　【明慧日本2025年12月18日】（明慧特派員による報告）2025年11月下旬の情報によると、吉林省蛟河市の60歳代の法輪功学習者（以下、学習者）・王秀蓮さんが、現地の裁判所により不当に懲役3年6カ月を宣告された。具体的な経緯は現在明らかになっていない。

　王さんは法輪大法を修煉し、「真・善・忍」の原則に従って良い人であろうと努めた結果、心身ともに大きな恩恵を得ていた。しかし、中共当局による迫害の中で、2012年には秘密裏に懲役3年6カ月を宣告され、吉林省女子刑務所で迫害を受けていた。

　王秀蓮さんらが連行された経緯

　2023年10月27日午前9時頃、蛟河市公安局河北街派出所の警官らが学習者・劉慧清さん宅に押し入り、王秀蓮さんと劉さんを連行した。同じ頃、別の警官らが学習者・袁恩柱さん宅にも押し入り、袁さん夫婦（袁恩柱さん・張淑琴さん）を連行した。

　同日正午、王さんは蛟河市公安局天崗派出所に移送されたが、午後2時頃には再び河北街派出所に連れ戻された。警官らは王さんに対し、劉慧清さん・袁恩柱さんとの関係を執拗に尋問したという。天崗派出所の「大原」と呼ばれる警官は、紙を巻いた棒で王さんの頭部を叩き、「50冊以上の真相資料を配布しただろう」と強要した。

　2023年10月28日午後9時、王秀蓮さんと劉慧清さんは身体検査が「不合格」とされたため、取保候審で帰宅を許された。一方、袁恩柱さん夫婦は留置場へ移送され、不当に拘禁された。

　その後、2024年7月29日・8月6日、袁恩柱さん・張淑琴さんは吉林市下轄の舒蘭市裁判所により、それぞれ不当に懲役3年2カ月を宣告され、吉林省第二刑務所および吉林省女子刑務所に移送され迫害を受けた。

　王秀蓮さん、放浪生活を余儀なくされ 2025年再び連行される

　2024年11月、蛟河市公安局の担当者・潘全野から「公安局へ来るように」と電話連絡を受けた王さんは、指示に従って公安局へ向かった。しかし、舒蘭市検察庁へ連れて行かれ、「裁判までの保釈」の名目で手続きが強要された。

　王さんは、これは蛟河市公安局による新たな構陷であると判断し、数日後に蛟河市を離れ、放浪生活を余儀なくされた。

　2025年7月10日頃、半年以上放浪生活をしていた王秀蓮さんは、広西壮族自治区で現地警官により連行され、その後蛟河市の警官らによって吉林市留置場に移送された。

　その後も公安・検察庁・裁判所による構陷は続けられたが、具体的な過程は明らかではない。2025年11月下旬、王さんが不当に懲役3年6カ月を宣告されたことが確認された。

　王秀蓮さんが受けた過去の迫害

　2011年12月23日の夜、王秀蓮さん・丁玉彬さん・李淑梅さん・李学花さんの4人の女性法輪功学習者は、タクシーで蛟河市白石山鎮後柳村へ向かい、法輪功の真相資料を配布していたところ、蛟河市公安局白石山派出所の警官に連行された。その後、蛟河市公安局の国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関）に移送され、拷問を伴う取り調べを受けた。2011年12月25日、4人の学習者は吉林市大蘭旗小白山留置場に劫持された。

　その後の9カ月間、王秀蓮さん・丁玉彬さん・李淑梅さん・李学花さんの4人の学習者は留置場で強制労働をさせられ、蛟河市裁判所により秘密裏に不当に判決を宣告された。

• 李学花さん：懲役5年

• 李淑梅さん：懲役4年6カ月

• 王秀蓮さん・丁玉彬さん：懲役3年6カ月

　2012年9月中旬、4人は吉林省（黒嘴子）女子刑務所に移送され迫害を受けた。

　さらに2015年6月16日、冤罪刑期を終えて間もない王秀蓮さんは、蛟河市河北街派出所の片警・姜佰勝らによって沙河子洗脳班に強制連行され、5日間不当に拘禁された。

　現在60歳代の王秀蓮さんは、地元の公安局・検察庁・裁判所による新たな構陷により、再び不当に懲役3年6カ月を宣告されている。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照して下さい）