文／中国の大法弟子

　【明慧日本2025年12月9日】私は残念に思います。なぜなら、一部の煉功者は、年老いて亡くなるまで、心を「病気治療や健康増進」から「返本帰真」に転換できなかったからです。常人には老・病・死が当然あります。私の知っている限りでは、自分を病人だと思い、病院で命を救おうとした同修のうち、十人中九人は戻ってきませんでした。

　私はなぜこのような状況が生じたのでしょうか。法に照らして修め、迷いの中で悟ると、もしかすると、師父が私の業力を消してくださっているのかもしれません。あるいは、私の功・功能・生命体が成長し、動いているのかもしれません。考えられる原因は無数にあります。

——本文より抜粋

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　慈悲で偉大なる師父、こんにちは！

　尊敬する同修の皆さん、こんにちは！

　私は大法を修煉して、まもなく三十年になります。師父への無限の敬意と感謝、大法への限りない敬虔さと信念をもっています。この「第二十二回中国法会」という素晴らしい機会をお借りし、師父に、70歳近くになってからの困難の中で、迷わず、死生を超え、自分を修め人を救い、神の道を歩む過程をご報告いたします。師父に安堵してくださること、そして同修の皆さんと共に励まし合えることを願います。至らぬ点があればご指摘くださいますようお願いいたします。

　人間とは、本当に業が次々と押し寄せて生まれてくるものです。私が生まれてすぐに、命を奪おうとする出来事が次々と起こりました。氷点下の雪深い中で母の綿入れズボンの中で生まれ、羊水に溺れかけて死ぬところでした。6～7カ月のころにはジフテリアにかかり餓死寸前でした。8～9カ月のころには家畜の囲いの中に這い入り、牛に踏まれそうになりました。3歳の時には、兄が遊んでいた時に掘った深くて狭い土坑に頭から落ち、窒息しそうになりました。同年、兄が手から滑り落とした大きな斧で切られそうになったり、5～6歳の時には、10代の知的障害のあるいとこの姉に川に連れて行かれ、溺れそうになり、そのむせかえるような窒息の苦痛は今でも鮮明に記憶に残っています。また、27歳の時にはホームから突き落とされ、列車に轢かれそうになりました。などなどです。

　大法の法を得て初めて、師父が見守ってくださっていたからこそ、私は何度も死の淵から生還し、大法弟子となる機会を得られたのだと分かりました。修煉後、師父は私の身体と思想を浄化してくださり、道徳が向上し、命に関わる病もそうでない病もすべて良くなりました。この25年間で得た体力と気力は、若いころでさえ及ばないほどです。

　修煉がどれほど厳粛なものでしょうか。人間から神へと至ることは、どれほど容易ではないことでしょうか。修煉すればするほど楽になるなどということはありえません。

　70歳のころから、血と火のような厳酷な環境の中で、私の身体には突然、危険な状況が次々と現れました。長赤施（ちょうせきし）――『黄帝内経』にある17種の死に至る病の中で最も凶悪なもので、「十日で死に至る」と言われる病にかかりました。1週間で約7～7.5kg体重が落ちました。左足の足根骨を骨折し、右手の手首の骨は半ば不自由な状態でした。糖尿病のあらゆる偽りの症状が次々と現れ、足が二度爛れました。視力、聴力、体力、味覚が急激に低下しました。両目は3年間、目の前にいる人の顔も認識できない状態でした。嗅覚は幼いころに失われており、手足の痛覚は消失し、痺れ、冷え、むくみがあり、長年便秘に苦しんでいました。腰と膝は力がなく、腰をまっすぐにすることも、歩くこともできません。しょっちゅう転び、膝や肘のかさぶたが10回以上、20回以上も剥がれ落ちました。時には、口が開けられず、靴も履けず、顔面麻痺など、脳梗塞の偽りの症状が現れることもありました。

　「老、病、不自由な体」が襲いかかっただけでなく、死の瀬戸際を何度も経験しました。慢性疾患や糖尿病などの偽りの症状に加え、心筋梗塞も突然発症しました。息苦しさ、めまい、ひどい発汗、ベッドでの失禁がありました。また、嘔吐するほどの激しい咳、夜尿症、窒息に陥ることもありました。8月中旬に同修が法を学ぶために訪れた際、「2月に来た時、あなたの足が爛れており、激しく嘔吐し、足元がふらつき、転倒し、法を読む声も出にくく、体から死人のような匂いがしていた」と言いました。邪悪が命を奪いに来たのです。私の念が正しかったため、師父が私を救ってくださったのです。師尊に感謝いたします！　その日、私は心筋梗塞や激しい咳による瀕死の感覚は全くありませんでしたが、おそらく、私には他にもまだ知らないことがあるのかもしれません。

