文／中国大陸の大法弟子口述（同修が整理）

　【明慧日本2025年12月5日】（前文に続く）

　四、各級各部門へ法律文書を郵送する

　私が密集して法律文書の提出を始めた後、主たる送付先に提出するとともに、関係部門にも写しを送りました。関係部門への文書の郵送です。最初は文書の中の写し送付先が非常に多く、しばしば20か所から30か所、時には40か所から50か所、あるいはそれ以上で、国家レベルから地方まであり、少し躊躇しました。そんなに多く送る勇気がなく、選択的に案件を覆すのに関係があると感じるものを数通だけ送りました。後に同修はいつも何カ所の写しを送付先に送ったかと尋ね、私は恥ずかしそうに数か所だけ送ったと答えました。同修は、そんなに多くの機関があるのに、なぜ数カ所だけなのかと言いました。実は私が新唐人テレビで、あるケースを見たからです（弁護士が家族の告訴のため、かえって重い判決を受けた）。私の心は一気に上がり、臆病になりました。

　同修たちと何度も交流した後、ようやく観念を変え、度胸も大きくなりました。後には告訴状などの文書の写し送付先に従って郵送できるようになりました。

　ある時、司法系統に真相を伝えるため、10通余りの文書を精選して準備し、一緒に郵送しました。1通で合計200ページ近くあり、私たちはこれを「大きな贈り物」と呼び、一度に40通から50通送りました。結果、私たちの地元の司法局長が司法系統から異動させられ、ほぼ公認の「左遷先の部署」に配属されました。この局は地元政府が行った満足度調査で最下位になりました。私は一気に彼らの系統で有名になりました。

　私が法律文書を郵送する際は、堂々とEMSを通じて郵送しました。しかしある日、また郵便を送りに行くと、郵便局の職員が送らせないと言いました。私は言いました。「送らせないなら、文書を出してください。何の根拠で送らせないのですか。私には通信の自由があります」。彼は言いました。「法輪功の内容があれば送りません」

　私は言いました。「法律条文を出してください。私たちは法輪功のせいで冤罪判決を受けたのです。法輪功のことを書かずに何を書くのですか。あなたたちが私の通信権を剥奪するのは違法です。あなたたちの責任者はどこにいますか。呼んできてください」。後に彼女たちは電話した後、やはり送らせてくれました。その後、私が郵便を送りに行くたびに、郵便局職員は上司に電話をかけ、毎回送らせてくれました。

　後に私は別の郵便局に行きました。この郵便局の職員は非常に親切でした。その支配人は、法律文書は弁護士が書いたものだから、これは関係ない、自由に送ってよい、反動標語でなければ良いと言いました。そこのある職員はしばしば私の整理を手伝ってくれました。私が行くたびに文書と郵送リストを彼女に渡すと、彼女は入力してくれ、その後、私は料金を払うだけで良かったのです。これは師父が私を助けてくださっているのだと思いました。

　私は各種の法的手段を用いて夫を救出することに集中し、常に正義を求め、夫のために真相を伝え続けました。白髪交じりだった私の髪は瞬く間に真っ白になり、体重は13〜20キロも減りました。何度か心性の関門と比較的疲れを感じ、同修にもうやりたくないと言いましたが、同修と交流した後、私は法から理解し、その日のうちに正しい考えに戻ることができました。こうして私は足を止めることなく奔走し、同時に各種の法的文書、控訴状、苦情、報告書、告発状を郵送しました。また匿名の手紙で人々に善行を促し、頻繁に手紙を送りました。

　郵便を送ることについてもう一つのことがあります。私が文書を送っていたその時期、私の自転車のかごの中に一つの資料があるのを発見しました。開いてみると『政法委員会への手紙』でした。非常に良く書かれており、読んで心が大いに感動しました。私はまず私たちの省の政法委員会のことを思いました。もし彼らがこれらの真相を知ることができれば、どんなに良いだろうか、自分自身が悪事を行わないだけでなく、省の法輪功学習者を保護することもできる、これは無量の功徳となる大きな善行だと思いました。彼のためを思う一念を抱いて、実名で省政法委員会に送りました。思いがけず数日後、派出所から私を訪ねてきました。

　五、中級裁判所立案科「この訴状はよく書けている」

　ある日、派出所の警官が私を呼びました。それほど厳粛ではなく、まるで雑談のように、政法委員会に手紙を送ったかどうか、資料はどこから来たのかと尋ねました。私は言いました。「手紙を送って何が悪いのですか。それは誰かが私の自転車のかごに入れたもので、私は非常に良いと思って省政法委員会に送ったのです。私は12元使って彼らに見てもらいました。文章が良く書けていると思い、自分でお金を出して送ったのです。彼が良いと思えば見る、良くないと思えば見なければよい。私はどんな法律を犯したのですか」

