文／中国の大法弟子

　【明慧日本2025年12月16日】中国の現代社会おいて、男女が結婚するには、政府の行政部門で結婚届を提出し、婚姻届受理証明書を取得しなければなりません。逆に、離婚にも離姻関係を解消するための離婚届受理証明書が必要です。離婚届証明書を取得せずに別居した場合、婚姻関係は解消されません。一方婚姻届受理証明書を取得せずに夫婦として同棲することは、不法同棲に該当します。これは法的な観点からの判断であり、道徳的な観点からは、不貞行為にあたり、良識ある人々から軽蔑される行為です。

　不法同棲という表現があったのは以前のことで、これは道徳的に非難される風潮があったものの法律上は禁止されていなかった。2001年の婚姻法改正やその後の2021年の民法典への統合により、「非法同居」という法律用語は廃止され、未婚カップルの同棲は違法ではないが法的な保護はない。例えば未婚の同棲カップルは、法的な権利（財産分与、相続権、医療・年金などの社会保障給付など）を享受できない。ただし、既婚者との同棲は、違法であり、刑事罰の対象となる可能性がある（重婚や配偶者以外との同棲は禁止されている）。

　現在の邪党が支配する社会では、人々の思想・道徳は極度に堕落し、善悪が逆転し、悪いことや邪悪なことがかえって正常とされ、さらには誇りに思われるようになっている場合さえあります。

　男女間の婚姻の問題は、修煉者にとって非常に厳粛な問題です。正しく対処しなければ、自分に災いを招き、大きな魔難や危険につながることがあります。

　教訓1： A同修はかつて色欲で大きな過ちを犯したことがあります。後にAの妻が亡くなりました。B同修は夫と長期間別居しており、AとBは同棲しました。その後Aは病業で亡くなりました。

　教訓2： C同修の夫は何年も前に亡くなっていたので、長く独居生活をしていました。C同修は衆生に真相を伝えたことを理由に邪悪に迫害され、収監されました。解放された後、ある男性と同棲し、その後C同修は病業で亡くなりました。

　教訓3： D同修は長年放浪生活を送り、共に活動していた女性同修と男女関係を持ちました。その後、自転車事故を起こし亡くなりました。

　その他にも、男女関係に適切に対処できなかったために労働教養や刑罰による迫害を受けた例、脳梗塞・心筋梗塞・半身不随などの病業が現れた例、さらには交通事故で死亡した例も多くあります。

　修煉者が男女関係の問題を起こすと、旧勢力は決して見逃しません。したがって、この問題には厳粛に対処しなければなりません。世間の風潮に流されてしまえば、自らのこれまでの道程と誓約を破壊してしまうことになります。