　私は師父を信じ、法を信じています。「忍び難きは忍びうる。行ない難きも行ないうる」（（『轉法輪』「長春法輪大法輔導員のための説法」）

　私は大法の中で「真に修める人には病がなく」（『法輪大法義解』）と悟りました。私の身体は師父によって完全に清められています。私はこれらの仮相を病気とは決して考えません。病院に行くなどという考えは起こさず、病気を治すためにお金を貯めることもしませんでした。どんなに生活が苦しくても、遠方に住む子供たちには知らせず、同修に正念を発してもらうこともしません。師も法もあるのですから！

　私は、苦難を経験することは、黒い物質を白い物質へと転化させ、徳へと転化させることであり、修煉を向上させる良い機会であると認識しています。よく考えてみると、これらの病気の仮相は、対応する実際の病気とは異なります。十日で死に至るとされる悪瘡の爛れた傷は、薬を使うことなく、一週間で好転しました。糖尿病による足の爛れも二度ありましたが、医者に見せることなく、それぞれ4日、10数日で傷が塞がり、かさぶたになりました。私の顔色は血色が良く、肌はきめ細かく潤いがあり、引き締まっていて、シワ一つありません。化粧品も一切使いません。全身は軽やかで、病気の気配は微塵もありません。

　私は残念に思います。なぜなら、一部の煉功者は、年老いて亡くなるまで、心を「病気治療や健康増進」から「返本帰真」に転換できなかったからです。常人には老・病・死が当然あります。私の知っている限りでは、自分を病人だと思い、病院で命を救おうとした同修のうち、十人中九人は戻ってきませんでした。

　私はなぜこのような状況が生じたのでしょうか。法に照らして修め、迷いの中で悟ると、次のようにさまざまの可能性があります。

　師父が私の業力を消してくださっているのかもしれません。

　私の功・功能・生命体が成長し、動いているのかもしれません。

　自身の本体が変化しているのかもしれません。

　私が救った人々がもたらした罪業が消滅しているのかもしれません。

　私が背後の生命のために苦難を耐え忍んでいるのかもしれません。

　自身の徳が大きく、身体に多くの負荷がかかることで功力が増進しているのかもしれません。

　師父が私の心性が向上し安定したのをご覧になって、悟り、修煉できると見なされ、試練や困難を与え、私をより高い次元へと導いているのかもしれません。

　私が歴史上、「老、病、不自由な体」で法を得て苦修するという誓願を立てていたのかもしれません。

　私が学法において一心不乱になれず、法を敬わなかったために罰せられているのかもしれません。

　私が好んで読んだ古書や雑書が良くないものを引き寄せたのかもしれません。この執着のせいで視力が衰え、それを手放すしかなかったのかもしれません。

　私の本性の一面が法を正せなかったため、邪悪が放任の隙につけこんで、際限なく私を迫害しているのかもしれません。

　旧勢力が私の苦難を同修の修煉のために利用しているのかもしれません（ある同修は、私が修煉して成就できなければ、彼女たちも修煉して成就できないと何度も言っていました）。

　旧勢力が、私の修煉でまだ取り除かれていない人心や、消え去っていない罪業を利用して、私に邪悪な妨害や試練しているのかもしれません。

　私が歴史上、旧勢力と契約を交わし、末世において「老、病、不自由な体」で法を得て、それによって法を正すこと妨害し、衆生の救い済度することを阻むことを約束したのかもしれません。

　私は副作用として按排された存在なのかもしれません。

　考えられる原因は無数にあります。

　私は師父に申し上げました。「法を正すことを妨害し、人を救うのを阻むのは旧勢力であり、弟子は旧勢力のために罪を負いません。どうか師父に私のためにお裁きをしていただきたいです」と表明しました。「師父の弟子として、私の一切は師父が按排くださいます。師父が按排くださる修煉の道を歩むのみで、他の按排は一切望みません。もし弟子が歴史上、旧勢力とあの契約を結んでいたとしても、もし弟子が副作用として按排された存在なのだとしても、師父、弟子をお救いください。弟子は粉骨砕身し、形神全滅でも、旧勢力の約定もその按排も望みません。弟子はただ師父に付き従い、大法に同化したいと願います。もし弟子が正念が強く、大きな問題がないとしても、邪悪な按排を完全に否定できないのであれば、正神に、弟子を法を正すのために銷毀（しょうき）していただくよう願います。

