文／中国の大法弟子　明法

　【明慧日本2025年12月21日】中共ウイルス（武漢肺炎）の流行前の数年間、私はずっと集団学法に参加していました。2020年にコロナが始まってからの数年間は、集団学法はほぼ停止していました。コロナがほぼ収束した後、私は集団学法の重要性に気づき、再び、集団学法を再開し、積極的に皆の参加を働きかけるようになりました。以下に、最近しばらくの間、集団学法を行った後に見られた変化について、簡単にまとめます。

　一、全体として心性が向上した

　集団学法は、師父が私たちに残してくださった修煉の形です。集団で法を学ぶことによって、皆の心性は全体的に速やかに向上し、法理がより明確になり、修煉もいっそう精進するようになりました。

　A同修は1999年の「7.20」以前から修煉している大法弟子で、当時は法輪功の輔導ステーションで輔導員のボランティアも務めていましたが、ここ数年は連絡が途絶えていました。その後、Aさんの奥さんが病気で介護が必要なため、外出が難しいということを知りました。何度も連絡を取り合った末、ようやくAさんと会うことができました。私はAさんの自宅を訪れ、彼と一緒に法を学び、何度か交流しました。

　当初はAさんの家に学法拠点を設けようと考えましたが、その後、学法の時間がそれぞれ合わないため、同修の提案により、Aさんに別の学法小グループの集団学法に参加してもらうことを検討しました。そのためには、Aさんが家を出て参加する必要がありました。家では病人の世話もしなければならない状況があるため、Aさん自身が時間をうまく調整し、妨害を排除して外に出てくる必要がありました。

　Aさんは集団学法に参加することをとても望んでいましたが、当初は時間に少し余裕がなく、話し合った結果、開始時間を少し後にずらし、Aさんが時間に追われ、慌てたり、遅刻したりしないようにしました。グループの同修が集まって学法を行った後、皆で交流し、切磋琢磨しました。Aさんは「このグループの集団学法に参加できて本当にうれしいです。とても幸せで、大切にします」と話していました。

　ある時、手元に真相紙幣がなかったため、Aさんに少し用意してほしいと頼みました。しばらくしてから、Aさんが真相紙幣を持ってきてくれましたが、私は「もう手に入ったので、今回は無くて大丈夫です」と言いました。すると、別グループの同修が受け取りました。真相紙幣を待っている期間中に、ほかの同修からも真相幣をもらっており、数が多くてすぐには使い切れなかったため、その時は受け取らなかったのです。

　後になって、この件でAさんがとても不快に感じていたことを知りました。私の頼みで、Aさんが苦労して用意してくれた真相紙幣を、結局私は受け取らなかったため、不快を感じていました。私はその時、特に問題だと感じていませんでしたが、後から振り返ってみると、これは私の言い方が真実味に欠けていたことが原因で、同修に混乱を与えてしまったと気づきました。その後、Aさんも考えが整理でき、怨みの心を持つべきではなく、怨恨心を修めて取り除き、皆が互いに理解し、協力し合うべきだと悟りました。

　Aさんは家の病人の世話をする中でとても苦労に耐えていましたが、長く続くうちに、どうしても怨みの心が生じてしまうことがありました。私たちは皆、Aさんに対し、常に修煉者としての心構えを保ち、自分自身をしっかり律してこそ、法を実証することができると励ましました。

　学法グループでは、時間を取って功法の動作を正すこともあり、師父の功法ビデオと照らし合わせることで、Aさんの一つの動作が修正されました。また、学法小グループで、Aさんが抱えていたパソコンに関する問題も、すべてその場で速やかに解決することができました。

　私とB同修は、小組での学法の後にパソコンを使う必要があり、パスワードを入力する際、ある文字が入力できませんでした。私は「別のキーを使えば入力できますよ」と言いましたが、Bさんは自分の考えにこだわり、そのことで少し言い争いになりました。その後、私たちはそれぞれ内に向け非を探し、私は自分の強引な一面や争いの心に気づきました。当時は、人心でBさんを頑固だと見ていました。しかし、修煉には偶然のことはなく、小さい事もありません。師父はあらゆる機会を利用して、弟子に存在する執著心を露わにし、それを取り除かせてくださっているのだと悟りました。

　学法小グループでは、ある時CさんとDさんが携帯電話を持参したことをめぐり、トラブルになりましたが、その後、双方が内に向け非を探すことで、それぞれ自分の問題点を見つけることができました。Cさんは、自分に短気なところがあり、話し方に十分な思いやりがなかったことに気づきました。Dさんも、ほかの同修との交流を通じて、携帯電話の安全性に十分注意していなかったこと、また人から指摘されるのを嫌がる心があったことに気づきました。

　学法小グループはさらに拡大し続けており、最近も新たに同修が加わっています。皆で力を合わせ、まだグループに参加していない同修にも、参加してもらえるよう努力を続けています。

　小グループでの集団学法に参加することで、皆が大きな収穫を得ています。皆で一緒に明慧ネットの法会の原稿募集に積極的に参加し、祝祭日には師父へのご挨拶カードを作成するなど、さまざまな活動に取り組んでいます。集団学法は、皆を全体として向上させただけでなく、結束力もいっそう高めてくれました。

　二、師と法をより深く信じ、真相を伝え人を救う

　集団学法の際には、まず皆で時間どおりに15分間、正念を発します。その後、師父の『論語』を集団で暗唱し、続いて『轉法輪』の一講を学びます。学法が終わった後は、それぞれが「三つのこと」をしっかり行う実践と結び付け、その日の学習内容について交流し、体験や気づきを語り合います。

　Aさんは、自分が病院で家族の付き添いをしている時のことを語ってくれました。毎日欠かさず、五式の功法を最初から最後まで通して煉功しており、病院の医師や看護師も特に干渉することはありませんでした。Aさんは70代ですが、毎日とても精力に満ちており、病院にいる多くの患者やその家族は皆、驚き、感心していました。Aさんはその機会を利用して、彼らに真相を伝え、三退（中共の党・団・隊組織からの脱退）を勧めていました。時には時間を見つけて、真相資料を持って配布しに出かけることもありました。

　Bさんは配車アプリのドライバーをしており、安全に十分注意しながら、自分の立場を生かして乗客に伝統文化の素晴らしさを語り、善念を呼び起こしています。Cさんはこの2年間で修煉に戻ってきた同修ですが、集団学法に参加してから向上がとても早く、家庭内の環境もよく整えられています。Cさんが接することのできる同修たちも、積極的に真相を伝え、人を救っています。Dさんは一貫して対面で真相を伝え、三退を勧め続けています。

　私も機会を利用して、真相USBメモリーを配布したり、真相紙幣を使ったりしながら、接する人々に真相を伝え、三退を勧めています。小グループでの集団学法を通して、私たちは皆、どのような事に遭遇しても、師を信じ、法を信じることを100パーセント揺るぎなく堅持し、高い基準で自分を律しなければならず、迷いや曖昧さがあってはならない、特に病業の仮相に直面した時には、その認識もますます確固たるものになってきた、ということを認識するようになりました。

　正法が終盤に差しかかったこの最後の時に、すべての同修が集団学法に参加し、法の上で精進し、「三つのこと」をしっかり行い、より多く法を学び、より多くの人を救い、最後の道を着実に歩み切ることができるよう願っています。