　【明慧日本2025年12月25日】私は1999年3月に大法と出会いました。修煉を始めてまだ1カ月ほどの頃、師父が私の身体を浄化してくださいました。漢方医学でも西洋医学でも治らなかった30年以上の胃の持病や痔、声帯ポリープの手術後に残った声のかすれなどが、すべていつの間にか消えてしまったのです。

　大法の不思議さは、病が癒えることだけにとどまりません。修煉を始めた初めの頃、法輪が体のあちこちで回転しているのをはっきりと感じました。その神秘的で心地よく、確かな感覚は、法輪が本当に自分の体内に存在していると信じるに十分なものでした。静功を煉っていた際には、天目で自分の世界の護法神が見えました。鋼の兜と甲冑を身に着け、威厳に満ちていました。また、観音菩薩が天から降りてこられ、その左右には天女が従っている姿も見えました。

　これらを実際に体験し、この目で見た神秘で尊い出来事は、私が大法を深く信じ、決して揺るがない理由となっています。

　 大法を堅く信じて

　1999年3月に大法の修煉を始めた私ですが、わずか4カ月後には中共による残酷な迫害が始まりました。天地を覆うようなデマや中傷、弾圧は、まるで黒い雲が頭上を押しつぶすかのようで、人々は息もできないほどでした。

　修煉を始めてまだ日が浅かった私ですが、師と法を信じる心は揺らぐことなく、決して壊れることはありませんでした。

　中共の残忍な手口に私が驚かなかったのは、それが初めてではなかったからです。私は文化大革命という10年にわたる大惨禍を身をもって経験し、私の家族もその犠牲になりました。当時、農場の責任者だった父は「右派」として糾弾され、牛棚に監禁され、鞭で打たれた傷跡はいまでも肩に残っています。15歳だった私は家を追われ、父が名誉を回復するまで家に戻ることができませんでした。この体験は、生涯忘れられない深い傷として心に刻まれています。

　そして今、中共は同じやり方で大法を迫害し、仏を修め善を目指す大法弟子を弾圧しています。その邪悪さは極みに達しています。だからこそ、私は中共に屈することなく、むしろ大法への正しい信念はいっそう強くなり、これからも最後まで修煉し続ける決意を固めています。

　 着実に修める

　大法を得たばかりの頃は「修煉とはどういうものか」が分からず、法を学び、功を煉り、資料を配ることがそのまま修煉だと思っていました。毎日忙しくしていたので、むしろ自分はよく修れているのだと勘違いしていたほどです。問題が起きても「あなたが悪い、私が正しい」と争い、強い自我を手放せず、口を慎むこともできず、内に向かって反省することもできませんでした。そのため、修煉の道で多くの後悔を残すことになりました。

　しかし、学法を深め、さらに明慧ラジオで同修たちの交流を聞くうちに、私は大いに助けられました。同修の交流を読むことで、どのように大法で自分を指導するのか、修煉中の問題をどう見つめるのか、そしてどのように実際の行動へとつなげるのかが分かってきました。その過程で、心性も大きく向上しました。

　心性を高めたことで、病業の假相（かそう）が消えた

　数年前のことです。学法グループに行って学法をしていたとき、文字が二重に見えるようになりました。本の字が一行重なって見え、文章として読めません。試しに左目を手で覆ってみると普通に読め、右目を覆うと文字がぼやけて読めません。どうやら左目に問題が起きているようでした。そこで仕方なく左目を覆ったまま学法を続けました。

　学法を終えて帰るために階段を下りようとしたときも、二重に見えて足を踏み出すのが怖くて、左目を覆ったまま降りました。道を歩いているときも、人が二重に見えます。こちらに数人いて、少し離れた場所にも別の数人がいるように見えるのですが、左目を覆ってよく見ると、それは一組の人たちでした。

