文／中国の大法弟子

　【明慧日本2025年12月18日】私は1999年3月に大法の修煉を始めました。当初、私は一字も読めない文盲でした。その頃、大法がちょうど私たちの村に伝わり、たくさんの人が学法に行っていました。私もそれについて行きましたが、修煉が何かも分からず、ただ「大法は素晴らしいものだ」と感じていました。

　文字を識った不思議な体験

　学び始めて10日目、世話人が皆に「『轉法輪』が欲しい人はいませんか？　請求してきますよ」と言いました。その時、多くの人が「私たちは字が読めないから、本があっても読めない」と言いました。私は「この法はこんなに素晴らしいのだから、1日に一文字覚えれば、いつか全部読めるようになる」と思い、急いで「私は要ります」と言いました。こうして世話人は宝の本を私のために持ってきてくれました。

　『轉法輪』を受け取った私は何も考えず、暖房ベッドに座って本を開いて読み始めました。すると驚くことに、ほとんど全ての字が読めるのです！　「本当に文字が読めるようになったのか？　それとも自分の思い込みなのか？」というのも、私は何十年も生きてきて、本がどんなものか、字がどう書かれているか、横画と縦画の区別すら知らなかったのです。それなのに、どうして突然字が読めるようになったのでしょうか？

　私は「本当に読めるようになったのか」確かめるため、字の読める人を探すことにしました。そこで裏庭に住む義姉（兄嫁）の家へ行きました。彼女の家には学校に通う子どもが二人いました。私は子どもたちに見てもらいながら、本を一字一字読んでみせました。

　すると二人は驚いて暖房ベッドの上を転げ回りながら笑い、「叔母ちゃんが字を読んでる！　どこで覚えたの？」と大笑いしながら言いました。

　私は本当に読めているのだと分かり、大喜びで家に帰りました。そして宝の本を抱きしめ、真剣に読み始めたのでした。

　いつの間にか夫が帰ってきていて、私がベッドに座って本を読んでいるのを見ると、とても不思議そうに「おまえ、何してるんだ？」と聞いてきました。

　私は「本を読んでいるのよ」と言いました。

　すると夫は、「字を一つも知らないのに、本なんて読めるわけないだろう！　そんな芝居はできないぞ」と言いました。

　私は「本当に読めるようになったの。本当に字がわかるようになったの。信じなければ読んで聞かせるから」と言い、一字一字読んでみせました。

　夫は本を取り上げて確認しましたが、本当に一字一句間違えていませんでした。

　これには夫もとても驚き、「誰が教えたんだ？　どうやって覚えたんだ？」と聞いてきました。

　その頃の私は、師父が私の「本当に修煉したい」という心を見て、智恵を開いてくださったのだとは知る由もなく、ただ本を手に取ると読めるということだけわかっていました。私は「誰も教えていないわ。本を手に取ると、自然に字がわかるの」と言いました。

　この出来事は地域で不思議な噂として広まり、人々は大法の素晴らしさ、師父の偉大さを知ることになりました。

　脚が治った不思議な出来事

　1999年7月に迫害が始まった後、娘は私を迎えに来て娘の家に住まわせました。その後の6年間、私は『轉法輪』を見ることも、同修と交流することもありませんでした。

　その期間のある日、突然、両脚が動かなくなりました。二本の脚はまるで麺のようにぐったりと力が抜けてしまい、自分のことは何一つできなくなりました。お風呂に入るのも、娘が私を浴室まで引きずって連れて行き、終わったらまた引きずって出してくれる状態でした。娘は心配と焦りで泣き出してしまい、どうにもならず、私を無理やり病院に運び込み、注射を受けさせました。

　入院している間、私は「どうしてこんなことになったのか。これは修煉者の状態なのか？　どうしてこのような状況が起きてしまったのか？」　、「だめだ、こんなふうに座して死を待つわけにはいかない。私は功を煉らなければ。私を救えるのは大法だけだ」と考えました。　

　そこで、周りの人が皆休んだ後、私は全身の力を振り絞ってベッドの端まで移動し、立てないので座ったまま動功を煉り始めました。すると少しずつ脚に力が戻ってくるのを感じました。私は試しに立ち上がろうとしました。

　こうして16日ほど続けるうちに、私は完全に回復し、無事に退院することができました。

　家に帰ってから、私は自分の家に置いてあった『轉法輪』の宝の本を娘の家へ持って行きました。それ以来、この宝の本から離れたことがありません。今では私はこの宝の本を完全に暗記し、頭の中にすっかり収めています。

　ここにちょっとしたエピソードがあります。かつて私が入院して脚を治療してくれたという、あの病院のことです。病院の人は「脚を治してあげた」と言って評判が広まり、多くの人がその病院に治療を受けに行きました。しかし結果はどうだったでしょうか。私以外の誰一人として治る人はいませんでした。病院側は、当病院の医師が治したのだと思っていましたが、本当はそうではありません。あれは、大法の威力が人間界に現れたものだったのです。

　交通事故の奇跡

　私の姉も大法を修煉しており、姉もまた学歴がありませんでした。毎日、学法のときは娘の子どもが一字一字教えてあげていました。姉は心をこめて学び、娘の子供も一生懸命教えてくれたので、大いに恩恵を受けていました。

　ある日、姉の娘の子供が夜の学校を終えて帰宅する際のことです。姉の娘が自転車で迎えに行きました。その時すでに外は真っ暗でした。姉の娘は子供を自転車に乗せ、あるトラクターの後ろを走っていました。トラクターの後ろには大きな鉄板があり、前方の視界を完全に遮っていたため、前の道路状況が全く見えませんでした。

　姉の娘は、子どもを連れて早く家に帰ろうと急いでいて、トラクターを追い抜こうと横から抜けました。自転車の速度もかなり速く出ていました。ところが、ちょうどその瞬間、反対側から猛スピードで走ってくる大型トラックが迫っていたのです。避けようにも間に合わず、「ガン！」という大きな音とともに、子どもが大型トラックの下に転がり込むのが見えました。

　姉の娘は気が動転し、何もかも忘れて大型トラックの後ろを走って追いかけ、子どもを探し、大型トラックはさらに十数メートル走ってからようやく停まりました。

　トラックの下をのぞいても子どもはいません。子どもは何事もなかったかのように道路の脇に立っていました。体には土ひとつ付いていませんでした。

　振り返って見ると、自転車はぐしゃぐしゃにねじれ、まるで撚った縄のように変形していました。あれほどの大事故だったのに、母子ともにまったくの無傷だったのです。もし師父のご加護がなければ、結果は想像に難くありません。

　子どもは毎日、祖母に文字を教えていただけなのに、それだけでこれほど大きな福報を得たのです。

　家族全員の師父への感謝は、人間のどんな言葉でも表しきれません！

　師父の慈悲深いご加護に感謝いたします。私たちへの慈悲なるご救度に、心から感恩申し上げます。