　【明慧日本2025年12月9日】（台湾明慧記者の報道）明慧ネットの第22回中国法会は、世界の大法弟子にとって毎年の恒例の大集会である。中国共産党（以下、中共）の厳しい迫害下にある中国の大法弟子たちは、修煉の経験や体験を書き綴り、真・善・忍の法理を実践し、自己を修め、師に手伝い衆生を救うかを共有し、大法弟子の無私の智慧と慈悲を体現している。

　台湾の学習者は中国法会の交流文章を読み、大きな励ましと鼓舞を受け、多くの恩恵を受けている。交流から自分との違いと不足を見つけ、正念正行を誓い、比して学び比比して修め、共に精進し、師父の慈悲なる救度のご恩に報いるよう新たに決意した。

　堂々と迫害を伝え、自己を正す決心をする

　20年以上修煉している林さんは、中国法会の交流文章『何ものも恐れず勇敢に真相を伝える』を読んだ感想を、次のように述べている。「私はもともと話が得意ではなく、口を開くことをためらうことがよくありました。作者が自分の言葉の発音がはっきりしないことを気にせず、積極的に外へ出て迫害の実態を伝え、人々が迫害の状況を理解して良い未来を得られるようにしている、その利他的な精神と勇気は、とても励まされました」

　「作者は文中で、法輪大法を迫害した元凶・江沢民を告訴するため、堂々と1人で派出所に行き迫害の実態を伝えたと述べています。その『堂々とした姿』には正気が満ちています！警察があちこちで法輪功学習者を連行している時、作者は毅然と生死を放下し、10数人の警官の前で、江沢民の裏切り行為と法輪大法の素晴らしさを堂々と伝えました。その正義に満ちた光景は、本当に衝撃的でした」

　このほか、作者が自分の欠点を率直に向き合い、積極的に改めようとする決心と忍耐力も、林さんを感服させている。林さんはこう言った。作者は何度も自分に「忍ぶこと」「改める！　必ず改める！　どうしても改めなければならない！」と戒めること言い聞かせ、同修（学習者）に頼んで大きな「忍」の字を何枚も印刷してもらい、家のあちこちに掛けて、常に「忍ぶ」ことを忘れないように注意を促している。

　林さんは言った。「自分を振り返ると、安逸を求める心や嫉妬心など、よくない心がたくさんあります。しかし私は、いつも知らないふりをして向き合いませんでした。同修がこれほど決然として執着を放下しているのを見て、私も正直に向き合い、努力して正していかなければと思いました」

　林さんは同修の無私の共有にとても感謝している。「中国の同修は迫害の実態を伝え、生活の中で着実に修め、常に内に向けて探し、自分を正しています。私はそこに大きな差異に気づきました」

　利益への執着を放下すれば、視野は広々と開ける

　法輪大法を修煉して23年になる陳さんは、中国法会の交流文章『省の進学校の高校生　大法を修めて心性を高める』を読んだとき、棒喝されたように感じ、たくさんの人心と執着に気づいた。

　数日前、陳さんの携帯電話とパソコンが同時に故障した。こんなことは一度もなかったという。陳さんは最近、試練を乗り越える最中で、気持ちが少し落ち込んでいたと話す。「時には逃げ出したくなるときがあって、スマホやパソコンで中国のドラマを見たり、株を見たりしていました。心の中では、スマホやパソコンは正しく善く使うべきもので、法を実証し、人を救うための道具だと分かっているのに、なかなか守れないのです」

　作者がスマホやパソコンに夢中になり、自分では気づかないまま抜け出せなくなっていた場面を読んだとき、陳さんは思わず涙がこぼれました。陳さんは率直に話した。「まさに私自身の状態を言い当てられました。私は目が覚めました！　これは師父が私に啓示してくださったのです。私はしてはいけないことをしていました」。その場で、陳さんは家族の同修に正直に謝った。「私が間違っていた。改める。私は自分を正さなければならない」