　なぜ以前はこのような難関がなかったのでしょうか。私は法の中で理解したのですが、もしかすると、以前は心性が高く安定していなかったため、大法や修煉について理性的な認識が不足していました。もしこのような難関に出会っていたら、悟らずに修煉をやめていたかもしれません。また、自分でも気付かずに、まだ取り除くべき執着が残っていた可能性もあります。あるいは救った人が多くなり、それに伴う業力も増えたのかもしれません。または、旧勢力が私が老いてから、人が老病死を恐れる執着に焦点を当ててきたのかもしれません。

　いずれにせよ、私は師父のご按排が、慈悲深く秩序正しく精妙であり、真に弟子のことを思ってくださっていると感じ、感謝の念でいっぱいです。旧勢力は嫉妬と傲慢から隙に乗じて迫害し、私たちを本当に滅ぼそうとしているのです。私たちが正念で邪悪を排除するのは当然のことです。

　私は法の中で理解しました。「7.20」以降、個人修煉は全面的に法を正す修煉に転換し、師父は弟子に個人修煉の関難を設けられず、人体の変化の反応も三つのことには影響しません。大きな関難は旧勢力の邪悪な妨害、迫害、そして試練です。邪悪が私を妨害しうるのは、そして実際に妨害されたのは、私自身に問題があったからです。

　私はずっと内へ向かって探しており、同修も私が探すのを助けてくれました。取り除くべき多くの執着を見つけました。嫉妬心、闘争心、善意と忍耐の不足、話し方が悪いこと、他人に言われたくない、他人の欠点ばかりが目につく、口を修めない、急いで自分の考えを述べたがり、自分を顕示し証明しようとする、怠惰、動功を煉るのが好きではない、依存心が強く、パソコン操作のすべてを同修に頼りきっているなどです。

　さらに、特殊な色欲心もありました。これは欲望というより、学法や煉功中にも突然浮かんでくるものでした。かつて知った性暴力事件や小説の性的描写などです。偽のわたしはそれを拡大解釈し、あれこれ作り上げます。このような妨害は、私が法に出会う以前、人の依頼で7篇のエロな短編小説を書いたことによる業力に関係しています。その小説を読んだ方々にも申し訳なく思っています。私は正念で清めると同時に、師父に真の私に属さず、望まない人間の執着や罪業を洗い流して頂くようお願いしました。

　法に基づいて、正しく見つけて正せば、死のような難は師父が解いてくださいます。今も視力・聴力・体力・右手の機能がまだ回復していません。正しく見つけられていないか、見つけても法に則って正せていないのかもしれません。または、これらの借りを一定期間償わないといけないのかもしれません。あるいはさらに心性を高める必要があるのかもしれません。

　たとえば私は法の中で、「自分を病人や老人と思わないことが何より大切だ」と理解しています。私は自分を病人と思いませんが、しばしば老人だとみなしてしまいます。時には年齢を理由に自分の怠惰を許しています。しゃがんで立ち上がったり、ちょっとした家事をするたびに無意識に唸り声を出してしまうことがあります。

　大法は性命双修であり、老いとは表面的なものであり、偽りの姿、すなわち旧勢力の按排に過ぎません。私は決意いたしました。自分を老人とは認めず、決して唸り声を出さないことから始めようと思いました。若い人が唸り声を出すのを誰が見たことがありますか？

　さらに、関難の中で師父に助けを求め、多く法を学び、多く功を煉り、内へ向かって探し、発正念をし、善解し、邪悪に反制し、神通を用いるなどする際に、一つの根本的な問題があります。それは苦痛を解消するためか、それとも心性を高めるためか？　身体を楽にするためか、それとも迫害に反撃して衆生を救うためか？　私の心は純粋ではなく、両方の側面があります。これは私が高めるべき点です。さらに、人を救うことに関しても、自分自身の円満成就という私心があります。

