　【明慧日本2025年12月8日】近日の情報によると、3年前に人に法輪功迫害の事実を伝えたことで、黒竜江省木蘭県の法輪功学習者・梅広芹さんが、今年10月29日、依蘭県裁判所により不当に懲役3年6カ月の判決を下された。判決に至る詳細は不明である。

　真相を伝えたことで姉妹が不当判決を受ける

　2022年6月末、木蘭県の高齢の法輪功学習者・梅広芹さん（当時62歳）、彼女の妹の梅広麗さん（当時62歳）、および侯国范さん（当時74歳）が市場で人々に法輪功迫害の真相を伝えていたところ、木蘭県公安局利東派出所の警官らに拘束された。彼女たちは木蘭県公安局へ連行され、不当な取り調べ、指紋採取、声の録音などが行われ、濡れ衣を着せられ迫害を受けた。

　梅広芹さんたち3人の学習者は、不当に2日間拘束された。その後、侯国范さんは息子が署名をして帰宅した。その1週間後、利東派出所の警官は再び侯国范さんの息子に電話をかけ、「裁判待ちのための一時保釈」の手続きに署名するよう求めた。梅広芹さんと梅広麗さんの姉妹はハルビンへ連行されたが、身体検査で基準に満たさなかったため、入所せず、自宅に戻った。

　梅広芹さんと梅広麗さんが（書類に）署名しなかったため、利東派出所の所長である鄧立軍は「署名しなければ、逮捕を承認する」と公言した。梅広芹さんと梅広麗さんは迫害を避けるため、やむなく家を離れた。2023年4月13日、鄧立軍らが梅広麗さんの家に押し入り、彼女を拘束して、直接ハルビン留置場へ連行し不当に収容した。梅広麗さんは半年間の拘束と迫害の後、秘密裏に不当に懲役3年6カ月の判決を受け、ハルビン刑務所へ移送され、引き続き迫害されている。

　以前、梅広麗さんは2002年4月22日に木蘭県公安局の警官に拘束され、その後ハルビン万家労働教養所へ連行され、不当に2年間の労働教養を科された。その間、過酷な拷問を受け、手錠をかけたまま長時間吊り下げられ、一時的に両手の感覚を失った。

　今年4月2日の深夜、梅広芹さんはハルビン市公安局および木蘭県公安局国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関。以下、国保）の警官によって自宅から拘束され、ハルビンへ連行され不当に収容された。今年10月29日、ハルビン市依蘭県裁判所は梅広芹さんに対し、不当に懲役3年6カ月の判決を下した。

　梅広芹さんが過去に受けた迫害

　2001年11月以前、梅広芹さんは木蘭県公安局政治保衛科に不当に拘禁された。

　2004年1月12日、梅広芹さんが木蘭県第二留置場で真相資料を配布していた際、室内の監視カメラに撮影された。留置譲の警官らが追いかけてきて、彼女をそのまま留置場に拘束した。梅広芹さんは断食で抗議し、体が非常に衰弱したため、留置場は家族に連絡して彼女を引き取らせた。梅広芹さんが帰宅した後も、警官は何度も自宅に来て嫌がらせや迫害を行ったため、梅広芹さんは迫害を避けるため放浪生活を余儀なくされた。

　2011年6月4日、梅広芹さんが木蘭県新民鎮の市場で法輪大法の真相資料を配っていたところ、木蘭県公安局新民派出所の警官に拘束され、留置場で15日間拘禁され迫害を受けた。

　2022年4月12日午後4時過ぎ、木蘭県第二派出所の警官6人が梅広芹さんの家に押し入り、壁にかかっていた明慧カレンダーを無理やり剥がし、テーブルの上の大法書籍3冊を押収した。

　この時、梅広芹さんの妹である梅広麗さんが家に来ていた。警官は彼女のポケットから真相チラシと真相の手紙を発見した。梅広芹さんと梅広麗さんの姉妹は木蘭県公安局へ連行された。警官は不当な取り調べた後、署名と指紋採取を求めたが、2人とも拒否した。夜8時になると、1人の警官が令状を持ってきて、「15日間の拘留だ」と言って再び署名を求めたが、梅広芹さんと梅広麗さんはこれも拒否した。当時は新型コロナウイルスの流行期間中であったため、警官は彼女たちを釈放した。

　梅広芹さんと梅広麗さんの姉妹は、人々に真相を伝えたことで、2人揃って不当な有罪判決を受けた。妹の梅広麗さんは2023年10月に不当に懲役3年6カ月の判決を受けており、そして近日、姉の梅広芹さんも依蘭県裁判所により不当に懲役3年6カ月の判決が下されたことが判明した。