　教職に従事している陳さんは、性格が穏やかで、聞き分けの良い嫁である。この30年間、義母の世話をしっかりと務め、口答えをしたことは一度もないという。しかし、心の中ではいつも晴れない思いがあった。「義母は私を本当に大切にしてくれたことがない」と感じていた。最近、義母の生活費と外国人介護ヘルパーの費用をすべて自分が負担しなければならないと知らされた。そのとき、胸いっぱいの不満とつらさが込み上げてきたが、言葉にできず、ただ心の中に溜め込んでいた。こうして心性の試練はなかなか乗り越えられずにいた。

　作者が嫉妬に苦しめられ、陳さんは思わず自分に問いかけた。「これって、まさに私の嫉妬心ではないでょうか？　どうして私の心はこんなに怨みでいっぱいなのでしょうか？　すべてには因縁関係があるのではないのでしょうか？」。陳さんさらに深く自問した。「私は悪者になるのか？　それとも善人になるのか？　私は善を選びたい！　絶対に悪になるまい。それなのに、どうしてこんなに苦しくて、えぐられるような痛みを感じるのだろう？」

　陳さんは、中国本土の同修たちの交流文章をじっくり読み進めるうちに、2カ月間も続いていた心のわだかまりが取れ、ついに視野が開けた。自分の心の奥に、長年積もっていた姑への怨みと嫉妬心を見つけたのである。陳さんは自分に言い聞かせた。「大法弟子は皆、積極的に人を救っています。私はどうして目を世俗の些細なことにばかり向けているのでしょうか？　修煉者は、もっと高いところから物事を見るべきです。師に手伝い衆生を救う道を歩むなら、常人社会のあの程度のことなんて、大したことではないのです！」

　陳さんは顔をほころばせて言った。「実は、修煉の道はすべて師父がすでに按排してくださっていたのです。老人を養うための費用さえ、ずっと前から私に託されていて、私の生活に何の影響もありません。私はこの怨む心を放下し、奮い立って追いつき、師に手伝い衆生を救います。同修の共有に感謝します！　師恩に叩頭して感謝します！」

　比して学び比して修め、不足を反省してさらに精進する

　李さんは2003年に法輪大法の修煉を始めた。法輪大法は素晴らしいと感じ、ずっと歩み続けている。李さんが中国法会の交流文章『修煉は内に向かって探せば　険しい道も平坦な道へと変わる』を読んだとき、作者が文中で何度も自分に問いかけている。「あなたは苦しみを甘んじて受け入れますか？」。李さんも思わず自問した。「私は苦を甘んじて受けられるだろうか？」

　李さんは、自分は苦を嘗めることから逃げないと確信している。「幸運にも修煉できているので、もっと苦を受けられる、私は喜んで苦を嘗めます！」。しかし李さんは正直に認めている。「中国の同修と比べると、自分の苦を嘗める心は実際には十分強くない」

　作者は文中でさらに触れている。夫がたびたび借金を作るが、作者は夫にこう言った。「夫婦は苦楽を共にする。結婚後に起きたことなら、それは私が乗り越えるべき試練です。私は修煉者だから、あなたと一緒に担います」。李さんはここを読んで、心から感動してこう話した。「作者は身を低くし、包容できていて、本当に容易なことではないのです！　自分の不足を省みて、今はできていないが、でも、中国の学習者はできています。私も徐々にできるようになると信じています」

　李さんは、作者が息子への情を抑えている箇所を読んで、同じ母親として、親族の情を断ち切ることの難しさを感じている。そして李さんは理解している。修煉者としては、結局は名・利・情への執着を取り除かなければならず、まして大法弟子には人を救う使命がある。李さんは言った。「私は子どもを守り、養育する責任を果たします。それと同時に、情への執着を少しずつ手放していき、時間を大切にして人を救います」

　これほど多くの中国法会の交流文章を読むことができて、李さんはとても感恩している。李さんは言った。「中国の同修が修煉の歩みを詳しく書き留めてくれたことに感謝します。明慧ネットのチームが苦労して制作してくださり、私たちが比して学び比して修め、共に向上し、さらに精進して人を救います。師父に感謝します！」