまだ真相を伝える機会がありませんでしたが、ある人が今日出ていくと言いました。私が彼女のところに行って話そうとすると、外で彼女の名前が呼ばれたので、彼女は喜んで出ていきました。私は彼女の後ろ姿を見ながら、一念を発するしかありませんでした。「彼女が外に出て、同修に会い、救われるように！」と。

　このようにして、私は毎日誰が出ていくかを把握し、さまざまな方法で彼女たちに近づき、真相を伝えて彼女たちを救いました。4日目、担当の人が、自分はもうすぐ出ていくから、新しい担当を探さなければならないと言いました。私はそれを聞いて、急いで時間を見つけて彼女に真相を伝えると、彼女も快く隊を退きました。

　後に若い女の子が担当になりました。最初、この女の子もあまり上手に担当できず、何人かは彼女の言うことをあまり聞かなかったため、彼女は泣いていました。おそらく家が恋しくなったのでしょう。私は見て、そばに行って慰め、多くのことを話しました。後に彼女は泣かなくなりました。私は時間を見つけて彼女に真相を伝えると、彼女は「私はただ少先隊に入っただけです」と言いました。こうして彼女も三退に同意し、救われました。

　拘置所では毎日、出ていく人もいれば入ってくる人もいます。私は正念を発し座禅をする以外、残りの時間はすべて人を救うことに費やしました。師父の加持のもと、少しも恐れる心がなかったため、比較的順調に進みました。私は、これらはすべて師父がなさっていることであり、弟子はただ口を動かしているだけだと分かっています。師父に感謝いたします。

　このようにして、私は拘留所での7日間で、21人に真相を伝え、三退をさせました。解放後、この名簿を同修に渡してインターネット上で三退の手続きを行い、彼女たちを神の手に委ねました。

　結語

　その数年間の疫病の流行の中、多くの時間、住宅地は封鎖式で出ることができず、真相を伝えることも減りました。特にこの2、3年、夫がしばしば入院し、歩行も不便で、世話が必要でした。家にいる中で知らず知らずのうちに多くの執着心、恐れる心、利益心、安逸心、怨恨心などが出てきました。

　師父の「初志貫徹すれば、修煉は必ず圓満成就する」（『各地での説法十二』「二〇一三年大ニューヨーク地区法会での説法」）という経文を見た後、頭の中で突然目覚めました。限られた修煉時間の中で、師父の要求に従って三つのことをしっかり行い、執着心を取り除き、師父と共に家に帰ります。

　師父の慈悲なる救いに感謝します！

　同修に感謝します！

　（明慧ネット第22回中国法会原稿）