　文／日本の大法弟子

　【明慧日本2025年12月14日】私は1994年に法輪大法の修煉を始め、すでに31年になりました。以下に自分の修煉体験を書き、師父にご報告し、同修の皆さんと交流したいと思います。

　幸運にも大法に出会い

　1994年8月のある日、同僚から1冊の『法輪功』を受け取りました。読み終えた後、家族3人で脚を組み、座禅の姿勢を試してみました。私と娘はすぐに両足を組めましたが、夫はできませんでした。夫は「あなたたちには縁があるね。2人で延吉に行って師父の講義を聞いて来なさい」と言ってくれました。そこで私は娘を連れて、延吉で開かれた師父の講義に参加しました。

　1日目の講義を聞いた後、全身に小さなぶつぶつが出て、特に首や脇の下に多く現れました。これは師父が身体を浄化してくださっているのだと分かりました。2回目には、師父がお話しされた通り下痢の症状が現れました。3日目になると、全身のぶつぶつがすっかり消え、肌は以前よりすべすべになり、下痢も治りました。4～5日目には、すっかり健康になり体が軽くなったように感じました。

　師父の講義を聞き終えると、身体がとても軽く感じられ、世界観そのものが変わりました。自分が生まれてきた目的を知り、トラブルに遭った時には、まず自分の問題を探すようになりました。家庭内の出来事も、今では理性的に捉えられるようになり、怒りを感じる代わりに、より幸せを感じるようになりました。

　座禅での不思議な体験
　私は娘を出産した後、腕や脚に痛みがあり、腕はしびれて強い痛みを伴っていました。ベッドに上がったり降りたりする際、手をつくのも怖いほどでした。朝起きると指が思うように動かず、かゆいところをかくことさえできませんでした。医師からは「この病気は根治できず、現状維持が精一杯で、年を取るほど悪化します」と言われ、8年間苦しみ続けました。さまざまな病院に通い、多くの薬を飲みましたが、まったく改善しませんでした。

　修煉してから、ある時、座禅をしていると、両肩が痛くなり、その部分で法輪が回っているように感じました。これは良いことであり、師父が身体を浄化してくださっているのだと理解していました。法輪は肩から下へ、肘、前腕、指へと移動し、指先に達した瞬間、「スッ」と抜けるように出ていきました。すると痛みは消えていました。8年間治らなかった病が、座禅を始めて10分も経たないうちに完全に治ったのです。

　それ以来、冷たい水に手を入れても平気になり、痛みが再発したことは一度もありません。夫も私の身体の変化を見て、大法の超常さを実感し、修煉を始めました。夫婦げんかもなくなり、大法の光に包まれて、家族は毎日和やかに過ごすようになりました。

　真・善・忍の理念で学生を導く
　健康になり、性格も明るくなった私は、仕事にもいっそう心を込めるようになりました。私は地元の小学校で担任教師を務めており、修煉を始めてからは、真・善・忍の理念で生徒を導くようになりました。1999年7月20日に中共が迫害を始めてからも、この姿勢を貫きました。

　ある時、クラスの多くの生徒が宿題をきちんとやってきませんでした。私は内に向けて探し、「これは生徒のの問題ではなく、自分に原因がある」と考えました。そこでクラス全員の前で、「今日は宿題が十分にできていない人が多いですが、先生は皆さんを責めません。これは皆さんのせいではなく、先生がなぜ真面目に宿題をする必要があるのかを、しっかり説明できていなかったからです」と話しました。教室は静まり返り、生徒たちは驚いた表情で互いを見ていました。私は根気よく道理を説明し、これまでのように強制する方法を改めました。それ以来、生徒たちの学習意欲は大きく高まり、自主的に学ぶようになりました。子ども同士でトラブルが起きても、自分に原因がないか考えるようになりました。