　私は法の中で理解しました。何事もそれほど絶対的なものではありませんが、修煉者は同じ型から鋳造されたものではなく、修煉の道はそれぞれ異なります。同じような現象や状態の背後にある原因は千差万別です。他者の模範は当てにならず、安易に便乗することもできません。他者のやり方をそのまま適用しても、必ずしもうまくいくとは限りません。法を師とし、法に基づいて悟り、法に従って修煉しなければなりません。他人が順調に修煉しているのを見て、自分ばかりが苦難続きだと嫉妬し、不平を漏らしたりしてはいけません。ましてや、自分は三つのことをすべてやっているのに、関難が絶えないからといって、大法を疑ったり、師父に不平を言ったりしてはいけません。

　末法の時代に堕落した人間が、大法の中で修め、成就できるのは、師父の慈悲であり、法が偉大だからです。成就できないのは、自身の根基、悟性、あるいは忍耐力に問題があるからです。すべては自分自身の修煉次第なのです。

　私は法の中でこう悟りました。「生死を超えてこそ神である」。「生きて求めるもの無く、死しても惜しまず」（『洪吟』「無存」）の境地の、あの落ち着きやどっしりした感覚が今は体得できています。当然、命や死を軽んじたり放棄するのではなく、人生をおろそかにせず大切にすべきだとも思います。使命を担う大法弟子として命は大法に属しています。いかに困難でも自分勝手に放棄はできず、旧勢力が勝手に奪い去ることも決して許されません。去るにせよとどまるにせよ、すべては師父のご按排によるものです。生死の魔難の前で、ただ命を保とうとするのは人間の心です。たとえ大難にあっても、私は一人ぼっちで死を迎える恐怖はなく、師父の法身が私と共にあるのです。死の直前に子や孫に会えないという後悔もありません。すべて自然体で受け止めています。

　今年2月のある日、まさに同修が「邪悪が命を取りに来ている」と言っていた数日間のことでした。若い同修が私の状態を見て、子供に伝えたい、保険証を預かり、いつでも病院へ連れていけるようにしたい、と言いました。私は保険証を探さず、子供にも知らせないよう頼みました。「私は病気ではなく、医療は修煉の妨げになる」と伝えました。「もし私の命が尽きたら、あなたが望むならその晩見守ってほしい、難しければ翌朝一目見てから子供に知らせてほしい」とも頼みました。後で師父の説法の録音をかけてくれるようお願いしました。別の同修から「あなたは法に基づいて考えいない、発正念で清め、旧勢力に隙を与えてはならない」と諭されましたが、私はこれが自分が直面すべき問題だと感じました。自分の寿命が尽きたのかも、延長できるだけの修煉状態なのかも、世間法を修めたのかも分かりません。しかし、旧勢力は決して冗談を言わず、然るべきものしか制御しません。師父のご按排こそが最善だと信じ、すべてを師父にお任せしています。

　困難の中でも使命を忘れず、三つのことをずっと心を込めて行っています。学法、煉功、発正念すること。、これには中国共産党による国境を越えた弾圧を取り除くことも含まれます。自分で書いたり、同修の体験談や各種募集原稿などを書くのを手伝ったりしています。家は集団学法煉功の場所であり、同修が神韻を見たり、経文、真相資料、明慧ネットなどの視聴覚ファイルを転送し、三退（中国共産党の関連組織の党、団、隊から離脱する）の名簿をまとめることなどもできます。真相コインのプロジェクトに参加しています。大法書を大量に保管しています。機会があれば、対面で真相を伝え、人を救うこともできます。

　法理を理解すれば、心も明るく朗らかになります。たとえ目の不自由さで転んで擦り傷や出血や骨折をしても、まず笑顔になります。身体に不調が現れ、死に直面しても、心が微動だにせず、自身の落ち着きに自分でも驚くほどでした。これこそ大法から得た智慧と力です。修煉者は常人の世界で良いこと（善報・長寿）も、悪いこと（悪報・難病災い）も、すべてが好事です。すべて偶然ではなく、自分が清算・悟り・修める・向上すべき要素があるのです。この万古の機会を大切にし、真に修め大法の「三つのこと」をしっかり行い、師父のご苦労に報い、師父と共に家へ帰ります。

　法会の円満な成功をお祈りします。師父、本当にありがとうございます。師父に叩頭いたします。　同修の皆さんにも感謝します。

　合掌