　警官はまた尋ねました。「なぜ各地にそんなに多くの手紙を送るのですか」。「夫は冤罪なのです。冤罪でなければ誰がそんなに多くの金を使ってそんなに多くの手紙を送りますか。ただ皆にこの件を見てもらい、是非を判断してもらいたい、また皆が私たちを助けてくれることを望んでいるのです」と言いました。

　この時、娘からの電話で昼食に帰るよう呼びました。副所長は言いました。「おばさん、先に帰ってください。私がしばらくして書類を作るから、また戻って取りに来てください」。私は「はい、良いですよ」と言って帰りました。翌日午前中、私は行きました。そこに着くとすでに昼休みの時間で、彼らの部屋はすでにカーテンが引かれ、真っ暗でした。彼は私に署名させようとしました。彼らはずっと私に対して話し方が丁寧で、おばさんと呼んでいたため、彼らの休息に影響を与えないよう、加えて自分も年を取り、目も悪く、私は不注意で、内容もよく見ないで署名し、一部を持って帰宅しました。

　帰宅して見てみると「行政処罰決定」でした。処罰の理由は「中央政法委員会、中央紀律検査委員会国家監察委員会、中央弁公庁、某省政治協商会議、某省政法委員会、北京新聞、某市公安・検察・司法部門に法輪功の資料を郵送し宣伝した。国家の司法制度を誹謗中傷し、行政と司法の活動を妨害した」というものでした。決定に、7日間の行政拘留は執行されず、罰金300元が科せられ、期間内に納付しないとさらに罰金が科せられるとされていました。

　これは区公安分局が単位秩序を乱したという理由で私に対して行った呼び出しと行政処罰ですが、私が派出所に行った時、彼らはそんなことは言いませんでした。帰宅後、同修が内容を見るまで騙されたことが分かりませんでした。派出所は後に「上から」圧力がかかったと言いました。『政法委員会への手紙』は匿名の手紙に相当し、話し方が直接的で婉曲でなく、省政法委員会に対してある程度の刺激があったのでしょう。

　その後、私はすぐに所在区政府に提出した『行政処罰決定書』撤回の『行政不服審査申請書』の中で、署名は無効であるという声明を書きました。罰金300元について、派出所は後に私に要求せず、私も彼らに納付しませんでした。

　私は速やかに行政再審査請求区政府に提出しました。申請書には「答弁書は70代の女性が夫のために提出した法的弁護所であり、裁判に備えて関係機関にする提出するものです。行政、司法の業務を妨害することになるのでしょうか？　全く滑稽ではありませんか」と書きました。

　区政府は法定の不服審査機関として、法定の職責を履行せず、行政不服審査期間60日以内に何の回答もありませんでした。行政不服審査期間満了後15日以内に、私は直接、市中級裁判所に行政訴訟状を提出しました。

　市中級裁判所の訴訟サービスセンターの立案窓口で、若い女性職員が長時間見た後、訴訟状を持って奥の部屋に指導者を探しに行き、しばらくして出てきました。また長い時間が過ぎ、中の指導者が出てきて、この告訴状は誰に書いてもらったのか、よく書けていると言いました…。しかしやはり公安局に行って協議して解決してくださいと言いました。

　六、夫が迫害を受けた関連真相資料及び法律文書を配布

　夫が連行された後、同修たちは迫害を暴露する文章を書いて明慧ネットに発表しました。私はこれらの資料を背負って配布に行きました。地元で発生した実際の人物と実際の事件であるため、人々は題名を見るとすぐに読みたがりました。

　私は時には後ろに背負い、前に抱え、資料の入った二つの大きな袋を持って配布に行き、若者に会うと、私は言いました。「資料を一部差し上げます。あなたも裁判官になったつもりで見てください。あなたならどう判決しますか」。若者は喜んで受け取って持っていきました。

　ある日、道端に停車している自動車を見ました。中に一人座っていました。私は言いました。「若い方、資料を一部差し上げます。あなたも裁判官になって見てください」。その人は言いました。「私は公安局の者です」。私は言いました。「公安局の方がどうしたのですか。あなたたちも人間ではありませんか。私も悪意はありませんよ。善悪を判断してもらいたいだけです。何もなければ見てください」。彼は受け取りました。

　後に夫が控訴した後、二審に向けて答弁書を作成しました。私はその答弁書を持って、配布しました。この答弁書は法律専門家と同修が私のために作成してくれたもので、法輪功の修煉は合法であり、法輪功を迫害することは犯罪であるという点を、法的な観点から明確に説明しており、それぞれの論点が明確に述べられています。縁のある人がこの文書を見れば、真相を理解するでしょう。そのためコピーして広範囲に郵送すると同時に、縁のある人に、個別訪問して直接手渡しました。