　私はとても重い気持ちになりました。これは自分の修煉に問題があるのだと感じ、内に向かって探してみましたが、そのときは何も見つけられませんでした。

　ある日、学法をしていると、同修である姉がまた字を読み間違えました。私は心の中でとても苛立ちました。その字は何度も指摘してきたのに、姉はなかなか直さず、しかも私にこう言い返したのです。「意味が分かればいいでしょう。あなたは細かすぎるよ！」
その言葉を聞いて私はとても不愉快になりました。「私はあなたのためを思って言っているのに。こんなに学法が不真面目で、法理が開けるはずがない」と。そこから私は姉に対する怨みの心を抱き、陰で他の同修と「高校まで出ているのに、どうしてこんなにできないの？」と愚痴まで言っていました。

　ところが翌日の学法で、ちょうど第四講を学んでいる時、師父の法が私に気づきを与えてくれました。――私が姉に対して情を抱きすぎていたのだ、と。「家族なのだから、私の言うことを聞くべきだ」という思い込みがあり、話すときの口調もきつく、思いやりがなく、姉の気持ちなど考えていませんでした。いつも「あなたが間違い、私は正しい」と争い続け、人の次元から抜け出せていなかったのです。さらに、見せかけの優越感、争う心、姉を見下す心……そんな執着を抱えたままでは、どう修煉できるというのでしょうか。

　私は考えを改め、これらの人心を放下することにしました。法に照らして、他人を思いやる心で物事を見るべきだと気づいたのです。そう思った瞬間、師父がこれらの悪いものを取り除いてくださり、心が善に満ち、話し方も穏やかになりました。すると、姉は本当に良いところがたくさんあるのだと、自然に気づけるようになりました。

　大法は私を熔かし鍛えてくださり、心性を高めてくれました。気づけば、学法するときに目を覆う必要がなくなっており、視力が戻っていたのです。学法も、階段の上り下りも、歩くのも何の問題もなく、夜に灯りを消してから電子版の『各地での説法』を読むことまでできるようになりました。今でも視力はとても良いままです。

　内に向けて探すことは、本当に法の宝です。師父に感謝致します。と大法を修煉できることは本当に素晴らしいです。

　私心を修めて取り除く

　修煉を始める前の私は、非常に私心が強く、いわゆる「けち」な人間でした。幼い頃、家が貧しかったため、節約する生活が習慣になり、少しずつお金を貯めても、良い服は買えず、おいしいものや贅沢品などはさらに買えず、つつましく貧しい暮らしを続けていました。

　しかし修煉を始めてから、師父は「今後、何かをするときには、まず他の人のことを配慮して無私無我で、なおかつ他人を先に、自分をあとにするという正覚にまで修め遂げなければならないのです」『精進要旨』の「佛性に漏れなし」を持たなければならないと教えてくださいました。それ以来、私は修煉の中で自分の私心を取り除くよう努力してきました。

　ある時、嫁が商売のために資金が必要になり、私に「少し助けてもらえないか」と相談してきました。その時、手元にある分と定期預金を合わせて10万元ほど持っていました。しかしその定期預金は満期までまだ3カ月あり、利息が約2千元つくところでした。今解約してしまえば、その2千元は無駄になります。一方では、嫁は急ぎでお金が必要です。

　どうしようかと迷い、夫と相談した結果、利息を諦めて、お金を取り崩して子どもたちに渡すことにしました。息子も嫁もとても喜び「お母さんがこんなにたくさん出してくれるなんて思いませんでした」と感心していました。

　私は心の中で分かっていました。もし私が大法を修煉していなかったら、絶対にこんなことはできなかった、と。常人の考えでは「年を取ったら自分のためのお金を残すべきだ」と言われます。しかし、私は修煉者です。私は師父の教えに従わなければなりません。