　ある日、教室に入ると、普段はおとなしい男子生徒が顔を真っ赤にし、泣きながら棒を手にして人を叩こうとしていました。私が入ると、皆は静かに席に着き、その生徒も棒を置いてうつむきました。私は近づいて、「どうして叩こうとしたのですか」と尋ねました。すると班長が立ち上がり、「先生、彼を責めないでください。責めるなら私を責めてください。私が先に彼を罵ったので、彼が怒ってしまったのです」と言いました。続いて、その生徒も「先生、僕が悪いです。我慢できず、人を叩こうとしてしまいました」と話しました。大法の法理を伝えてきたことで、子どもたちが成長したのだと感じました。それ以降、どのようなトラブルが起きても、学生たちは私に頼らず、自分たちで解決するようになりました。

　誠実で友好的、向上心に満ちたクラスの雰囲気が育ちました。このクラスは学校で最も人数が多く、40人を超えていました。私が用事で教室を離れている時も、班長が自発的に皆をまとめ、自習を始め、宿題まで出してくれました。他の先生からは、「先生が教室にいるのかと思うほど静かで、皆が黙々と宿題をしていました」と言われました。このクラスは文明班に選ばれ、卒業試験の成績も町で上位でした。校長は、「○○先生は法輪功を修煉してから名利に淡泊になり、優秀教師に選ばれても辞退して他の人に譲っています」と話していました。

　1999年7月に中共による法輪功迫害が始まった後、私は恐怖心から学法が緩み、修煉者の基準で自分を厳しく律することができなくなり、身体に病のような状態が現れました。学校は私を気遣い、幼児クラスを担当させてくれました。そこで私は、子どもたちに大法弟子が制作した子ども向けのDVDを見せたり、師父の詩『洪吟』を暗唱させたりしました。授業のチャイムが鳴ると、誰かが始め、クラス全員で一緒に暗唱しました。1学期が終わる頃には、子どもたちは20～30首の『洪吟』を暗唱できるようになっていました。上層部の視察があった際も、黒板に貼っていた内容について何も指摘されませんでした。

　ある休み時間に校内を歩いていると、校庭から「法輪大法は素晴らしい。真・善・忍は素晴らしい」と子どもたちの声が聞こえてきました。子どもたちは遊びながら、互いに追いかけ合い、声を上げていたのです。

　家庭の関を乗り越える
　中共が大法を迫害し始めてから、夫は恐れて修煉をやめました。自分がやめただけでなく、私が修煉することも許しませんでした。私が学法や煉功をしているのを見ると、暴力を振るったり怒鳴ったりしました。当時の私は悟性が低く、恐れの心が強く、正念もなく、こそこそと煉功し、同修とも連絡を取れませんでした。たまに同修の家を訪ねて新しい師父の経文をいただいても、一度読んだだけでこっそり隠していました。学法が緩み、問題が起きても法に照らして見ることができませんでした。北京へ陳情に行こうと切符も買っていましたが、心が正されていなかったため、途中で家族に見つかり、連れ戻されて行くことができませんでした。

　2007年9月初め、私は深刻な病のような状態になりました。修煉への自信を失い、修煉者として自分を見ることができず、地元の病院で検査を受けました。医師から「お腹に腫瘍があり、化膿寸前なので緊急手術が必要です。すぐに県病院へ行きなさい」と言われました。県病院で採血すると、白血球の値が正常値の数百倍にもなっていました。医師は「本人はどこですか」と尋ね、私がそばに立っているのを見ると、「この数値なら担架で運ばれる状態です。あなたはまるで鉄人ですね」と言いました。

　その夜、お腹が激しく張り、医師は原因が分からず、「開腹して確認するしかありません」と言いましたが、私は同意しませんでした。3日目の朝、主任医師から省の病院へ転院するよう勧められました。省病院で多くの検査を受け、「大小さまざまな膿胞があるため手術が必要です」と言われました。しかし手術は先延ばしにされ、夫は「医師に渡すお金が足りないのではないか」と心配して尋ねました。医師は「この病気は特殊で、これまでの同様のケースでは手術しても効果が薄く、再発しやすく、命に関わります。保守的治療を勧めます」と答えました。私は20日余り入院し、退院しました。

