文／中国の大法弟子

　【明慧日本2025年12月4日】私は20世紀60年代に普通の農村家庭に生まれ、幼い頃に小児麻痺を患いました。その時、私はまだ2歳で、高熱が下がらず、両親は私を連れてあちこちの医者に診てもらいましたが、家の貯金を使い果たしても、回復は見られませんでした。医者は首を振りため息をつき、「これはウイルスが神経を侵し、両脚の筋肉が萎縮する病気で、一生障害が残るのは確定的だ」と言いました。それ以来、私のふくらはぎは二度とまっすぐにならず、歩くには両親が交代で背負わなければならず、少し大きくなると、車椅子に頼るしかありませんでした。

　幼い頃の記憶には、近所の人の異様な視線や同年代の子どもたちの嘲笑が満ちていて、私はよく隅に隠れてこっそり泣いていました。「なぜ天はこんなに不公平で、私を一生このままの姿にさせるのか」と思いました。大きくなって、なんとか中学を卒業し、政府からのわずかな補助と家族の支えでどうにか生活しました。両脚の痛みは影のように常につきまとい、特に雨の日には膝が饅頭のように腫れ、少し動かすだけで骨の髄まで痛みました。両親は年老い、弟や妹にも学費がかかり、家の負担は重く、私はよく「この役に立たない脚は、自分だけでなく家族まで苦しめている」と自責の念にかられました。中医の鍼灸も、現代医学の手術も、さらには民間療法の漢方まで試しましたが、得られたのは薬のかすと、より深い絶望だけでした。

　1999年のころ、世間では法輪功が病気を治し健康を増進すると伝わっていました。私は人から何度か聞いたことがありましたが、当時は邪党の迫害が厳しく、ためらいがあり、深く考えることはできませんでした。それが2003年、遠い親戚が私を訪ねてきました。彼女は大法弟子であり、『轉法輪』と数冊の大法書籍を持ってきました。親戚は「大法の師父は人に善を教えている。試してみなさい。師父は慈悲深く、あなたのような人も導いてくださる」と言いました。私は半信半疑で本を受け取り、夜こっそり開いて読み始めました。最初の説法を読んだだけで、涙が止まりませんでした。

　師父の説かれる道理は、長年閉ざされていた私の心を照らすひとつの灯のようでした。その日以来、私は学法と煉功を始めました。最初は両脚が木のように硬く、第五式功法の動作などまったくできず、私は車椅子に座ったまま手で動作をまねながら、心の中で「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と唱えました。親戚は週に一度訪れ、発正念の仕方を教えてくれ、私と一緒に法を読んでくれました。

　1カ月も経たないうちに、奇跡が起こりました。ある朝、目覚めて車椅子から立ち上がろうとすると、脚が体を支えてくれたのです。揺れながらではありましたが、これは20年ぶりのことでした。家族は驚き、母は涙を拭いながら「これは菩薩のご加護です！」と言いました。私は心の中でわかっていました。これは師父の導きだと思いました。

　すぐに、私は杖を頼りにゆっくり歩けるようになり、もはや完全に車椅子に依存する必要はなくなりました。親戚は「これは大法があなたの業を取り除いてくれているのよ。続けて心性が高まれば、身体も自然に良くなるわ」と励ましてくれました。

　修煉の道には、多くの試練もありました。2008年、私は学法拠点に行く途中、不注意で転んでしまい、左脚の古傷が再発して大きく腫れ、歩けなくなりました。邪党のメディアは毎日のように大法を中傷し、私は一時、家族に迷惑をかけるのではと動揺しました。しかし、『轉法輪』で師父が説かれた「忍び難きは忍びうる」を思い出し、私は歯を食いしばって耐えました。毎日、ベッドの上で跪いて学法し、自分の漏れを探しました。すると、求める心が作用して早く良くなりたいとばかり考え、障害への執着を真に放下していなかったことに気づきました。さらに、顕示心や、面子を重んじる心、杖をついた自分が見られたくない心もありました。やがて、同修との切磋や集団での発正念を通じて、脚の瘀血は排出され、痛みは和らぎました。私は車椅子を捨て、杖一本で外出できるようになりました。

　2010年には、私は自転車に乗って郵便局まで真相資料を届けに行けるようになり、その感覚はまるで空を飛んでいるようでした。

　あっという間に20年以上過ぎ、今や私は60代になりました。脚の病は完全に治り、歩く姿は安定して力強く、よく見なければ、かつて車椅子に座っていた障害者だったとは誰も思わないでしょう。昨年の冬、私は隣人の水汲みを手伝い山を登りました。道は急で滑りやすく、他の人は息を切らしていましたが、私は軽々とこなしました。子どものころの遊び仲間が訪ねてきて目をこすりながら「その脚、まるで何ともない人みたいだね」と言いました。私は笑って答えました。「これは法輪大法の師父の慈悲のご加持です！」

　今では、私は毎朝早く起きて五式の功法を煉り、『明慧週刊』を読み、地元の学法グループに参加し、真相を伝えて人々を救っています。身体は病がなく軽やかになり、心性も法の中で向上しています。

　小児麻痺のような頑固な病も、大法の前で朝霧のように消え去りました。師父の救いのご恩、同修たちの助けと励ましに心から感謝します。振り返れば、この年月、師父は一歩ずつ私を導き、あらゆる困難は私の執着と業力を取り除くためのものでした。そのおかげで、かつて自分を哀れむ障害者だった私は、心身ともに健康で人助けを喜ぶ大法弟子へと変わることができました。

　同修の皆さん、大法を修煉する機縁は本当に貴重です！　「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と堅く信じ、私たちは必ず法を正す中で円満成就できます！