　衆生を救う道を歩む

　私は、人を救うことこそが自分がこの世に来た史前の大願であり、自分の責任であり使命であると分かっています。だからこそ、この道をしっかり歩まなければなりません。

　ある日、私は朝市へ野菜を買いに行きました。この朝市は大きくはなく、周辺の農家の人たちが自分の畑で育てた野菜を持ってきて売っている場所です。私はあるおじいさんの店先で野菜を買いながら、真相を伝えたいと思い、こちらから声をかけて話をしました。

　おじいさんは「今は野菜を売っても大して儲からないよ。生活は大変だよ」と言いました。

　私は「法輪大法はすばらしい、真・善・忍はすばらしいと心の中で念じていれば福が訪れますよ」と伝えました。

　するとおじいさんは、「あなたはまだそんなものを信じているのかい？」と言いました。
私は「私は修煉して20年以上になりますが、その間、一度も薬を飲んだことも注射を打ったこともありません。ずっと健康です。テレビで流された内容は作り話で、人をだますためのものでした。天安門の『焼身自殺事件』は政府が作り上げた完全な偽造事件で、人々に法輪功への憎しみを植え付けるためのものでした。その後、国際機関の調査でも『偽火』として認定されています着実に修める」

　さらに続けて、貴州省平塘県掌布郷の観光地に、500年前に山から落ちて割れた巨石があり、その断面に「中国共産党亡」という6文字が現れていること――これは天意ではないでしょうか、と話しました。「天意には逆らえませんよ」と。

　すると、おじいさんは「天意に従って、流れに逆らわずに生きることだね」と言いました。私は「この人はなかなか教養があるな」と思い、党や共青団・少年先鋒隊に加入したことがあるか聞いてみました。すると「赤いスカーフ（少先隊）をしただけだよ」と言うので、その場で喜んで少先隊からの脱退に同意してくれました。

　夫には最も親しい同級生がおり、その人はある会社でトップの役職についていました。彼がまだ現役だった頃、ある日、彼と奥さんにばったり会ったので「三退して身の安全を守ること」について話をしました。すると奥さんは不安そうに「私たちはまだ職場にいる身だから、そんなことは軽々しくできません。冗談ではすまされないのですよ」と言い、慌ててその場を立ち去ってしまいました。

　その後、2人が退職してから重い病気になり、私たちはお見舞いに伺いました。そして、心から「法輪大法は素晴らしい」、「真・善・忍は素晴らしい」と念じるよう伝え、平安のために党を脱退することを勧めました。すると2人とも快く中共組織からの脱退に同意してくれました。

　さらに、妹が大法の真相を伝える音声プレーヤーを彼らに届け、より深く真相を知ることができるよう助けてくれました。今ではお2人とも大法の恩恵を受け、健康を取り戻しています。

　数日前、弟に食事に招かれて家へ向かう途中、1人の年配の女性から「○○というバス停へはどう行けばいいですか？」と道を尋ねられました。私は「私も同じ方向へ行くので、一緒に行きましょう」と言い、道すがら話をしながら歩きました。

　少し歩くごとに、私は振り返って彼女を待たなければなりませんでした。歩くのがとてもゆっくりで「心臓が悪くて、少し速く歩くと息が切れてしまうの」と言いました。私が年齢を尋ねると「68歳です」と答えました。「私はあなたより6歳年上ですよ」と言うと、彼女はとても驚きました。

　私は「私がこんなに元気でいられるのは、法輪大法を修煉しているからですよ。法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしいと念じていれば、身体は良くなりますよ」と伝えました。彼女は「ありがとうございます」と言いましたが、私は「私ではなく、大法の師父に感謝してくださいね」と答えました。

　最後に、彼女は喜んで中共の関連組織から脱退し、また一つの生命が救われました。

　20年以上の修煉の中で、師父は私に数え切れないほど多くの恩恵を与えてくださいました。私は神さえも羨むような大法弟子にしていただきました。その恩恵は、人間の言葉ではとても言い尽くせません。

　ただ一言――
　師父に感謝します！　大法に感謝します！