　退院後も突然腹痛が起きることが多く、薬が手放せなくなりました。ある日、義父の誕生日祝いに行った際、到着して間もなく激痛に襲われ、帰宅しました。夫が医師を家に呼ぶと、「慢性盲腸炎です」と言われ、漢方薬を大量に処方されました。その後、数日おきに注射を受け、1度始めると7日間続けなければなりませんでした。私は毎日病気に苦しんでいました。

　2008年11月のある晩、私は心の中で「もうこの状態を続けてはいけない。真剣に修煉しよう」と決意しました。その翌朝、同修から電話があり、家に来るよう言われました。行くと、『永遠の物語』のDVDと、師父の『オーストラリア法会での説法』の映像を見せてくれました。私は涙を流しながら最後まで見ました。

　見終わった後、正念が湧き上がり、堂々と修煉しようと決めました。私は夫を恐れず、止められても煉功を続けました。それ以来、家でも堂々と煉功し、同修と学法し、人々に法輪大法の素晴らしさと迫害の実態を伝え、資料を配るようになりました。その時から薬を捨てました。元気になった私の身体の変化を見て、夫は何も言わなくなりました。こうして私は同修と共に修煉し、人々を救う道を歩み始めました。

　江沢民を起訴する
　2015年、江沢民を起訴する動きの中で、私も実名で訴状を書き、最高検察庁と最高裁判所に郵送し、受理通知を受け取りました。6月のある夜、市の当局が夜10時以降に学習者を密かに連行しました。真夜中に、私たちの町の各村で約20人が不当に連れ去られました。翌朝、夫はその話を聞き、タクシーで私を別の地域にある親戚の家へ避難させました。

　その後、家に戻って仕事を続けましたが、当時は各地で同修が連行され、勤務先で連行された人もいました。校長は「学校には使っていない教室があります。もし警察があなたを探しに来たら、そこに隠れなさい。出勤していないことにします」と言って、私を守ってくれました。

　ある日、教育委員会の幹部が学校に来て、「役場と派出所の人が校門の外にいます」と知らせてくれました。当時、正門には鍵がかかっており、その幹部は門を飛び越えて入ってきました。同僚は「早く逃げてください」と言いましたが、私は落ち着いて「今回は逃げません。悪いことはしていませんし、来られても怖くありません」と答えました。結局、警察は別の用事で来ていただけでした。師父があらゆる環境を通して弟子の執着を取り除いてくださっていることに、心から感謝しました。

　日本に来てからも真相を伝え続ける
娘が日本に住んでいるため、2019年に私が来日した後、娘が難民認定申請を手伝ってくれました。師父が、大法弟子が行うべき「三つのこと」をしっかり行う機会を与えてくださったのだと悟り、時間を大切にして励みました。特別な事情がない限り、ほぼ毎日観光地へ行き、資料を配って人々に法輪大法の素晴らしさと迫害の実態を伝えました。

　現在は、毎週4日、午前中に仕事へ行き、朝6時前に大法の資料を持って家を出ます。電車で1時間以上かけて職場へ向かい、仕事が終わると観光地で資料を配ります。帰宅はだいたい午後4時過ぎです。夜は同修とネットで法を暗唱したり、真相を伝えるプロジェクトの交流に参加したりしており、毎日がとても充実しています。

　中共ウイルス（コロナ）期間中は、電話で真相を伝える練習をしました。その後は同修と共にポスティングを行い、最初は地図も読めませんでしたが、次第に同修を案内して投函できるようになりました。娘に頼まれて荷物を取りに行く際も、住所があれば迷わず行けるようになりました。日本に来た夫を電車や地下鉄に乗せて観光地を案内することもできます。これらの智慧は、大法を修煉したからこそ得られたものです。師父に心から感謝しています。

　法を正す時間が限られている中、私はさらに精進し、自分をしっかり修め、三つのことを着実に行い、より多くの衆生を救い、圓満成就して師父に従い、本当の故郷へ帰りたいと思います。

　個人の浅い体験ですので、法に合わない点がありましたら、ご指摘をお願いします。